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Blog 2024年7月13日 MARIGOLD SUMMER DESTINY2024

2024.07.14

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2024年7月13日 MARIGOLD SUMMER DESTINY2024

MARIGOLD SUMMER DESTINY2024

2024年7月13日(土) 東京・両国国技館
(観衆3058人)

試合詳細レポート

 

シングルマッチ 10分1本勝負
○瀬戸レア 8分23秒
体固め
南小桃●

 南が握手を張り飛ばして拒否してからドロップキック。さらにロープに飛んでのドロップキック連発。5発目を避けた瀬戸がロープに飛んでドロップキック。フォールも2

 

 瀬戸はガットショットからストンピング連打。ボディを蹴り上げてから再度ストンピングを連打し、コーナーに振って串刺しドロップキック。髪を掴んでフェイスバスターからフォールも2

 

 瀬戸は脇固めから羽折り固めへ。そのままキャトルミューティレーションで捕らえる。南はなんとかロープに足を伸ばしブレイク。

 

 瀬戸はストンピングからボディを蹴り上げ、髪を掴んで引き起こすも、エルボーの打ち合いへ。南がエルボーからボディスラム。すぐに瀬戸が立ち上がリボディスラムで返しフォールも2

 

 瀬戸は投げようとするが、南が逆にボディスラム。

 南は引き起こすもエルボーの打ち合いとなり、南がエルボー連打からロープに押し込む。南はビンタも瀬戸もビンタで張り返し、ガットショットから髪を掴んでエルボーを打ち込みロープに振ってエルボー。避けた南がライダーキックを突き刺し、ドロップキック連発からフォールも2

 

 南はぐるぐる腕十字も、瀬戸はそのまま潰してフォール。南は2でクラッチを切って伸ばし、瀬戸はロープに足を伸ばしブレイク。

 

 南はロープを使った腕ひしぎもレフェリーが注意しブレイク。

 

 南はロープに飛んで腕への低空ドロップキックから、逆さ押さえ込みも2。続けてスクールボーイも2。さらに首固めも2

 

 南はロープに飛んでランニングエルボー。さらに引き起こして背中を叩いてからロープに飛んでドロップキック。避けた瀬戸がストンピングから引き起こし、エルボー連打でロープに押し込む。さらにロープに振ってドロップキック。続けて四方のロープに飛んでのドロップキック連打から、低空ドロップキックを突き刺しフォールも2。再度フォールも2。再々度フォールも2。再々々度フォールし3カウント。

 

<試合後コメント>

 

瀬戸レア

「(泣きながら)再デビュー、できました。ブランク半年、こんなにも自分駄目かって、不甲斐ないです。自分の不甲斐なさ、対戦相手の小桃選手にも、申し訳ないです。でも、今日、小桃選手、自分の再デビューの相手してくれてありがとうございます。また対戦したいです。お願いします」

 

※南小桃はノーコメント

タッグマッチ 10分1本勝負
後藤智香 10分00秒
時間切れ引き分け
田中きずな
天麗皇希 ビクトリア弓月

 先発は田中と皇希。ロックアップからリストの取り合い。田中がヘッドロックから首投げで倒しボディシザース。皇希が切り返しグラウンドの攻防から田中がヘッドロックで取り直し、皇希が切り返してヘッドロックで絞り上げるとグラウンドへ。田中はヘッドシザースで抜けるが、皇希がガットショットからロープに振ってラリアット。田中が避けてネックブリーカードロップから弓月にタッチ。

 

 弓月はドロップキックからロープに振ろうとするが、皇希が逆に振るも弓月はコルバタで投げて顔面への低空ドロップキック。

 田中が出てきて、弓月が皇希を田中に振ると、田中がエルボーから弓月が背中にドロップキック。田中がスクールボーイからダブルの低空ドロップキックを突き刺しフォールも2

 弓月はロープに飛んで、スライディングキックも、避けた皇希がロープに飛んで顔面にビッグブーツ。さらにエプロンから後藤がヒップバットを叩き込み、ロープに飛んでダブルのビッグブーツ。フォールも2。皇希は後藤にタッチ。

 

 後藤は逆エビを狙うが、弓月はロープを掴みブレイク。

 後藤はジャイアントスイングで投げ捨て、さらに走り込みランニングヒップバット。フォールも2

 後藤は担ぐが、着地した弓月がエルボー。エルボーの打ち合いから後藤がエルボーを連打し、ロープに飛ぶが弓月がエルボーで迎撃。さらに田中が走り込み、弓月のコタロークラッシャーと田中のフェイスクラッシャーの合体攻撃。

 弓月はロープに座り込んだ後藤の顔面に低空ドロップキック。フォールも2。弓月は田中にタッチ。

 

 田中はロープに飛んでのドロップキック連発。後藤がスカしてストンピングからフォールも、2でブリッジして抜けた田中がロープに飛んでクロスボディ。キャッチした後藤がそのままボディスラムで叩きつけ、リバースジャイアントスイングで投げ捨て、そのままぶっこ抜きフェイスバスター。フォールも2

 後藤は皇希にタッチ。

 

 皇希はビッグブーツからロープに飛んでのビッグブーツ。さらに170cmプレスからフォールも2

 皇希は投げようとするが、耐えた田中がエルボー連打。皇希が強烈なエルボーで倒し、田中が雄叫びを上げて立ち上がるとエルボー連打からロープに飛ぶ。皇希はドロップキックで迎撃し、カナディアンバスターからフォールも2

 皇希はロープに飛ぶが、田中は脇固めで捕らえる。カットに来た後藤を弓月はゆりかもめで捕らえ、皇希はなんとかロープに足を伸ばしブレイク。

 弓月と田中で皇希をダブルフィッシャーマンズスープレックス。田中はコーナーに上り、ミサイルキックを突き刺しさらにスピンキック連発からフォールもここで時間切れ。

 

<試合後コメント>

 

後藤智香&皇希

後藤「正直、ツインタワーとして何もなせなかった。両国というすごく大きな舞台で、めちゃめちゃやる気に満ちてたんですけど、私は弓月との決着もここでつける気持ちで覚悟で来ました。ちょっと、悔しい。皇希ばっかり、私ももっと戦えたかなってそう思います」

皇希「ツインタワーとして両国、両国の大きなステージに2人で立って、タッグベルトとりにいこうって約束して、宣言もして、正直、引き分け、もっと自分たちがやれてたら、もっとタッグ力が強くて個人も強かったら、勝てたのかなって思うと、いや10分は短いでしょう!このタッグの試合で、もうぶっちゃけそこにも不満はあるんですけど、まあでも、逆に言えば私達がこういうタッグだから10分しかもらえなかったのかなって悔しさがあって、コイツらの試合10分じゃ足んないよなって思わせていくための、こっから再スタートだと思うので、前回も2人組んで負けて、悔しい思いして、ずっと正直自分にはいい風吹いてるってずっと思ってたので、いい風ばっかじゃ成長できないなって改めてここで実感はしてて。だから次、ツインタワーで闘ってもちろんタッグベルトも諦めてないし、諦める気もないから、またこっから2人で強くなっていこう。ありがとうございました」

 

ビクトリア弓月&田中きずな

弓月「まずは、きぃたん、マリーゴールドに来てくれてありがとう。そして、きぃたんの復帰戦をタッグパートナーとして迎える事ができて、本当に私は嬉しいです。皆さん、この同世代タッグ、どうでしたか?私はきぃたんと今後タッグを組んで、マリーゴールドの頂点に立っていきたいし、それが私達なら必ずできると思ってます。ただ今日ツインタワー、10分で足りるわけねーだろ。私は、あの2人にはまだ勝てていないし、後藤には引き分けている。皇希には2回とも、2回闘って2回とも負けている。すごくすごく悔しい。だからこそ、あそこに必ず勝たなきゃいけないし、だから、今後、あそこと闘うことがあれば、必ず決着つけてやるから、覚悟しとけよ」

田中「今日約3ヶ月ぶりの復帰戦だったんですけど、3ヶ月間大好きなプロレスができない期間があって、毎日毎日ほんとにプロレスがやりたくて!やっとの思いでリングに上がる事ができて、今日やっぱりここに来たからには頂点を取りに来てますし、あの2人にだって負ける気なんてしてなかったし、なんならシングルやったって負ける気ないですし。でも今日引き分けで、10分じゃ足りないのもちろんだけど、ある時間の中で勝たなきゃいけなかったから、それができなくてすごい悔しいし、でも弓月も言ってくれてたけど、私はこれから弓月と同世代2人で組んで、マリーゴールドの頂点、そしてマリーゴールドの2人で女子プロレスの頂点にしていきたいので、もちろんベルトも狙っていきたいし、これからどんどんどんどん上に登っていくので、私の事を信じて期待していてください。ありがとうございました」

 

――ちょっと間があいたリングの楽しさや厳しさはいかがでした?

田中「そうですねやっぱり、結果がまず引き分けということでものすごく今悔しいって気持ちでいっぱいなんですけどでも、ほんとにやっぱりプロレスが大好きだなって改めてリングの上にいる時が私は一番幸せだなって改めて感じました」

 

――マリーゴールドの会場などはいかがでした?

田中「もうなんていうんですかね?今までと別の世界に来たような、自由で、ここで羽ばたいていきたいと思ってます」

 

――入団の理由は

田中「そうですねやっぱり、旗揚げ戦とかも配信で見てたんですけど、もう悔しくて悔しくて。自分もそこに居たいし、その時自分部屋で見てたんですけど、なんで自分こんなことしてるんだろう?こんなところで立ち止まってるんだろうってすごい思ったし、そうですね、それでこの3ヶ月を経て、自分の事を小川さんが救ってくださって、助けてくれて、私が恩返しがしたいと言ったら、これから頑張ってくれたらそれで十分だと小川さん言ってくださったんですけど、私がマリーゴールドを女子プロレス界の頂点にすることが、私からの小川さんへの恩返しになると思っているので、これから精一杯頑張っていきたいと思ってます」

 

――しばらくは同期タッグでやっていかれる?

弓月「はい!19歳で同期です!」

 

――ご両親から何か言葉はありましたか?

田中「そうですね、この期間は家に居たんですけど、毎日私がプロレスやりたいやりたいって言ってる姿をそばで見てくれていて、お父さんはこの期間ずっと一緒に筋トレやってくれたりしてて、復帰が決まってからは『怪我だけはするなよ、思いっきりやれ』と言ってくれてましたね」

⚫アクトレスガールズwithプリンセス天功〜アクトレスタイム〜

 『Magical Junngle KinG』に併せてリング上でアクトレスガールズたちがそれぞれの得意技を順番に披露する中、プリンセス天功さんがリングには上がらず歌いながら周囲を練り歩く。

 天功さんの退場後にはアクトレスガールズたちが『Love Riddle』に併せてダンス。最後は惡斗がマイクで締めた。

 

惡斗「こんにちは!アクトレスガールズです!天功さんにも来ていただき、814日に後楽園ホールでやりますので、皆さん是非是非お集まりください!それじゃあ、マリーゴールド、引き続きお楽しみください!以上ッ!」

⚫大向美智子&心希 挨拶

 

 元全日本女子プロレス&アルシオンの大向美智子と、その娘の心希(しんの)がリングへ

 

大向「皆さんこんにちは。エゴイストの大向美智子です。お久しぶりですね。今日はですね、皆さんにご報告がありまして、本日、マリーゴールドに、私の娘、心希が入団することになりました。本人からご挨拶がありますので皆さん聞いてあげてください」

心希「この度マリーゴールドに入団させていただくことになりました、心希です。デビューに向けて学業と両立しながらマリーゴールド、そして女子プロレス界に新しい旋風を起こせるようなレスラーになれるよう、精一杯頑張ります。皆さん応援よろしくお願いします」

 

<バックステージコメント>

 

大向美智子&心希

――どういう経緯でマリーゴールドに

大向「そうですね、小川さんから、子供の頃からずっと『やらない?やらない?』って感じはあったんですけど、年代的に高学年になって仕留めに来ましたね(苦笑)」

 

――改めて自己紹介を

心希「この度マリーゴールドに入団する事になりました心希です。15歳の高校1年生です。よろしくお願いします」

 

――プロレスラーになるという決断はどこで

心希「小学生の頃に『豆腐プロレス』というドラマを見て、ハリウッドJURINAさんに憧れてそこからずっとアイドルを目指していたんですけど、アルシオンファイナルの大向美智子を見て、自分にはプロレスの道しかないなと確信をして、その時に小川さんが見てくださって声をかけていただいて、今回入団することを決めました」

 

――スポーツ歴は

心希「バレエと空手とダンスです」

 

――お母様の闘ってる姿を見てどのように感じましたか?

心希「最高なお母さんだと思いました」

大向「あははは(照笑)」

 

――学業と両立とおっしゃっていましたがデビューまではどのように

大向「そうですね、あの山口在住という事もあるんですけど、高校に入学したばかりなので、一応そこは小川さんとも話しまして、学業優先という形でデビューに向けて両立という形で、夏休みとか冬休みとかは長期で小川さんのところに修行というか(笑)コミュニケーションも取りながら練習したりとか巡業に行ったりとかして、少しずつプロレスの世界に慣れていってくれたらいいなと思ってます」

 

――普段の指導は

大向「普段は学校とか部活があるのであれなんですけど、まあ私が教えるので(笑)受け身とかそういうのは山口の方で時間がある時は教えていけたらなと思っています」

 

――プロレスの楽しいところと辛いところをたくさんご存知ですが

大向「だから悩みましたよ。やっぱやらせたいかって言われたらう~んっていうのはありますけど、でも最後は本人の意思を尊重しまして、今日に至ります」

 

――身長体重は

大向「1645。多分伸びると思うんで。まだ伸びてるんで。体重は?」

心希「46kg

 

――漢字2文字でデビューされる?

大向「デビューはわからないですけど、名字はナシでお願いします」

 

――誕生日は

心希「2008125日です」

 

――お母さんの試合は映像で?

大向「いやこの前(アルシオンファイナル)も、ちょくちょく一夜復帰やってるんで(苦笑)そのたびに見てますね。映像ももちろん。この間のアルシオンファイナルが一番でかかったんですかね」

 

――先ほどハリウッドJURINAを見てという言葉もありましたが、お母様のファイトスタイルとだいぶ違うと思いますがどのような選手になっていきたいですか?

心希「・・・どっちも好きですけど、どっちかというとお母さんですね。お母さんがプロレスラーだったっていうそういうのに囚われないで、自分らしく試合できるレスラーになれたらいいなと思います」

 

――しばらくは実家の方で

大向「そうですね、できることを。他の子達とはちょっとやっぱデビューも遅くなってしまうかも知れないんですけど、長い目で見ていただけたらと思います。今の時代なので、不思議と(私が)15歳で入門して、(娘も)15歳で入門してるんですよ。だからやっぱちょっと不思議な縁というかね、運命を感じましたけど。まさかね、こういう形になると思ってなかったですけど、まあでもね、これがロッシー小川マジックということで。こういうのもタイミング。タイミング逃したりチャンスを逃すと無くなっちゃうので、私はこのタイミングでいいと思ってます」

 

――長女ですか

大向「長女です。気が強いですよ(笑)まあ期待していただければと思います。今後ともよろしくお願いします」

 

――部活動や今何を

大向「ダンス部。あとは主に空手を。毛利道場というのがありまして、山口の。格闘技の道場があるんですけど、そこでずっと道場で空手を習ってました。小学生からずっとやってましたね。フルコンタクトですね」

タッグマッチ 15分1本勝負
○CHIAKI 8分40秒
アルゼンチン・バスター→片エビ固め
マイラ・グレース
野崎渚 ゼイダ・スティール●

 来日してから仲良くなったというマイラとゼイダは2人で仲良く手をつなぎながら入場。

 入場後も2人で仲睦まじさをアピールしていると、野崎&CHIAKIが奇襲。ゼイダに狙いを定め、2人でコンビネーションドロップキックからCHIAKIが串刺しスピアー、野崎がビッグブートからおしゃれキック。CHIAKIがイスでぶん殴り、野崎がゼイダの顔面を踏みつけつつ2人でポーズ。

 激怒したゼイダはイスを奪って使おうとするも、葛藤の末に場外へと投げ捨てる。野崎が襲い来るも、ゼイダが素早くバックを取ってバッククラッカー。マイラにタッチ。

 マイラが野崎の攻撃をスライディングでかわしながら腕を取り、ゼイダがフェイスクラッシャーを合わせる連携攻撃。カットに来たCHIAKIには2人でダブルトラースキックで場外に叩き出す。マイラが野崎へプランチャ、ゼイダがCHIAKIにトペ・スイシーダで飛んでいって追撃する。

 マイラは野崎をリングに放り込んでエルボー連打。さらに野崎のビッグブートをキャッチして足払いから顔面へ低空ドロップキック。引き起こしていくが、野崎が振り払って胸板へダブルチョップ。怯むマイラをコーナーに押し込んでマシンガンダブルチョップで滅多打ち。さらに串刺しビッグブートで追撃してCHIAKIにタッチ。

 CHIAKIはマイラに顔面ウォッシュから側転ダブルニードロップ。さらにアイアンクローで痛めつけてからアイアンクロー・スラムを狙うが、マイラが着地してスクールボーイからのクロスフェイス。CHIAKIはロープに逃れるも、マイラはバックドロップからフィッシャーマンズ・スクリューで追撃してゼイダにタッチ。

 ゼイダはCHIAKIDDTで突き刺し、さらに投げようとするがCHIAKIが振り払ってエルボー連打。ゼイダはロープに飛ぶが、CHIAKIがパワースラムで迎撃。続けてロコモーション式フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドを3連発も、マイラがカット。マイラは野崎をトラースキックで排除し、CHIAKIにネックブリーカー。アシストを受けたゼイダがCHIAKIにキルスイッチを見舞ってカバーするが、野崎がイスを投げつけてカット。

 野崎がイスでゼイダとマイラをボコボコに。さらにマイラに振りかぶるが、ゼイダはキャッチしてガットショットからイスごとコードブレイカー。

 ゼイダがイスを振りかぶるが、マイラがイスを掴んで阻止するも、CHIAKIと野崎がサンドイッチビッグブーツからそれぞれにドロップキック。CHIAKIがゼイダをアルゼンチンで担ぎ、ダークウルフ(変形スイング式アルゼンチンバスター)で叩きつけ3カウント。

 

 マイラとゼイダは敗北を互いのせいにし、言い争いながら退場していった。

 

<試合後コメント>

 

マイラ・グレース&ゼイダ・スティール

ゼイダ「あれは一体何?正直、そこは返せたんじゃない?それから」

マイラ「クソ女!私を押しただけじゃない!私をそこに置き去りにした!私をそこに置き去りにした!なぜ私を止めたんだ?」

ゼイダ「え?え?なにをそんなに」

マイラ「黙れ!黙れ!」

※お互いを罵倒しながら控室へ

 

野崎渚&CHIAKI

CHIAKI「おい両国最高だぜこの野郎!チャラチャラしたやつら成敗してやったよ!」

野崎「はいはいはい、こないだの新潟?新潟大会で、うっかりイス出しちゃったんだけど、なんかしっくり来るなと思って、今日は最初っからCHIAKIにもたせてガンガン使っていく予定だったんだけど、途中でちょっと、イス壊れちゃった(苦笑)」

CHIAKI「壊れちゃった・・・」

野崎「壊れちゃったからやっぱ一個じゃ足りないんだよ」

CHIAKI「あぁ」

野崎「一脚じゃない。二脚でも三脚でもたくさん持っていって、マリーゴールド、荒らしてやるよ。楽しみにしとけ!」

初代スーパーフライ選手権王座決定戦 30分1本勝負
○翔月なつみ 14分51秒
丸め込みの応酬→エビ固め
松井珠紗●

 握手から試合開始。両者走り込みロックアップから一度離れ、松井がガットショットからロープに振るが、お互い避け合うとアームドラッグの応酬。松井がドロップキックから翔月のドロップキックをスカし横入り式エビ固めも1

 翔月が走り込むも、避けた松井がガットショットからロープに振ろうとするが、逆に振った翔月が走り込むも、松井が避けてボディに膝蹴りからロープに飛ぶが、翔月はキチンシンクからフォールも丸め込み合戦へ。2でお互い距離を取る。

 

 両者髪を掴んで睨み合い、お互いボディに膝蹴りの応酬から打ち勝った翔月が腕ひしぎ。抜けようとした松井を脇固めで捕らえるが松井はロープに足を伸ばしブレイク。

 

 翔月はロープに振ろうとするが、耐えた松井に卍固め。松井はロープを掴みブレイク。

 翔月が走り込みロープの反動を使ったダブルニーも、避けた松井がロープを蹴り上げて顔面を打ち付けると、ロープに飛んでスライディングクロスボディ。翔月が避けるとそのまま場外に転がり、翔月はエプロンからソバット。松井はキャッチして翔月の足を鉄柱に叩きつけると、エプロンに登りエルボーの応酬へ。

 松井はボディに膝蹴り連発からエプロンへのフィッシャーマンスープレックス。場外に転がった翔月へ松井はコーナーからのプランチャを投下し、さらに場外でのDDTを狙うが翔月が逆にDDT

 翔月はストンピング連打から場外を走り込んでのダブルニーを突き刺し、リングへ投げ入れフォールも2

 

 翔月は背中にサッカーボールキック。さらに串刺しドロップキックから、串刺しダブルニーを突き刺しフォールも2

 

 翔月はダイビングダブルニーも、避けた松井がバカタレスライディングキック。さらに翔月の回し蹴りを避けてスクールボーイも2

 松井はマフラーホールドで捕らえるが、翔月はロープを掴みブレイク。

 

 松井はロープに飛んでスライディングクロスボディからグリーンキラー。フォールも2

 

 松井はコーナーに上り、ミサイルキックからフォールも2

 

 松井はMKDを狙うが翔月は首固めも2

 

 エルボーの打ち合いから翔月がエルボー連打。松井もエルボー連打。翔月がエルボーで倒しマウントエルボー連打も、松井も切り返してマウントエルボー連打。翔月が切り返してマウントエルボー連打から、髪を掴んで引き起こしサッカーボールキックからフォールも、2でブリッジして抜けた松井がロープに飛ぶが、翔月がハイキックで迎撃し、改めてハイキックで倒す。

 座り込んだ松井に翔月が蒼魔刀からフォールも2

 

 翔月はコーナーに上り、ダイビングダブルニードロップを投下しフォールも2

 

 翔月は引き起こすが、松井はカサドーラフットスタンプも2。再度フットスタンプからフォールも2。再々度フットスタンプからフォールも2

 

 松井はスタンディング式のバカタレスライディングキックから、MKDで突き刺しフォールも2

 

 松井のエルボーと翔月のハイキックの相打ちで両者ダウン。

 

 松井はリング中央に翔月を引きずるが、翔月が丸め込むも2

 

 松井はカサドーラを狙うが、翔月がキャッチするも松井が丸め込むが切り返し合戦へ。

 両者抜けると松井が逆さ押さえ込みからのマ・カワイストラルも2

 

 松井はロープに飛んでヨシタニックを狙うが、避けた翔月に裏拳から丸め込むも2

 

 松井が走り込むも、翔月が避けるとV9クラッチも2

 翔月は変形横十字で強引に丸め込み3カウント。

 

 松井は膝立ちで必死に再戦を懇願し、翔月は抱きしめて健闘を称えた。

 

 

<試合後コメント>

 

翔月なつみ

「やっと、11年ぶりに両国国技館で勝つことができてそして、今度はシングルのベルトをとることができました。ほんとに、このベルトが決まってからずっと勝つことしか考えてなかったですけど、相手が正直松井珠紗、自分がプロレスのセンスの塊だと思っていて信頼を置いている選手でもあるので、本当に、もう、これ以上出せないぐらい、自分の全ては、出せる全てを出し切って、松井珠紗もそれに答えて全力を出してくれたと思うので、自分の中ではこの11年ぶりにとるにふさわしい、今できる全てをもった試合ができたと思います。ここから満足するだけじゃなくて、自分はもっともっと強くなって、どんだけブランクがあっても絶対諦めず、白も、そして赤もとる。そして11年ぶりのタッグも全て自分が挑戦したい、そして、ここに全て掲げるつもりでこれからも全力を尽くしていきます。ありがとうございました」

 

松井珠紗

「初の両国国技館で、タイトルマッチ、こんなに応援ありがとうございました。試合はなんでしょう、どっちが勝つと思うみたいなアンケートがあって、なつみさんに僅差だったけど勝てなくて、そういうところからすごい悔しくて、今日試合してもやっぱ、お客さんの声援も負けてるなと思って、負けてるところばかりで、もう悔しさしかないです。絶対取るぞって私のためのベルトだって気概を持ってたんですけど、全然届かなくて、何回も今までタイトル挑戦してて、やっぱ届かなくてその一歩が、まだまだ、まだまだだなってほんとに思いました。応援してくださる皆様に、ほんとに、申し訳なさしかないです。それから、翔月なつみ、私の、顔、こんなにしやがって、私がもし今、女優だったら、ほんと損害賠償もんだけど、私は、もう、ちゃんとプロレスラーだから。今度は、お前の顔面、やり返してやるよ。覚悟しておけ。そのベルトも、絶対、私が取り返します。ありがとうございました」

マリーゴールド vs LLPW-X 20分1本勝負
○NØRI 15分33秒
ローリングキック→片エビ固め
石川奈青●
井上貴子 桜井麻衣
神取忍 高橋奈七永

 NØRIが桜井に掴みかかり、そのまま乱闘となり全選手場外へ。

 

 リングに石川と井上が上がり、井上がツームストンパイルドライバー。フォールも1

 井上は投げ捨てノーザンライトからダブルアーム・スープレックス。フォールも2

 井上はNØRIにタッチ。

 

 NØRIは石川の腕を掴んでロープ駆け上がり式のアームホイップからドロップキック。

 石川はエルボー連打も、NØRIが強烈なエルボーからロープに振ってエルボー。側転して避けた石川がクロスボディからフォールも1。石川は桜井にタッチ。

 

 桜井はミサイルキックからエプロンの神取と井上をエルボーで落とし、NØRIをコーナーに振ってトレイン攻撃。さらにパッション軍で交互にチョップを打ち込んでいき、桜井がブルドッキングヘッドロック。続けてパッション軍でトリプルエルボードロップからフォールも2

 桜井はパリ風おパラダイスロックで捕らえ、カットに来た神取にもパラダイスロック。神取を踏みつけ「この庶民がー!」と挑発し、石川とともに低空ドロップキックをそれぞれに叩き込む。

 桜井は庶民征伐からシャイニング・バスター。フォールも2

 桜井はブレーンバスターからフォールも2

 エルボーの打ち合いからNØRIがボディに膝蹴り。さらに投げようとするが、神取が桜井の側頭部にビッグブーツを叩き込みNØRIごと吹っ飛ばす。

 神取は桜井にアックスボンバー。これで桜井が前のめりに倒れ、動かなくなった桜井をNØRIがフォールも石川がカット。

 NØRIが再度フォールも2NØRIは再々度フォールも2NØRIはストンピングから井上にタッチ。

 

 井上はビッグブーツで桜井をふっ飛ばし、奈七永が桜井の背中にタッチ。

 

 奈七永はエルボー連打からコーナーに振って串刺しラリアット。さらにショルダータックルでなぎ倒し、投げようとするが井上は逃れてロープを掴む。奈七永はエルボーからロープに振ろうとするが、井上が耐えるとローキックからハイキック。さらにコーナーに上るも、石川がエルボーから足を掴んで動きを止め、奈七永が正面に登るも井上がゼロ距離ディスティニーハンマーで落下し叩きつけるとフォールも2

 井上は神取にタッチ。

 

 神取はスリーパーも石川がカット。

 神取はコーナーに振ってトレイン攻撃を狙うが、奈七永は次々ラリアット。神取が奈七永を脇固めで捕らえるが桜井と石川がカット。

 奈七永はラリアットでなぎ倒し、刈龍怒(桜井の水面蹴りと奈七永のSTOの合体攻撃)。フォールも2

 奈七永がコーナーに登るが、NØRIがエルボーからハイキックで落とし、神取が胴締めスリーパー。奈七永は転がってなんとかロープに足を伸ばしブレイク。

 ビンタの張り合いから神取がヘッドバッド。奈七永はビンタから右ストレートを打ち込み、神取は左右の掌底連打から右ストレート掌底。奈七永がバックをとるも、井上が裏拳でカット。奈七永が石川に、神取がNØRIにタッチ。

 

 石川がNØRIにエルボー連打。NØRIはローキック連打からミドルキックで蹴倒しフォールも2

 石川はローリングクレイドルも2

 石川は投げようとするが、切り返したNØRIがドロップキックからブレーンバスターホールドも2

 NØRIはダブルアームの体勢も、石川が耐えるとダブルチョップからコーナーに上る。だが奈七永がビンタから雪崩式ブレーンバスター。さらに桜井がダイビングエルボードロップを投下し、石川がダブルアームフェイスバスター。フォールも井上がカット。

 石川はバックを取り、「俺ごと刈れ!」と叫ぶ。奈七永がロープに飛ぶが井上がエプロンから奈七永の髪を掴んで動きをとめる。NØRIが丸め込みからのハイキックを叩き込み、腕ひしぎで捕らえるが石川はロープに足を伸ばしブレイク。

 NØRIはロープに飛んでランニングハイキック、避けた石川がタチアガールも2

 NØRIがダブルアームを狙うも桜井がビッグブーツでカット。井上が桜井にビッグブーツも奈七永が井上にラリアット。神取が奈七永にラリアットも石川が神取にビンタ。神取がラリアットで叩き伏せNØRIがフォールも2

 

 NØRIがロープに振って、回し蹴りから延髄切り。フォールも桜井がカット。

 NØRIがハイキックからエアースーリヤ(変形旋風脚)を叩き込みフォール。これで3カウント。

 

 試合後も奈七永と神取は髪を掴んで睨み合い、井上が割って入り両者を引き剥がした。

 

神取「奈七永、顔じゃねーよ。そうだろ?わかっただろ皆も。顔じゃねーんだ。面白かったよ、一言言っちゃって」

NØRI「マリーゴールド、残念ながら道場奪えませんでしたね!まあでも?しょうがないから、これからも、LLPW-Xの道場、お貸しさせてあげます。ただ、ちゃんと掃除して帰れよ!」

奈七永「何がLLPW-Xだ!道場はな、もういいわ!おう、しっかりとマリーゴールドが、自分の手で!掴んでいく!それに、きっと意味があるから、ああでもな、神取、顔じゃないって?貴婦人のパラダイスロックのお味はいかがでしたか?」

神取「プロレスは受けるもんです。プロレスは受けなきゃ!」」

奈七永「プロレスの心があるんですね神取さん。絶対、絶対やり返してやるから。それからNØRI、お前威勢がいいな。もっとな、試合がしたかったらな、おい1人で」

井上「スカウトはやめて」

奈七永「スカウトじゃねえよ!スカウトも引き抜きもしねーよ!おい、うっせぇなババア!ババア!ババア!(※ババアコールを煽る)おいNØRI!お前一人でもよ、覚悟があるんだったらマリーゴールド乗り込んで来いよ」

桜井「わたくしも一言マイクよろしいでしょうか?超庶民レジェンド!これが昭和のやり方ですか?まあまあ、面白いじゃないですかね、次やる時は今日やられたぶんお返ししてやりますからそして、私がレジェンドキラーになるんで覚えておいてください。それじゃ、帰ってよろしくてよ。(LLPW勢はリングを後に)両国国技館におこしの庶民の皆さんごきげんよう!マリーゴールド初のビッグマッチだっていうのに負けて、とてもイライラしているので、私は今日自棄食いして帰りますわ。あなたたち庶民は、両国国技館名物の焼き鳥でも食べて帰りなさい。それじゃごめんあそばせ」

 

 

<試合後コメント>

 

神取忍&井上貴子&NØRI

神取「リングの上で言った通り、まだまだ顔じゃないよね。やっぱりその、昭和っていう部分でね、昭和のプロレスっていうのと、昭和の国技館っていったらアントニオ猪木さんだから、ついついアックスボンバー(笑)」

NØRI「失神させちゃったけど(苦笑)」

神取「っていう感じかな」

井上「昭和平成令和っていうプロレスが、もちろん新しく良いものに変わってはきてるんでしょうけど、変わってはいけないもの、変わってはいけないスピリッツ、そういうものは、やっぱり私たちがまだ現役でやっている以上は、いいところは引き継いで、奈七永でもあの2人でも引き継いでもらうっていうのが今のレジェンドの使命であるなと思って、長い事プロレスやってますはい」

NØRI「始めての両国で、神取さんと貴子さんという偉大な師匠たちと、一緒にリングに立てた事がとても大きな経験になれたと思いますし、途中神取さんが失神させてしまって、全部持ってかれると思ったんで、ここはやっぱ自分が勝ち星をあげないとこのマリーゴールドへの鬱憤とかもあって自分が何をしにここに乗り込みにいくのかってところで繋がなきゃいけないと思ったんで、神取さんにチェンジを要求しました。最後の高橋奈七永選手のパッションとかめっちゃきつかったんですけど、でも最後、最後、声が、すっごい的確な指示をいただけたので、最後はもう自分ができることをやりきるしかないと思って、ギリで仕留めました。勝ててよかったです。神取さんすいません、道場勝手に貸してやるって言っちゃったんですけど」

神取「まあまあまあでも、元々が道場は賭けてたけど、負けるつもりで闘うわけじゃないから、ね?本来だったら向こうが要求してきたら逆に要求するんだよ」

井上「選手くれって(笑)」

神取「そこがやっぱりなんだろうなぁ、うちの心の広さ」

NØRI「まあね、新しい掃除用具ぐらいは寄付してほしいな」

神取「借りといて、私が新しく作るんですって失礼な話だよね。ありがとございました私はこうですってそういう気持ちの感謝がないとね」

 

――NØRI選手に最後乗り込んでこいと言われてましたが

NØRI「試合ないからとか言われたんですけど、あるんで(苦笑)まあ乗り込んでこいよってなんか、まあ、先輩なんで上からでも全然いいですけど、こっちとしては全然、気が向いたらマリーゴールドのリングに上がってあげます」

神取「公のスカウトかと思っちゃったよ」

NØRI「私はもうLL命なんで(笑)

井上「引き抜きにあったかと思いました(笑)」

 

高橋奈七永&桜井麻衣&石川奈青

奈七永「パッション軍!違う、暴走パッションシスターズ、色んなこの試合に向けてね、LLPWXの道場のため、そしてプライドのためにも絶対負けられなかったんですけど、だから小川直也さんに練習つけてもらって、あの伝説の合体技、今日刈龍怒成功したけど、俺ごと刈れは成功できなかった。そういうちっちゃな一個一個、なんか思うようにいかない。それがやっぱレジェンドの凄みでもあるし、やられた部分のあんのかもしれないけど、顔じゃないなんて、28周年の高橋奈七永に言わないでいただきたいですね。ほんとにこれちょっと、おみそれしましたと言われるまで是非、私はやり返していきたいなと思いますけど、でも今日最後、石川コールもおきてたし、すごいパッションを感じたし、貴婦人のパッションも、貴婦人なりのパッションがあって、私はすごいこのチームで今日迎えられて、最高でした!ありがとうございました!」

桜井「ありがとうございました!神取忍に付き人ですか?って言われてね、今日こうやって貴婦人、どうですか覚えていただけましたか?ね、パラダイスロックどうでしたか?昭和のプロレス、体感できてね、あぁこんな感じなんだって思いましたよ。まあね、まだまだ足りないもの感じましたし、また次闘うときは絶対今日の倍返しさせてもらいますし、レジェンドキラーに私はなるんで、また絶対闘ってください」

石川「こうやってパッション軍組んでいただいて、小川直也さんに稽古つけていただいて、ほんとに会場の皆さんの石川を応援する声が沢山聞こえたんですけど、こう団体対抗戦だったにも関わらず自分のせいで負けてしまって、ほんとに、ほんとに悔しい気持ちでいっぱいです。でも、負けてしまったけど自分の中のパッションの気持ちは全然無くなってないし、すごいすごい強いパッションをまだまだ持ってるので、絶対に神取忍にも井上貴子にもそしてNØRIにも絶対絶対にやり返して、自分が勝つまで絶対にやりたいと思います。その日までもっともっとパッションを、熱いパッションを鍛えたいと思います。ありがとうございました」

奈七永「絶対やり返しにいきましょう!よしパッションだ!」

全員「パッショーン!」

奈七永「明日があるよ明日が」

石川「はい!パッション!」

初代ユナイテッド・ナショナル選手権王座決定戦 決勝進出マッチ 30分1本勝負
○青野未来 24分10秒
スタイルズ・クラッシュ→エビ固め
MIRAI●

 じっくりとしたグラウンドの攻防から両者スタンドに戻りMIRAIがラリアット。避けた青野とバックの取り合いから青野がヘッドロックで絞るも、グラウンドになるとMIRAIが抜けて距離を取り、青野の蹴りを避けてMIRAIが走り込むが、青野のエルボーを見て止まり睨み合う。

 髪を掴んで睨み合ってからロックアップ。青野がロープに押し込む寸前でMIRAIが押し返してロープ寸前に。青野も押し返しリング中央に戻るも、MIRAIがロープに押し込み返し、ロープ際で切り返しあうとMIRAIがコーナーに押し込み離れ際にチョップ。

 MIRAIがコーナーに走るが、青野が追走ドロップキックから串刺し低空ドロップキック。MIRAIを引き起こすが、MIRAIはコーナーに振って串刺しラリアット。避けた青野が腕を掴んで肩を踏みつけていき、これを離すとリストを掴んで腕を蹴り上げる。

 青野はMIRAIの腕へのニードロップ連発。さらにリストを捻って腕ひしぎで捕らえるが、MIRAIはロープに足を伸ばしブレイク。

 

 MIRAIの膝立ちエルボーに青野が腕へのローキック。MIRAIがロープに振ってドロップキックを突き刺し、串刺しバックエルボー連発から串刺しラリアット。踏みつけてからリバーススプラッシュ式セントーンからフォールも2

 

 MIRAIは腕へのストンピングから足を蹴りつけていき、膝へのエルボードロップからトーホールド。さらに膝十字式のエビ固めで捕らえる。これは青野がロープに這ってブレイク。青野はそのまま場外に転がっていく。

 MIRAIも場外に降りると、ストンピングからリングに転がし、鉄柱へ足を叩きつけて痛めつけていく。MIRAIはエプロンで担ぐが、着地した青野が場外へのジャーマンを狙うもロープを掴んで耐えたMIRAIが青野のミドルキックをキャッチして巻き投げ、SSコロンビアwithミケーレを狙うも青野はロープを掴む。

 MIRAIはローキックからコーナーに上るも、青野がエルボーからデッドリードライブでエプロンに叩きつけ、場外に落下したMIRAIへエプロンを走り込んでのサッカーボールキック。MIRAIは立ち上がると場外を走り込んでのマッケンローで青野を落下させ、場外で青野を蹴りつけてからリングに戻る。青野もカウント15でリングへ。

 

 MIRAIはロープに飛んで低空ドロップキックから変形フェイスバスター。フォールも2

 

 MIRAIはロープに飛ぶが、青野はカウンターのパワースラムを狙うも、着地したMIRAIが足を刈っていき、再度ロープに飛ぶが青野はミドルキックで迎撃。

 MIRAIは立ち上がると低空ドロップキックからロープに飛ぶが、青野はパワースラムで迎撃。

 青野はバックを取るも、耐えるMIRAIを巻き投げて腕ひしぎ。回転して逃れようとするMIRAIを羽折り固めで捕らえ、耐えるMIRAIを青野はダブルアームで投げようとする。これも耐えたMIRAIにエルボー連打でロープに押し娘み、ロープに飛んでラリアット。さらにダブルアームスープレックスからフォールも2

 

 青野はスタイルズクラッシュを狙うも、MIRAIはビクトル式膝十字へ。

 青野はロープに足を伸ばしブレイク。

 

 エルボーの打ち合いからMIRAIのラリアットを青野がハイキックで叩き落とし、エルボー連打からロープに飛ぶもMIRAIはミドルキックで迎撃。

 MIRAIはブラジリアンキックからSSコロンビアwithミケーレで叩きつけフォールも2

 

 MIRAIはアルゼンチンで担ぐが、着地した青野を突き飛ばしてからロープの反動をつけて再度アルゼンチン。そのまま旋回するも、青野は着地して投げ捨てジャーマン。MIRAIはすぐに立ち上がりバックドロップも、青野もすぐに立ち上がりバックドロップ。

 青野はロープに飛ぶも、MIRAIがミラマーレショック。ダブルダウン。

 

 両者走り込みラリアットの相打ち連発。ラリアットの打ち合いから青野が避けるとバックをとってショートレンジラリアットでなぎ倒す。さらに後頭部にラリアットからロープに飛ぶが、MIRAIがラリアットで迎撃。立ち上がった青野にジャンピングラリアットからフォールも2

 

 MIRAIはロープに飛んでラリアット。フォールも2

 

 MIRAIはコーナーに上り、ダイブするが青野がハイキックで迎撃。青野はスタイルズクラッシュを狙うが、暴れて逃れたMIRAIに逆さ押さえ込みからのダブルアームスープレックス。さらにバズソーキックからスタイルズクラッシュで叩きつけフォールし3カウント。

 

 

<試合後コメント>

 

MIRAI

「(泣きながら)・・・負けちゃったなぁ~・・・結構、結構後半の方は、青野未来にでかい口叩いてたけど、こんなにいっぱい、引き分けて、全然勝てなくて、ほんとはちょっと、怖さもあったし、個人的にはただ自分がだけど、色んなものを背負って、この初代のベルトをかけて闘ってる。そんな気持ちでした。両国で、また、ベルト、負けてしまった。いつも、両国では、あの天井を、最後は自分が眺めてます。両国の、天井は、すごく高くて高くて、もう、嫌いです・・・桜井麻衣~負けちゃった~(桜井がMIRAIを抱きしめて一緒に控室へ)」

初代ユナイテッド・ナショナル選手権王座決定戦 30分1本勝負
○青野未来 10分13秒
回転エビ固め
ボジラ●

 ベルトを挟んでの記念撮影からゴングが鳴ると、青野が突っ込んでいってエルボー連打。ボジラはビクともせず反撃のエルボー1発でコーナーまでふっ飛ばし、串刺しタックル連打。投げっぱなしヒップトスからセカンドコーナーに飛び乗りミサイルキック。場内が驚きの声で満ちる。

 ボジラが担いでリフトアップ・スラム。さらに投げようとするが、青野は必死に組み付くも、ボジラは力任せにボディスラムからリバーススプラッシュ。フォールも2

 

 ボジラはロープに振ろうとするが、青野が逆に振ってショルダータックルを避けるもボジラは往復してショルダータックルで吹っ飛ばす。青野はたまらず場外へ。

 

 エプロンに上がった青野にボジラはエルボーからぶっこ抜きブレーンバスターでリングに叩きつけフォールも2

 

 ボジラはコーナーに振って串刺し攻撃も、避けた青野が串刺しドロップキックからエルボー連打。さらにローキックから首投げで倒し、背中にサッカーボールキック連発。さらに39ロックで捕らえ、ボジラはロープを掴みブレイク。

 

 青野はエルボー連打からロープに飛ぶが、ボジラはバックエルボーで迎撃する。

 エルボーの打ち合いから青野がローキック。ボジラはエルボーで吹っ飛ばすが、青野は負けじとローキックを打ち込んでいく。ローキック連打で膝をついたボジラだったが、バズソーキックを避けて突き飛ばして倒すと、そのままぶっこ抜き旋回式パワーボム。フォールも青野はロープを掴みカウント2でブレイク。

 

 ボジラはムーンサルトも、避けた青野がスライディングラリアットからフォールも2

 

 青野がロープに飛ぶが、ボジラはラリアットで迎撃。ボジラはブレーンバスターからフォールも2

 ボジラはロープに振るが、青野が低空ドロップキックから膝十字。ボジラはロープを掴みブレイク。

 

 青野はエルボーからロープに飛んでラリアットも、受けきったボジラが強引に担ぐも、青野は無理やり首固めも1

 ボジラが走り込むも青野は低空ドロップキックからロープに飛んでパントキック。

 さらにスタイルズクラッシュを狙うが、ボジラが耐えるとラリアット。避けた青野がスネを蹴りつけて倒し、髪を掴んで引き起こしてスタイルズクラッシュを狙う。ボジラはショルダースルーでの切り返しを狙うも、そのまま青野が回転エビ固めで3カウント。

 

 納得いかないボジラはレフェリーにヘッドバッドを叩き込んで排除し、ロッシー小川にも詰め寄る。

 ボジラが荒々しく退場して行った後に青野がマイクを取る。

 

青野「私が!初代ユナイテッド・ナショナルチャンピオンの青野未来だァ~ッ!今日は私にとって、プロレス人生の中で最高の1日です!マリーゴールドに出会えてよかった。本当にありがとうございます!そして、たくさんたくさん対戦してきたMIRAIは、いいライバルです。ボジラは、やっぱりメチャクチャ強かったです!この2人に出会えたことを感謝します!ありがとうございます!」

 

<試合後コメント>

 

ボジラ

「私が簡単に諦めると思ってるのか!?いいか?今現実的に一番恐れるべきはこの私だ!マザーフ●ッキングモンスターがまた来るぞ!そのことを全員知っておくべきだ。全てのレスラーを倒し続ける姿を見ていろ!」

 

青野未来

「チャンピオンに、なれました。ベルトの壁が、ものすごく、ものすごく思っていた以上に高くて、でも、絶対に!負けたくなかった。自分の人生変えたかった。その、思いを、絶対に絶対にくじけないように、なんとか勝ってきました。応援してくれる人がいたから、応援してくれてる人に見せたかったから、このベルト、掴むことができました。あとは、やっぱり、MIRAIMIRAIが、MIRAIのおかげで、私は強くなれた。ほんとに、どうなるかわからなかったけど、MIRAIと闘えたことでより強くなれて、このベルトも価値が、すごく上がったと思います。私は、MIRAIの思い、ちゃんと背負うから!ちゃんと背負って、そしてあの大怪獣ボジラを倒したってことを誇りにして、このベルトをもっともっと輝かせます。そして青野未来、そしてこのマリーゴールドをもっともっと輝かせて、最高に盛り上げていくんで、これからも青野未来、マリーゴールドに期待しててください。ありがとうございました」

 fifth presents Queen of Queen ~誰を信じるかは自分で決めろ!〜 301本勝負
○IYO SKY 23分1秒
ムーンサルト・プレス→エビ固め
林下詩美●

 ロックアップから詩美がロープに押し込むが、イヨが切り返してクリーンブレイク。

 手4つからイヨが腕を蹴り上げてリストを取り、ヘッドロックから詩美がボディにエルボー。イヨはロープに飛んでショルダータックルも、詩美が受け切るとイヨがガットショットからロープに振ろうとする。逆に詩美が振るが、イヨは連続バク宙からドロップキックで吹っ飛ばす。

 イヨはロープに飛ぶも、詩美が避けてショルダータックルでなぎ倒す。

 詩美は串刺しバックエルボーから低空ドロップキックを背中に突き刺し、バックを取るがイヨはバックエルボーで逃れる。詩美がソバットからロープに飛ぶが、イヨは追走スライディングで足を取って倒し、そのまま場外に引きずり落とすとトペ・スイシーダ。

 

 リングに戻り、イヨが蹴りつけてから髪を掴んで巻き投げ、コーナーで連続して踏みつけるとダブルニーアタック。

 コーナーに上るが詩美がエルボーから正面に上り、イヨは股抜きしてリングに降りると詩美を逆さ吊りにして顔面にストンピング連打。さらにボディに串刺しキックを突き刺し詩美がリングに転がるとフォールも2

 

 イヨは変形極楽固めも、詩美は立ち上がり強引に巻き投げて走り込む。だがイヨは髪を掴んで引き倒し、顔面を蹴りつけていくが詩美は膝立ちでエルボー。詩美はロープに飛ぶが、イヨは追走フランケンも2

 

 イヨはバズソーキックから走り込むが、詩美は双手刈りで迎撃するがフォールにいけず両者ダウン。

 

 カウント7で立ち上がった詩美がラリアットからバックフリップ。さらにスライディングラリアットからフォールも2

 

 詩美はコーナーに上り、ミサイルキックからフォールも2

 

 詩美は担ぐが、着地したイヨに走り込むも、イヨは腕を掴んで動きを止めてミドルキック連打。座り込んだ詩美にエルボーからロープに飛ぶが、詩美はラリアットを狙うもイヨは飛びついて丸め込むが2

 イヨはクロスフェイスで捕らえるが詩美はロープを掴みブレイク。

 

 イヨは後頭部にランニングダブルニーから、エプロンに降りてスワンダイブミサイルキック。さらに619からコーナーに上りミサイルキック。場外に転がった詩美へイヨはコーナーからの三角飛びケブラーダを発射する。リングに投げ入れフォールも2

 

 イヨはコーナーに登るが、詩美がエルボーからコーナーに上って担ぐ。イヨは暴れてエプロンに着地すると、詩美の腕を掴んで鉄柱に叩きつける。

 イヨは飛びつき雪崩式リバースフランケンからフォールも2

 

 イヨはエルボーからダブルアームの体勢も、詩美が切り返してコウモリ吊り落とし。

 詩美はラリアットで場外に叩き落とし、カウント9でリングに転がり込んだイヨに詩美はスライディングキック。

 エプロンに立たせたイヨを詩美はスリーパーでリングに引きずり込み、そのままスリーパースイング。イヨはなんとかロープを掴もうとするが、詩美は逆落としから胴締めスリーパー。イヨはロープに足を伸ばしブレイク。

 

 詩美はぶっこ抜きジャーマンスープレックスホールドも2

 

 詩美はハイジャックボムを狙うがイヨはフランケンで丸め込むが2

 イヨのサッカーボールキックを詩美はラリアットで迎撃し、ロープに飛んでラリアット。フォールも2

 

 詩美はハイジャックボムを狙うも、着地したイヨが左右の掌底アッパー連発。さらにリバースタイガードライバー。

 イヨが串刺しダブルニーからコーナーに飛び乗るも、詩美がエルボーからバックをとり雪崩式ジャーマンスープレックスホールドも2

 

 詩美がエルボー連打からショッキングベイズラー。フォールも2

 

 詩美はハイジャックボムからフォールも2

 

 詩美は起き上がりこぼし式のラリアット連発も、イヨが一瞬のすきをつき脇固めからクロスフェイス。回転して逃れた詩美の顔面に膝蹴りを叩き込み、髪を掴んで引き起こすとツームストンパイルドライバー。イヨはコーナーに上り、ムーンサルトプレスを投下しフォール。これで3カウント。

 

イヨ「6年前、私は、リングの上はどんなに距離が離れていても、世界中どこでも繋がっている。その言葉を残して、日本を旅立ちました。間違いなく、この試合は、奇跡のマッチアップでした。実現してくれたマリーゴールド、WWE、そして、対戦相手の林下詩美選手、素直にどうもありがとうございます。詩美、誰を信じるかは、自分で決めろ。その言葉の答え、教えてあげようか?誰を信じるか、それは、己自信。自分自身の夢を信じて、そして自分の突き進む道を信じて、そして、自分のこと、あなたのことを信じてくれる皆さんのことを信じて、これからも歩み続けてください。そして、その先に、大輪の花を咲かせてください。私も、まだまだ海の向こうで、世界のその先の、伸びしろを追い求めて走っていきます。これからもお互い頑張って、みんなでみんなで高め合っていきましょう。皆さん今日はこの奇跡を1戦を見届けてくださってどうもありがとうございました」

詩美「イヨさん!私は絶対にこんなんで終わらないから!私が絶対に貴女を超える存在になるんで、また私の対角に立ってください!」

 

<試合後コメント>

 

イヨ・スカイ

「どうもありがとうございました、無事6年ぶりの日本凱旋試合、まさかマリーゴールドのリングという形ですけど終える事ができました。イヨ・スカイです。改めましてどうも」

 

――海外と日本でスタイルの違いは感じましたか?

「全く違いました。意識するところも全く違ったし、私自身が見せようと思ってるものも全く変えてこの試合に臨みました」

 

――日本時代も意識しました?

「しましたね。今月末にWWEの日本公演がありますので、WWEスタイルのイヨ・スカイはそこで見に来てくれるなという事が確信として持ってたので、じゃあここでは違うものを見せていこう。今日のチケット勝ってるお客さんも意味がないじゃないかと。私の事を見に来てくれたお客さんの気持ちを考えて試合しました」

 

――日本のお客さんの歓声も待ち望んでいたものだと思うが

「いやほんとに勇気もらえましたね。おかえりっていう言葉もそうですし、歓声が起こる間の一つ一つがアメリカとは全く違ったので、そこがもう日本だ、帰ってきたんだってすごく愛おしく思いました」

 

――詩美選手はいかがでしたか?

「改めて試合前も私にはないものを持ってるなって思いましたけど、実際リング上で対角で目を合わせた時に面白い子だな、私とはなんかちょっと違うなと。もしかしたら、野心とか、その先この業界を背負っていこうとか、そういった意気込みというのは私と違うものがあるかもしれない。もってる性質とかは違うなって、面白みを感じました。これは自分で言うのもなんなんですけど、彼女が私に憧れてSTARDOMの門を、道場の門を叩いたって言うことを聞いて、割と入って、入門してすぐの頃に『イオさんに会わせたい子がいるんですよ』って、『挨拶したいって言ってるんですよ』って選手が、その頃は選手じゃないですけど練習生が挨拶したいって言ってるって言われた時があったんですけど、私は、『いや、やめときましょう』と言ったんですよ。いち選手となって、リング上で対角で、赤コーナー青コーナーで顔をあわせて、そこで始めて目を合わせたい。そういう風に私は選手として思ったので、せっかく私に憧れたんだったら、会う時はリング上で、そう思ってその時は断ったんです。6年以上経って、今日その日がやってきたことをほんとに私も嬉しく思います」

 

――その選手がクイーンを背負って来た事に関して

「素直に嬉しいですよ。やっぱりプロレスって、リングに立ち続けることって私もよくわかってるけど、思ってる何倍も何十倍も何百倍も苦しいんですよ。つらいし、大変だし、華やかなことだけじゃないっていうのは私が心からわかっている中で、彼女がその茨の道を乗り越えて今日この日までこぎつけたっていうのが、その彼女の目標の先に私がいたのがすごく嬉しいです」

 

――また日本のマットにあがることはあるんですか?

「どうなんですかね?私はもう、日本人として日本の心を持ってますし、WWEの一員として日本だけじゃなくて世界各地で試合しているので、またね、こんな素敵な日がくれば、私も心の底から嬉しく思いますし、大歓迎ですので、まあそこはプロレスの神のみぞ知るっていうところなんじゃないかなと思います。でも私は大歓迎です」

 

――日本の女子プロレスの楽しさはいかがでした?

「楽しかったですほんとに。もう全然、やっぱり技とか実は、使える技とか限られてるんですよね。最後、林下詩美選手を仕留めるために、出さざるを得なかったパイルドライバー、あれはWWEのリングでは見れませんから。そういったところに、彼女に引き出されたんじゃないかなと思います。日本スタイル。そして世界スタイル。全部今日全力出し切って、彼女と闘う事ができました」

 

林下詩美

「やっぱり、イヨ・スカイはすごかった。壁の高さを感じました。でも、壁は高ければ高いほど燃えるもんなんでね。今日、こうして始めて試合をして、夢を叶えられました。その点はすごくすごく満足しています。でも、また、新しい夢もできました。イヨ・スカイを越えて、林下詩美がさらなる飛躍をしたいと思います。私の次の夢も、必ず、必ず、叶えたいと思います。今日を機に林下詩美、またどんどん、どんどんどんどん駆け上っていきます。よろしくお願いします。ありがとうございました」

 

――イヨ・スカイでありつつ紫雷イオのような試合をしてきましたが

「そうですね、自分も紫雷イオさんをずっと追いかけてきて、SNS、色んな場面でイヨ・スカイを見てきました。でも今日の相手は、イヨ・スカイだったんですけど、私の始めて見た時から憧れていた、追いかけてきた紫雷イオを見れたのかなと思っています」

 

――そのうえでどんな強さを感じましたか

「そうですね、自分も自信が全く無かったわけじゃなくて、ほんとにイオさんからスリーとって勝つつもりで挑んだんですけど、自分のどんな技も返されたし、イオさんも一発一発がすごくて、キャリアとか経験の差もすごく感じたんですけど、世界は広いなと、すごいなと、規模が違うなと思いました」

 

――両者マスクをつけて入場しました

「マスクはすごく久しぶりに入場でマスクをつけまして、自分の前のユニットの頃につけていたマスク、あのマスクはイオさんが始まりのマスク。そして今日私はそれをつけて、対角のイヨさんもマスクを付けていて、個人的にすごく、感慨深いものがありました。感傷深い?感慨深いものがありました」

 

――最後に『誰を信じるかは自分で決めろ』の答えをイヨさんから伝えられましたが

「誰を信じるかは、自分で決めろ。そして信じるのは、己。今日も、私が、私を信じ続けて、ずっと語って来た夢だから叶えられたのかなと思えてるので、これからも私が一番私を信じ続けて、これからのたくさんの夢、次の夢、叶えていきたいなと思います」

マリーゴールド・ワールド選手権王座決定戦 30分1本勝負
○Sareee 25分48秒
フィンガー・ブレーカー→レフェリーストップ
ジュリア●

 ロックアップでの力比べからジュリアが押し込んでクリーンブレイク。一旦離れてからジュリアがエルボーを発射も、かわしたSareeeがバックを取ってグラウンドに引き込む。ジュリアが腕十字を狙うが、Sareeeが上から潰してマウントエルボー連打。ジュリアもマウントを取り返してエルボーを打ち下ろしていき、チキンウィング・アームロックを狙うも決まり切る前にSareeeが振り払ってクリーンブレイク。

 再び組み合い、Sareeeがジュリアの腕を掴みながらのエルボー連打。ロープに振るも、ジュリアが片足ドロップキックで顔面を貫き、場外に出てエプロンからのスイングネックブリーカー。

 

 ジュリアは本部席に座っていた大向美智子に「お久しぶりです!」と挨拶して握手してから大向が着席していたテーブルを持ち出し、少し離れたところにセット。Sareeeを連れて来るが、ブチ切れたSareeeが観客席に叩き込んで場外での殴り合いに発展。

 

 リングに戻り、ジュリアがインディアンデスロック。そのままビンタの張り合いからジュリアが絞り上げるもSareeeはロープを掴みブレイク。

 ジュリアは投げようとするが、暴れて落下したSareeeにストンピング連打。ジュリアはロープに振っていくが、Sareeeはカサドーラフットスタンプ。さらにランニングケンカキックから背中にサッカーボールキック連発。フォールも1

 

 Sareeeは鎌固めで捕らえるがジュリアはロープを掴みブレイク。

 

 Sareeeは背中を踏みつけていき、ロープの反動をつけて背中にフットスタンプ。コーナーに上るがジュリアがビンタから正面に登り、雪崩式ネックチャンスリーからロコモーションネックチャンスリー。フォールも2

 

 ジュリアはコーナーに上りミサイルキックからフォールも2

 ジュリアはSTFで捕らえるがSareeeはロープを掴みブレイク。

 ジュリアが投げようとするが着地したSareeeを丸め込んで髪を掴んで引っ張り上げてからSTFSareeeはなんとかロープを掴みブレイク。

 ジュリアはコーナーに上るが、Sareeeが正面に駆け上がるとエルボー連打から雪崩式フィッシャーマンバスター。さらにコーナーに上りセカンドロープからのダイビングフットスタンプ。続けてコーナーに上りトップロープからのダイビングフットスタンプを投下しフォールも2

 

 Sareeeは変形脇固めもジュリアはロープに足を伸ばしブレイク。

 

 Sareeeはショルダーアームブリーカー連発から腕を踏みつけ、腕へのストンピング連打からケンカキック。キャッチしたジュリアがエクスプロイダーも、Sareeeもすぐに投げ捨てジャーマン。立ち上がったジュリアも投げ捨てジャーマン。Sareeeもすぐに立ち上がり投げ捨てジャーマン。ジュリアも投げ捨てジャーマンで返し両者ダウン。

 

 振りかぶってのエルボーの打ち合いから、ジュリアがエルボー連打。ロープに飛ぶがSareeeは追走ドロップキックを顔面に突き刺し、座り込んだジュリアの顔面に低空ドロップキック。

 リストの取り合いからジュリアがバックドロップで叩きつけ、髪を掴んで引き起こすと右ストレート。Sareeeはダウン。

 

 カウント8でジュリアがケンカキックを叩き込み、場外に転がったSareeeへジュリアが机をセットし机上パイルドライバー。

 リングに投げ入れ、ジュリアがコーナーに登るもSareeeは必死に正面に上り、ヘッドバッドから投げようとする。ジュリアもヘッドバッド連打で返し、リングに飛び込み雪崩式シットダウンパワーボム。フォールも2

 

 ジュリアはグロリアを狙うも、切り返したSareeeが逆打ちも2

 

 エルボーの打ち合いからSareeeがロープに飛ぶも、ジュリアはエルボーで迎撃しバックドロップ。フォールも1

 ジュリアは髪を掴んで引き起こすが、Sareeeが変形タイガースープレックスホールドも2

 ジュリアはケンカキックからフォールも2

 

 ジュリアはグロリアスドライバーからフォールも2

 

 ジュリアは投げようとするが、耐えたSareeeが裏投げからフォールも2

 

 Sareeeは腕ひしぎで捕らえ、ジュリアのサポーターを外して伸ばしていく。ジュリアはロープを掴みブレイク。

 

 Sareeeは裏投げからフォールも2

 

 Sareeeはリストクラッチ式の裏投げを狙うが、切り返したジュリアがノーザンライト・ボム。フォールも2

 

 ジュリアはグロリアスバスターを狙うが、Sareeeはエルボーからバックドロップ。フォールも2

 

 Sareeeは髪を掴んで引き起こそうとするもジュリアがサムソンクラッチも2

 

 ジュリアは走り込むが、Sareeeがバイシクルキックから脇固め。さらに指をまとめてねじり上げると、これを見てレフェリーが試合を止めた。

 

 

Sareee「私が、マリーゴールド初代ワールドチャンピオンのSareeeです!ジュリア、ジュリア、闘った者同士にしかわからないことあるよね。私は、ジュリアとずーっと闘いたかった。また、必ず、また必ず試合しようよ。万全な状態で試合しようよ。今日は、ありがとう」

ジュリア「ありがとうなんて、そんな言葉?聞きたくなかったよSareee。今日、私は、あんたを止めなきゃいけなかった!マリーゴールドで?お前がエースって言われて、どんな思いで、いつもいつも観客席から眺めてたか。私は、だから、マリーゴールドの誰よりも、誰よりも思ってたからこそお前を止めなきゃいけなかったんだよ!(マイクを叩きつける)でもな、お前が居たから私は、まだまだ上目指せるつもりになれてる。だって、他にジュリアに敵うやつ居なくない?こんなつえーやついるって、お前のこと、人生で始めて嫉妬した相手で、こんなに悔しい気持ちも人生で始めてだよ。あーでも言いたかねーけどSareee!お前マリーゴールド来てくれてありがとな。だけどよ、だけど私もよ、マリーゴールドの選手も、血眼になってお前のこと倒しにそのベルト取りにいくから覚悟しとけよ。私は、もっともっと強くなって、またお前の前に立ってやるから、おいSareee、お前ももっともっと強くなってろよ。次は倒してやるからな」

 

 Sareeeは握手を求め、ジュリアは一度ははたき落とすも、握手をしながら反対の手でその手を叩き続けた。

 

ジュリア「締めるか?マリーゴールドのチャンピオンだろ締めることもできねえのかオイ。しょうがねーな。わかったわかったこうしよう。まずは、今日マリーゴールド初の両国大会おこしいただき皆さまありがとうございました。勝って喜んでるやつもいれば、負けて泣いてるやつもいるよ。でもそれがプロレス、それが人生ってもんだよな。だから、また立ち上がんなきゃいけない。立ちます。その人生が、人生が、人生のドラマが、見れるのがプロレス。いやマリーゴールド?だから、今日は、皆さんとそして、今日闘った全選手の人生の一瞬の間をともに過ごしたということで、全員で集合しよう。今日参戦した諸君、リングに上って来い!(所属選手がリングへ)全員だ・・・あれ?全員って言ったんだけど、LLPWの諸君はどこだオイ。おーい、NØRI、井上貴子!神取忍!おいみんな、そうだそうだ、(LLPW勢がリングへ)イヨ・スカイもLLPWも上がれ上がれ上がれ!おい全員だ!(神取に)すいません、いつも道場借りてます。先日は、汚して申し訳ありませんでした。これからもよろしくお願いします。じゃあ、今日はチャンピオンになった所属の、なつみ、青野、2人で締めてくれ」

 

青野「両国国技館大会!皆さんのおかげで最高に盛り上がりました!皆さんどうでしたか~!私は今日、最高の夢を見させていただきました。これからもマリーゴールド、切磋琢磨していきますよろしくお願いします」

翔月「私も、11年ぶりに両国国技館でベルトとったぞー!またこれから私たちはこのまま突っ走っていくんで、止まることがないので、これからそのまま応援してください」

青野「ついてきてください」

翔月「では皆さん私達がシャインフォーエバーと言ったら、皆さんマリーゴールドと元気よく叫んでください!せ~の」

青野&翔月「シャインフォーエバー!」

全員「マリーゴールド!」

<試合後コメント>

 

Sareee

「私がマリーゴールドの初代ワールドチャンピオン、Sareeeです!今日のジュリアとの闘いは、闘った者同士にしか分からないものがあると思います。でも私は今日すべてを出し切った。間違いなく。それでもジュリアの右腕を狙うしか無かったくらい、私は全力で戦いました。誰がなんと言おうと私が今日勝ったんです。だから私は胸を張ってマリーゴールドのワールドチャンピオンとしてプロレス界で生きていきたいと思います。ジュリアとはもっともっともっとすっごい試合が出来ると思うんで、次いつ闘えるか分かりませんが、お互いもっと強くなってまたリングで再会出来ることを願ってます。今日はこのベルトに挑戦してきそうな奴は現れなかったけど、私は誰が来ようが受けて立つんで。しっかりとこれからチャンピオンとしてこのマリーゴールドだけではなく、プロレス界全体を盛り上げていきたいと思ってます」

ジュリア

「あぁ……皆さん、ただいま。やっと帰ってこれました。そして、勝てなくてごめんなさい。こんな悔しいことありますか?なんて言ったらいいか分かんないよ、今日はもう。勝つことだけに集中していた。別に私は怪我を言い訳にするつもりもないし、今日はSareeeの方が強かった。そういうことでしょう?今から、今日この日から、私がSareeeに旗揚げ戦で今日もやられて、マリーゴールド所属のアイツらは何を思う?何を思う?!あぁ?!今のままじゃダメなんだよ!上には上がいっぱいいるんだよ!それは私も実感してる。私が倒せないんだもん!申し訳が立たないよ。所属選手のみんなに私は申し訳が立たないよ今日!(※激しく机を叩く)悔しくてたまんねーよ!Sareee!こんなことお前に言っても『へ?』って言われるだろうけど、お前絶対にうかうかすんなよ?すぐに誰かが獲りに行く!それは私かも知れない。またお前の前にぜってー立ってやるよ!お前がそのベルトを落とすとき、その相手はこの私だよ!また気持ち入れ替えて、今日から私は裏方でも怪我人でもなんでもねーんだよ!前説のねーちゃんでもねーんだよ!選手としてまた今日から私は上を目指す。ぜってーテメーのこと倒す。そのためにはまだまだやることいっぱいあるな。どこ行ったって、いつでもどこでも、お前を倒すことに集中してる。隙があったら倒してやるからな!(※涙声になって)初のマリーゴールド両国大会、旗揚げしてから2ヶ月経たずに、それでも今日こんなにたくさんのお客様にお集まりいただき本当にありがとうございました。ここからがまたマリーゴールドのスタートだと思ってます。一生懸命頑張ります!この団体を大きくするために!私は誰よりもこの団体のことを思ってる!誰よりも、いつでも、どこにいたってこの団体のことを心から思ってる!今日来てくれたファンの皆さん、本当にありがとうございます。これからもマリーゴールドの応援よろしくお願いします。本当にありがとうございました」

ロッシー小川

「今日は自分的には内容も動員も満足しております。3,000強のお客さんが入ったってことは。当日券も結構動きましたし、満足かなと。この日のために頑張ってきたんで。旗揚げから54日間しか経ってなくても、それでもこれだけのことが出来た。でも次の目標を創らなきゃいけない。でも流石にイヨ・スカイは別格だなと。やってる技とか一緒なんですけど、メリハリの付け方とかが違うんで。自分の魅せ方をよく知ってるし。あと今日は1人、青野未来という選手がスターになったんじゃないですかね。それが大きいです。あとはメインはもう……アレだね。ジュリアが負傷を負ってなければもっともっと激しい試合になったんじゃないかな。エスカレートしちゃうんで。でもこれはまた次があるってことなんで。今度はマリーゴールドの選手がSareeeを追う番だと思います」

 

――今日の内容を踏まえて、今後のマリーゴールドの方向性はどうなるか

「大きくなってしまうと、また両国やりたくなっちゃう。不思議と。これは麻薬みたいなもんなんで。だけど、日々のコツコツしたことを乗り越えていかないとこれは無いんで。だけど、今日はLLPW-Xのレジェンドが来て魅せるプロレスもこういうビッグマッチもアリかなと。全然スパイスが違うんで。我々としてもすごく面白かったし。プロレスの色んな物を見せる団体でありたい。でも最前線は動けて、激しくてっていう」

 

――13日の大田区総合体育館大会が発表された

1月はねえ?なんかスターダムが同じ日にあるんですよね?だから新春興行戦争ですかね(笑)まあ、多分時間が違うし。でもそれはたまたま大田区総合体育館の方から『使ってくれ』って来たんですよ。(1月)5日までの間に。改装明け一発目ってことで、そういう話があったんですよ。偶然舞い込んだんで、別に、それしかないですよ?別にぶつけようと思ったわけではないです」

 

――大向選手の娘さんも入団したが、これから若い選手が増えていくか

「可能性はあると思いますよ。自分的には大向美智子の遺伝子がここに集まってきて。もう1人藤田愛ってのもいるんですけどね。遺伝子が来たら最強の、自分のやってきた意味のある団体になるなと。アルシオン、スターダム、マリーゴールド。全部の集大成がここにある。だから、元アルシオンのメンバー、ゆずポン始め旧スターダムのメンバー。みんな来てるんですよ。ってことは、ここが帰る場なんですよ。今までの2ヶ月のマリーゴールドというのは、いろんな団体から辞めてきた選手で成り立ってる団体。でもこれから先1年、2年後はここで生まれた選手が中心になっていかなきゃいけない。産みの苦しみ。そういう意味では」

 

――アクトレスタイムを見ての感想は

「見てなかったんですよ、実は。見てなかった。色んな人が来てたんで、そのときしか時間が無いと思ってたんで。でもこれはこれで、自分たちは別に頑なに拒むこともないし、やりたければやればいいし。っていうスタンスなんで」

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