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2024.08.26

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2024年8月24日 Marigold Summer Gold Shine2024

Marigold Summer Gold Shine2024

2024年8月24日(土) 東京・新木場1stRING
(観衆272人=満員)

試合詳細レポート

 

シングルマッチ 15分1本勝負
○後藤智香 7分22秒
アバランシュ・ホールド→エビ固め
勇気みなみ●

 試合前に勇気が元気に握手を求めると、後藤もしっかり応じる。勇気がその手を引き寄せて巻き投げる中でゴングが鳴る。

 勇気は巻き投げを連発していくが、後藤はすぐ起きて「ちゃんと挨拶しろよ!」と怒りながらビッグブート。さらにヘアホイップを連発し、コーナーでの串刺しヒップアタックから串刺しヒップドロップ、さらに串刺しヒップアタックと尻爆弾連打。後藤は逆エビ固めで絞り上げて行くが、勇気はなんとかロープブレイク。

 後藤は「どーしたみなみ!」と引き起こし、エルボー合戦へと誘い込む。勇気が必死の連打を見せるも、後藤が受け切って強烈なエルボー一発で吹っ飛ばす。後藤がロープに飛ぶが、勇気はドロップキックで迎撃。後藤は倒れず「来いよ!まだだッ!」と絶叫。勇気は2発、3発、4発と連発していき、攻め疲れて動きが止まったところへ後藤がビッグブート。

 後藤はボディスラムを狙うが、勇気はスモールパッケージで切り返し、さらにスクールボーイ、バックスライドと翻弄して低空ドロップキック。勇気がボディスラムで叩きつけてからバックを取るも、後藤がクラッチを切ってボディスラム。さらに得意のジャイアント・スイングで10回転ぶん回し、510-Nの体勢へ。これを着地した勇気は、再デビュー前からの必殺技である南の風(変形巻き投げ固め)で押さえ込むもカウント2

 勇気は必殺のリストクラッチ式バックドロップを狙うが、後藤は振り払ってショートレンジ・ラリアット。さらにロープに飛んでラリアットでなぎ倒し、最後は510-Nで突き刺して3カウントを奪った。

 

<試合後コメント>

後藤智香

「ありがとうございました!来週からDREAMSTARが始まるので、デビュー2戦目の勇気みなみに負けるわけにはいきません。しっかり3カウント獲ってやりました。ありがとうございました」

 

勇気みなみ

「デビュー2戦目で、デビュー2連勝して勢いに乗りたかったんですけど……。でも今日の試合は今私に出来るすべてを出し切ったと思うので、明日も試合がありますがこの気持ちを胸にもっと日々練習していく他無いと思っています。ありがとうございました」

3WAYマッチ 15分1本勝負
○マイラ・グレース 4分4秒
クロス・ローズ→片エビ固め
南小桃●

※もう一人はゼイダ・スティール

 マイラが陽気に「オネガイシマース♪」と握手を求めると、ゼイダがハイタッチで応じて2人でブロンドをさらりとかき上げるセクシームーブ。観衆が小桃にもセクシームーブを期待するも、小桃は素直にマイラと握手。ゼイダはノリの悪さに苛立ったか小桃との握手を拒否し、マイラに2vs1での闘いを申し出る。

 ゴングが鳴ると、3人での手4つからマイラ&ゼイダが2人で小桃をロープに振る。小桃はゼイダにドロップキックを見舞うが、すぐにマイラが小桃にバックスライド。ゼイダがマイラをスクールボーイ、小桃がゼイダにスクールボーイ、マイラが小桃に十字架固めと丸め込みの応酬。これをカットしたゼイダが「ソーリー!」とマイラを場外に放り捨てる。

 ゼイダは小桃をコーナーに振って串刺しジャンピング・ニー。さらにドロップキックからロープに飛ぶが、小桃がカサドーラ式腕十字。これはマイラがカットし、小桃にエルボー連打。小桃もエルボー連打からロープに飛ぶが、マイラがカウンターのジャンピング・ラリアット。マイラは串刺しエルボースマッシュからバックドロップ。カバーに入ろうとしたところで小桃が下からスモールパッケージも、マイラが切り返してボーダーシティ・ストレッチ。ゼイダはその上からマイラにスリーパーホールドを仕掛けるも、抜け出した小桃がゼイダに低空ドロップキック。

 小桃はマイラ、ゼイダをコーナーに重ねてそれぞれに串刺しドロップキック。ゼイダはエルボー連打からビッグブートで小桃をふっ飛ばし、マイラにゴリーボム。小桃がゼイダにドロップキックから飛びつき式の変形DDT。横からマイラが飛び込んできて小桃にトラースキック、さらにいつもとは入り方の違うフォーファンク・クロスで叩きつけて3カウントを奪った。

 

<試合後コメント>

マイラ・グレース

「今日は3WAYで、ゼイダ・スティールとコモモとの試合だった。コモモにはパッションがあるけど、私にだって熱い気持ちがある。先週、私は『なにか変わらなくちゃいけない』と言った。これから新しいマイラ・グレースを見せていく。私がここに存在する理由を皆さんにお見せしていく。やるしかないんだから!」

 

南小桃

3WAY、終わりました。ゼイダとマイラ、一発一発が重いし、速いし、何も出来ませんでした。明日も2人と闘うので明日こそやり返したいと思います。ありがとうございました」

タッグマッチ 15分1本勝負
松井珠紗  11分52秒
ダイビング・ダブルニードロップ→片エビ固め
田中きずな●
○翔月なつみ ビクトリア弓月

 試合前には翔月&松井が握手を求めていくが、弓月&きずなはその手を強めにはたき落とす。

 松井と弓月の対面でゴング。ロックアップからヘッドロック、アームドラッグ、足払いの応酬からクリーンブレイク。両者タッチ。

 きずなが突っ込んでいくが、翔月がカサドーラで迎撃しサッカーボールキックを発射。かわしたきずなが翔月のエルボーを巻き取って脇固めに捕らえる。翔月は長時間捕まったもののなんとか足を伸ばしてロープブレイク。きずなは翔月の腕をロープに絡めながら踏みつけて行くが、翔月がお返しの脇固めで反撃。弓月が慌ててカットするが、翔月は荒々しく弓月を場外へ放り捨てる。翔月はきずなの腕を蹴り上げてから松井にタッチ。

 松井はショルダーアームブリーカーからヘアホイップでコーナーに叩きつけ、グリグリと顔面を踏みつける。さらにロープに上半身を絡めながらのスタンド式キャメルクラッチで固め、鼻をつまみ上げて観衆に写真を撮らせる。さらに串刺しジャンピング・ニーからスリーパーホールドで捕らえるも、きずなはロープに足をかける。

 松井がきずなをロープに振っていくと、きずなは「ナメんな!」とドロップキックを発射。松井はこれを回避してカバー。きずなはブリッジで抜け出してロープに飛び、「ナメんな!」とフライング。ネックブリーカードロップ。弓月にタッチ。

 弓月は松井にドロップキック。さらにコーナー駆け上がり式のフェイスクラッシャーから低空ドロップキックで追撃し、ロープに飛ぶもコーナーから翔月がミドルキック。松井&翔月がロープに振ってコンビネーションドロップキックを決め、松井がストレッチ・マフラー。弓月は苦戦しながらも這っていってロープを掴む。

 松井は串刺しスライディング・クロスボディから引き起こすが、弓月が振り払ってエルボー連打。ロープに振るが、翔月がコーナーから手を伸ばしてブラインドタッチ。

 松井が弓月をコーナーに振って串刺しニーを見舞うと、翔月も即座に串刺しダブルニーで追撃。さらに翔月がフィッシャーマンズ・スープレックスを狙うが、弓月がスモールパッケージで切り返す。すぐ起きた翔月がランニングニーからサッカーボールキックを発射。弓月がキャッチして動きを止めたところにきずながハイキックを放つも、翔月はこれをキャッチして弓月にぶつけ、きずなを場外に蹴落とす。

 弓月はエルボー連打で突っ張っていくも、翔月は涼しい顔で受け切ってロープに飛ぶ。弓月はカウンターの払い腰からフィッシャーマンズ・スクリューで叩きつけ、きずなとのコンビネーションからダブルドロップキック。弓月はダブルリスト・アームサルトからヘッドシザーズ・ホイップ。きずなにタッチ。

 きずなは翔月にドロップキックから腕十字。さらにランニング・クロスボディからコーナーに上ってミサイルキックで吹き飛ばし、フィッシャーマンズ・スープレックスを狙う。翔月が振り払ったところへ弓月がトラースキックを叩き込み、きずなが飛びつき式腕十字固め。引き起こしたところを振り払った翔月が延髄切りを叩き込み、すかさず松井がミサイルキックで追撃。翔月が蒼魔刀を叩き込んでカバーも、弓月がギリギリでカット。

 翔月はコーナーに上って必殺のダイビング・ダブルニードロップを放つが、きずなが回避して高角度回転エビ固め。さらにRe:Dreamを狙うが、翔月が振り払ってハイキックで切り返し、フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド。きずなはカウント2で返すものの起き上がる気力は残っておらず。ゆうゆうとコーナーに上っていった翔月がダイビング・ダブルニードロップを突き刺して3カウントを奪った。

 

 試合後、翔月は松井、弓月、きずなのそれぞれにスーパーフライ級のベルトを突き付けて挑発。きずながエルボーで反撃して翔月がよろけたところを松井がベルトを奪って逃走。翔月は必死に追いかけてベルトを取り戻してから退場していった。

 

<試合後コメント>

翔月なつみ&松井珠紗

翔月「まあ、当然じゃないの?新人2人相手に、このチャンピオンと、それを相手に健闘した松井珠紗のタッグ。何年目だか知らないけどそんな新人に負けるような2人じゃないし。連携もね、向こうはタッグのベルトを狙ってるらしいんですけど、自分はタッグがあやふやなんで。松井とももちろん組んでみたいし」

松井「おっ♪」

翔月「まあ、色んなタッグ、まだまだやったことない選手いっぱいいるんで。誰と一番かっていうのはね。やっぱシングルリーグのあとはタッグもガンガン狙っていかなきゃいけないんで、自分は絶対勝てる相手と組みたいなと思ってます」

松井「おっ♪なつみさん、私言いたいことあったんですよ」

翔月「なんだよ」

松井「なつみさんはもちろん倒したい相手なんですけど、こないだタッグトーナメントあったじゃないですか。なんで私と組んでくんなかったんだっていう」

翔月「まあ、やっぱ青野未来は白のベルト持ってて、MIRAIも何回もやってる相手っぽかったんで。決勝来るならミライサクかなって思ってたから、手堅く青野未来。まあ自分はね、絶対組みたいって言ってた相手ではないけど、ロッシー小川もそういうのを汲み取って私と青野を組ませたのかなと思うんで。ちょっと松井のアピールが足りないんじゃないの?って思いますね」

松井「でも、今日組んで分かったんじゃないですか?」

翔月「あ?」

松井「やっぱり私となつみさん、翔月と松井……なつみさんのこれからの時代は、翔松(しょうしょう)タッグ」

翔月「しょうしょうタッグ……?」

松井「翔月、松井で……」

2人「「翔松タッグ」」

松井「やっぱそれなんじゃないかなと思うんで。これからもまあ、機会があれば、とりあえず♪」

翔月「なんで上からなんだよオイオイ。こっちがチャンピオンなんだから!こっちが決める権利あるんじゃないですかねぇ?!」

松井「まあ考えといてくださいよぉ~♪」

翔月「考えといてやるよ」

松井「ありがとうございましたぁ~♪」

 

ビクトリア弓月&田中きずな

きずな「久々に弓月とのタッグだったので、もちろんシングルも狙ってるけど、どうしても私は弓月とタッグのベルトが巻きたいし、今日は絶対に何としても勝たないといけなかったんですけど、勝つことが出来なくて。しかも相手は『勝って当たり前』みたいなことを言ってたのがさっき聞こえてきたんですけど、キャリアとかリング上がったら関係ないと思ってるし、でも、それでも勝てないのは実力がまだまだ足りないからだと思うので、シングルリーグもこれから始まるし、今できることはひたすら練習することかなと思うので。どんどん、いっぱいたくさん夢あるので1つずつ掴めるように練習したいきたいと思います」

弓月「きぃたんも言った通り、私達久々のタッグ。この久々のタッグで強敵のあの2人、どうしても勝ちたかったけど勝てなかった。でも私達にはまだ希望があるし、さっききぃたんが言った通り、私達タッグのベルト狙ってるので。必ず獲ろうよ。で、翔月なつみ。会見でもDREAMリーグに興味無い感じの発言してたけど、Twitterでも私言ったんですけど、私、お前の持ってるスーパーフライに挑戦したいし狙ってるんだけど、Twitterでもなんも返ってこないし。どういうこと?なんだ?ビビってんのか?こっちはやる気でいんだよ。返信待ってます。開幕戦で翔月なつみと当たるんで、ここ必ず勝ってこのトーナメント、私が頂点に立ってお前のスーパーフライのベルトに挑戦します」

6人タッグマッチ 15分1本勝負
天麗皇希 15分00秒
時間切れ引き分け
ボジラ
林下詩美 CHIAKI
青野未来 野崎渚

 皇希とCHIAKIの対面でゴング。CHIAKIはロックアップをスカしてつま先を踏みつけ、サミングからの顔面かきむしり。怒った皇希がエルボー連打からロープに飛ぶが、野崎が場外から足払い。CHIAKI&野崎&ボジラが皇希をロープにくくりつけて顔面を踏みつけながらポーズを決める。さらにCHIAKIの串刺しスピアーから野崎のおしゃれキック、ボジラがCHIAKIを背負ってのダブルボディプレスと猛攻をかける。CHIAKIがコーナーに振って串刺しスピアーを狙うも、皇希がカウンターのビッグブートからボディスラム。詩美にタッチ。

 詩美はCHIAKIをショルダータックルでなぎ倒し、ボジラのショルダータックルをCHIAKIに誤爆させた上で場外に放り出す。さらに詩美がCHIAKIを引き起こすも、野崎が救出。2人で詩美をロープに振っていくが、詩美は2人の攻撃を誤爆させてドロップキックで2人まとめて吹き飛ばす。詩美はCHIAKIをコーナーに振って串刺しバックエルボーからラリアットを発射も、かわしてロープに飛んだCHIAKIがスピアー。野崎にタッチ。

 野崎は貫通ビッグブートから「お前も喰らえッ!」とおしゃれキックを発射。これをかわした詩美がリング内からラリアットを叩き込み、野崎はエプロンに後頭部を痛打。詩美はさらにコーナーに振って串刺しラリアットを狙うが、野崎がビッグブートで迎撃してショットガン・ドロップキック。さらに串刺しビッグブートからスリーパーホールド、ドルミルへと移行しようとするが、青野がカット。

 詩美と野崎がエルボー合戦を展開し、連打で打ち勝った野崎がロープに飛ぼうとしたところをカウンターのエルボーで止めた詩美が無双で叩きつけて皇希にタッチ。

 皇希は野崎の顔面にビッグブート連打。野崎も顔面へビッグブートを叩き込み、そのまま同技での顔面の蹴り合いへ。打ち勝った野崎が「終わりだ!」とザキゴェを狙うが、皇希がカウンターのビッグブートからバックフリップ。皇希がロープに飛ぶが、野崎がカウンターのビッグブートからトラースキック。ボジラにタッチ。

 ボジラはひらりと身軽な動きでリングインして場内を沸かせ、皇希を軽々とショルダータックルでふっ飛ばしていく。さらにボディスラムからリバース・スプラッシュで圧殺するも詩美がカット。ボジラはセカンドからのミサイルキックで皇希をふっ飛ばし、ロープに振ってラリアットを狙う。かわした皇希がRKOで切り返して青野にタッチ。

 青野はボジラにドロップキック2連撃からパントキック、串刺しラリアット。2発目を狙ったところをボジラがカウンターのラリアットを叩き込み、F5で追撃。詩美がカットに入ってボジラをバックフリップで叩きつけ、青野がスライディング・ラリアットで追撃。

 野崎がレフェリーを惹きつけている間にCHIAKIがイスを持ち込み、青野をぶん殴る。さらに青野をイスに座らせて3人でのトリプルビッグブート。ボジラはショートレンジ式レインメーカーを叩き込むも、詩美&皇希がカット。2人でボジラをリフトアップし、そこへ青野がミサイルキックを見舞う合体攻撃。青野はボジラにバズソーキックを叩き込むがカウントは2

 ならばと青野はスリーパーホールドからグラウンドでの胴絞めスリーパーホールド。ボジラが初のタップアウト負けを喫するかと思われたが、ボジラは頑としてギブアップせず。ならばと青野はスタイルズ・クラッシュでの決着を狙うが、ボジラはショルダースルーでの切り返しを試みる。これを青野が回転エビ固めで切り返すという両国の再現で決着かと思われたが、ボジラはさらにエビ固めで切り返して対策の成果を見せる。

 両軍入り乱れての乱闘となり、皇希がCHIAKIにドロップキック、野崎が皇希にビッグブート、詩美が野崎にラリアットを見舞って排除。青野&詩美が2人でボジラをロープに振るが、ボジラはダブルラリアットでなぎ倒す。ボジラがカバーに入ったところを下から青野がスクールボーイ。野崎がビッグブートでカットし、ボジラがロープに振ってキチンシンクからドクターボム。そのままカバーに入るが、詩美&皇希がカット。ボジラが青野を引き起こそうとしたところで15分フルタイムドローを告げるゴングが鳴った。

 

<試合後コメント>

林下詩美&青野未来&天麗皇希

青野「いやぁ、決められなかった。ちょっと私は久々に、両国ぶりかな?大怪獣を味わっちゃって、やっぱりとんでもない怪獣だなっていうのを実感して、ただただ悔しいです。同じSTARリーグなのでボジラを倒して勢いづこうと思ったんですけど、不甲斐ない感じで決めきれずに終わってしまって。でも逆に火がついたとも思ってるんで、この気持ちを忘れずにリーグ戦、優勝獲りに行きます」

詩美「今日はこの珍しい感じの3人で組んで、DREAMSTARを前に勢いづけたかったんですが、さすがに相手にあんな大きい人がいれば簡単に勝っても面白くないしね。ホントは勝って勢い付けたかったけど。とりあえず私はリーグ開幕戦、野崎渚。私が白星獲って私が必ず優勝します。同じリーグ、皇希もよろしく。対角の未来さんもよろしくお願いします」

皇希「久しぶりにボジラと当たって、デカいし、しかもCHIAKIも野崎さんもヒールみたいな感じで。卑怯なことしてきたりとか。CHIAKIは前から因縁っぽいところが自分の中にはあって。だから最後突っかかってきたのかなと思うんですけど。別リーグにはなるんですけど、私もCHIAKIも勝ち上がって、そこでシングルとか出来たらいいかなと思ってます」

 

野崎渚&CHIAKI&ボジラ

野崎「センキュー、ボジラ!」

CHIAKI「センキュー

ボジラ「私達が勝っていたはずの試合だっただろう。あのレフェリーは最悪のクソだな。ちゃんと3つカウントを叩くことすら出来ないんだ。3つ叩くべきところで2つしか叩かなかった!」

野崎「ね。時間切れ、悔しい。いやあ疲れた。でもリーグ戦前に林下詩美と皇希と闘って。皇希のビッグブーツはもっともっとスゲェ奴の受けてきたから、なんにも響かないよ。身長高くてビッグブーツ使うんだったら私を一発で倒せるくらいのビッグブーツ用意してこいよ。その前に、初戦、林下詩美。楽しみにしてる」

CHIAKI「前回の後楽園も林下詩美が対角にいて、その結果もドローで。結構俺の闘志は林下詩美に向けてバチバチ燃えてて。そんな中で、今日は前の団体で一緒だった皇希とか、青野未来がいたけど、ビジュアルだけでやってる奴なんかに負けたくないんだよ、ホントはよ。だからもっともっと自分の底上げも頑張って、このチームとして……ダークウルフ軍としてもっともっと成長してアイツらをぶちのめしたいと思います」

野崎「……ダークウルフ軍、なの?(笑)」

CHIAKI「ダークウルフ軍なんですけど……

野崎「あっ、そーなの(笑)初めて知った(笑)ダークウルフ軍、チーム・ダークウルフ!OK?」

ボジラ「Yeah

CHIAKIYeah!!」

野崎「OK?!OKOK、トゥギャザー!」

CHIAKI「よろしくゥ!」

(※ボジラが野崎、CHIAKIと握手)

ツインスター選手権試合 30分1本勝負
<王者組> 17分9秒
グロリアス・ドライバー→片エビ固め
<挑戦者組>
○桜井麻衣 石川奈青●
MIRAI 高橋奈七永

※初代王者組のMIRAI&桜井が初防衛に成功

 ゴングを待たずにパッション・シスターズが奇襲し、石川が桜井へ怒涛の丸め込み攻勢をかけてタチアガールでの速攻勝利を狙うがMIRAIがギリギリでカットに成功。

 石川は奈七永とともに桜井をロープに振ってダブルのショルダータックル。それぞれエルボードロップを見舞ってから腕を組んで「パッショーーンッ!!」とダブルのエルボードロップ。石川が奈七永にタッチ。

 奈七永は桜井にスリーパーホールドから怒涛のエルボー連打。さらにサッカーボールキックからボディプレス、アルバトロスと猛攻。石川にタッチ。

 石川は桜井にランニング・ネックブリーカー・ドロップからコーナーに顔面をガンガンと叩きつける。さらに奈七永と2人でマシンガン・チョップ。カットに来たMIRAIも巻き込んで「パッションッ!パッションッ!」とコールを煽りながらのマシンガン・チョップ。さらに奈七永が串刺しスプラッシュ。石川も続いて串刺しスプラッシュを放つも、ミライサクが同時に回避してコーナーに自爆させる。MIRAIが串刺しラリアット、桜井が串刺しビッグブートを連打からロープに飛んで貫通ビッグブート。MIRAIにタッチ。

 MIRAIはエルボー&トーキック連打からボディスラム。MIRAIが「来いよ」と余裕の表情を浮かべる中で石川がエルボーを猛連打も、受け切ったMIRAIがエルボー連打でぶっ飛ばす。さらに串刺しバックエルボーを見舞って桜井にタッチ。

 桜井も串刺しバックエルボーからエルボードロップ。さらにペチペチと顔面をビンタで張って挑発してからロープに振るも、石川が側転でかわしてランニング・クロスボディ。奈七永にタッチ。

 奈七永は桜井に串刺しラリアットからエルボー&逆水平チョップを交互に連打。さらにシャイニング・ウィザードを叩き込むが、桜井は即座に起きてエルボー連打。奈七永も真っ向からエルボー連打で対抗していき、足を止めてのビンタ合戦へと発展。荒ぶる奈七永が髪を掴みながらのニーリフトを連打も、振り払った桜井が顔面に靴底をめり込ませる強烈なビッグブート。両者バタリと倒れ込むが、桜井が先にMIRAIへタッチ。

 MIRAIは奈七永にミサイルキックから串刺しバックエルボーを2連打。3発目を狙ったところへ奈七永がカウンターのラリアットを叩き込み、ビンタからラリアットを狙う。かわしてロープに飛んだMIRAIがラリアットで叩き伏せてロープに飛ぶも、奈七永がカウンターのラリアット。MIRAIが「今度こそ!」とラリアットを放つが、かわしてバックを取った奈七永がジャーマン・スープレックス。さらに奈七永がラリアットを狙うも、MIRAIがかわしたところへ桜井がエプロンからロープを使ったスタナー。よろけた奈七永をMIRAIがバックドロップで叩きつけ、ミラマーレ・ショックを狙って回転。しかし、奈七永が背面着地してスリーパーホールドで切り返し、グラウンドでの胴絞めスリーパーホールド。MIRAIは意識を手放しかけるが、なんとか自力でロープへ。奈七永はイクボムで叩きつけてから石川にタッチ。

 石川はMIRAIに串刺しラリアット、ショルダータックルで倒してからの側転式ボディプレス。さらに垂直落下式ダブルアーム・スープレックスからジャーマン・スープレックス・ホールドを狙うが、MIRAIがチンクラッシャーで切り返して超高角度バックドロップ。桜井にタッチ。

 MIRAIが変形ドラゴンスクリューからホイールバローで持ち上げ、桜井がフェイスクラッシャーを合わせる合体攻撃。さらに桜井が足を使ったファイナルカットから庶民征伐、シャイニング・バスターと連撃。石川が根性のキックアウトを見せると桜井がダイビング・エルボードロップを狙ってコーナーに上るが、奈七永が追っていって雪崩式ブレーンバスター。石川がリバースN.A.Oで叩きつけ、奈七永のバックドロップ+石川のランニング・ネックブリーカー・ドロップの合体攻撃。

 石川がN.A.Oを狙うが、振り払った桜井がビンタ。石川は旋回式フェイスバスターから奈七永とともにロープに振るが、MIRAIが飛び込んできてミライサクがダブルのショルダータックルを発射。パッション・シスターズが逆にショルダータックルで2人をふっ飛ばし、場外に逃れたミライサクへ石川がコーナートップからプランチャを投下。

 石川は桜井をリングに放り込んでリバースタイガー・ドライバー。さらに奈七永とのダブルの変形チョークスラム。さらに奈七永がセカンドからの冷蔵庫爆弾、石川がコーナートップからの冷蔵庫爆弾を投下も、MIRAIがギリギリでカット。

 石川が突撃していくが、桜井がカウンターのビッグブートから蝶野正洋直伝STF。これは奈七永がカットするも、MIRAIが場外へ排除して石川にラリアット。桜井が石川にシャイニング・ケンカキックも、奈七永がカット。MIRAIが奈七永にラリアットを叩き込んで場外へ蹴落とし、桜井がコーナーに上って石川にダイビング・エルボードロップを投下。これをかわして自爆させた石川がジャーマン・スープレックス・ホールドを決めるもMIRAIがカット。

 奈七永がMIRAIへ、石川が桜井にビンタを連打。さらにリング中央に振ってサンドイッチ式ラリアットを狙うが、ミライサクが回避。MIRAIが奈七永へラリアット、桜井が石川にレッグラリアートを見舞う形で挟撃し、2人の腕をクロスさせる形でダブルの変形STO。桜井が石川にタイガー・スープレックス・ホールドから手首をクラッチせずに落とす変形グロリアス・ドライバーで突き刺して3カウントを奪った。

 

桜井「新木場大会にお越しの庶民の皆様、ごきげんよう!ミライサクがツインスター初防衛、成功しましたッ!私はもう、パッション・シスターズを卒業してミライサクで未来を咲かせていきます。アンタたちと組んでても未来なんて無いんだよッ!(※奈七永が掴みかかるも桜井が突き飛ばす)高橋奈七永、31日の大阪、DREAMSTAR GP開幕戦、やっとアンタとシングル出来るよ。今日はまだまだ物足りないから、今の桜井麻衣を存分に堪能させてあげますよッ!」

奈七永「テメーよ、オイ!パッション・シスターズ卒業?おぉ?なにも、なんにも成し遂げてない奴が何抜かしてんだよ!中途半端な奴がよ!あぁ?!貴婦人なのかなんなのかも分かんねーしよ。今日は悔しいけど、負けたし、お前らタッグチャンピオンらしいな?堂々とした闘い方だったよ。でもな、今の言葉の落とし前はしっかり付けてもらうからな。大阪、楽しみにしとけ」

 

(※パッション・シスターズが退場していくと、入れ替わるようにtWin toWer2人がリングへ)

 

後藤「次の挑戦者、私たちtWin toWerだッ!そして、高橋奈七永を馬鹿にしたこと許さねーかんな!」

桜井「おうおうおう、いいよいいよ。いつだって挑戦受けてやるよ!でもな、精々試合中にスタミナ切れないように練習頑張れよ?」

後藤「やってやるよォーーッ!行くぞ皇希ッ!」

 

(※後藤がまだ何も話していない皇希を連れて退場)

 

MIRAI「ちょっと待ってちょっと待ってちょっと待って。まずは初防衛、成功しました!そしてね、今日新木場だったけど、明日25日も新木場で大会があります。明日はジュリアの壮行マッチ。チケットは完売しているからね。もっともっと沢山の方になんらかの手段を使って見ていただけたらいいなと思います。では、桜井麻衣!締めて!」

桜井「皆様、ご起立お願い致します♪せーのと言ったら、『魂込めて!この庶民が!』と一緒に叫びましょう!せーの!」

MIRAI「魂込めて!」

桜井「この庶民がッ!!ありがとォーーッ!!」

<試合後コメント>

MIRAI&桜井麻衣

MIRAI「高橋奈七永、パッション、パッションすごいね。高橋奈七永、闘えば闘うほどもっとやりたくなる相手。今日もそう思いました。昨日週プロの記事を読んで気付いたことがあったんだけど、今日闘ってみてそれが確信に変わった。石川は自分よりも出来ること、技も多くてマイクとかも全然うまい。けど、なんで勝てないのか。それはきっと、その場所が居心地がいいからじゃないですか?そのキャラが安定してて、そのキャラで満足してしまっている。だからもう一歩が踏み出せない。もう一歩先に行けない。勝ちたいっていう気持ちは、弓月とかのほうが強いんじゃないかなって自分は感じました。そこを乗り越えないと石川は勝てないよ。そして、tWin toWerが出てきました。いつでもどこでもやってやる。基本的にはそのスタンスなんですけど、次からリーグ戦が始まります。自分はリーグ戦の期間はリーグ戦に集中したいなと思っているので、防衛戦、その日時は会社と桜井麻衣と相談したいと思ってます。その方がリーグ戦、ベルト、その価値が上がっていくんじゃないかと自分は思っているので。でも、リーグ戦、同じリーグにいるので。1vs1でまずは感じたいと思ってます」

桜井「まずは今日の初防衛、高橋奈七永がすごかった。それに尽きる。石川奈青は私と同期なんですよ。昔デビューしたばかりの頃に闘ったことがある以来かな?それぶり。MIRAIが言ったように、めっちゃパッションあるし技のバリエーションも多い。でも同期って感じはしない」

高橋奈七永&石川奈青

(※石川がさめざめと泣く中でコメント開始)

奈七永「今日もパッション・シスターズ、負けてしまって、しかも桜井にあんなやられ方して腹立って仕方ないよ。23回組んだだけで、『全女魂教えてくれ』だとか言ってきて。調子がいいなあ!随分!じゃあよ、タッグはタッグでここ(心)に恨みつらみ溜めといてよ、私は831日から始まるシングルのリーグ戦で存分に桜井をぶちのめしてやる。全女魂?はぁ?口で言うより闘ってボコボコにして教えてやるよ。それが一番手っ取り早い。……石川どうなんだ!」

石川「すいません……」

奈七永「泣くなッ!」

石川「奈七永さんにこんなに近くでいつもいっぱいパッション教わってるのに、自分のせいで……自分のせいでいつも結果を残せなくて……」

奈七永「本気で泣いてんのそれ。本気で泣いてんの!?泣くくらいやってんの?!なんでこんなに勝てないんだよ!」

石川「すいません……」

奈七永「お前のパッションともっと向き合えよ!私が目の前にいんだろ?!隣にいんだろ?!1人の世界に入ってんじゃねーよ!タッグだろ、今日!もっと頼る時は頼ればいいし、やる時はやればいいし、フォローなんていくらでもすんだよ!泣いてたらその先は無い!」

石川「はい」

奈七永「毎試合毎試合泣いてたって変わってねーだろーが!」

石川「はい」

奈七永「結果出そうよ!」

石川「はい。結果出します」

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