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2024.09.14

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2024年9月14日 Marigold DREAM★STAR GP2024

Marigold DREAM★STAR GP2024

2024年9月14日(土) 東京・新木場1stRING
(観衆284人=満員)

試合詳細レポート

3WAYマッチ 15分1本勝負
○マイラ・グレース 6分37秒
ファルコンアロー→エビ固め
勇気みなみ●

※もう一人は石川奈青

 レフェリー含めて4人でそれぞれ握手を交わしてからゴングが鳴ると、手4つで3人で組み合う。3人で数珠繫ぎのリストロック合戦が展開されていき、石川が「レッツゴー!トゥギャザー!」とマイラに連携を要求。2人でロープに振ってバックエルボーからダブルの低空ドロップキック、交互にエルボードロップを決めてハイタッチも、石川がマイラにスクールボーイ。

 マイラが怒って石川に掴みかかると、石川は勇気に共闘を要求。2人でドロップキックを決め、ハイタッチしようとしたところで石川が組み付いてボディスラムで勇気をマイラに投げ落とす。当然激怒した2人は協力して石川を場外に放り出す。

 マイラと勇気がエルボー合戦、打ち勝ったマイラがコーナーで串刺しバックエルボーからロープへの串刺しヒップアタック。「オワリ!」と投げようとしていくが、勇気がスモールパッケージ、スクールボーイ。さらにバックスライドを狙う。石川がひっくり返して2人まとめてフォールで漁夫の利を狙うが失敗。

 

 2人は石川をロープに振るが、石川がランニング・ネックブリーカー・ドロップで2人まとめてなぎ倒し、マイラにダブルアーム・スープレックスを狙う。マイラが抵抗すると石川はスクールボーイからクロスボディを見舞い、ダブルアーム・スープレックス。

 これは勇気がカットし、石川にドロップキックを発射。かわした石川が串刺しラリアットからショルダータックルでふっ飛ばし、N.A.Oを狙う。勇気は抵抗して振り払いドロップキックを放つも、石川がエルボーで撃ち落とす。勇気はメゲずにドロップキックからクロスアーム式の巻き投げ3連発。さらに必殺のリストクラッチ式バックドロップを狙うが、石川が腰投げで切り返し、ボディスラムからコーナーに上ってダイビング・ボディプレスを狙う。

 マイラが飛び込んできて勇気とともに石川をデッドリードライブで投げ落とし、マイラが石川にバックドロップ。勇気がマイラを突き飛ばしてカバーを妨害し、石川にリストクラッチ式バックドロップ。カバーに入るもマイラがトラースキックを見舞ってカット。マイラが勇気にソバットからフィッシャーマンズ・スクリュー、みちのくドライバーIIと連撃して3カウントを奪った。

 

<試合後コメント>

マイラ・グレース

「新木場1stRINGは幸運を呼ぶ場所ね!前にもここで勝ったことがある。まあそんなことはどうでもいいの。私はここにプロレスラーとしての強さ、誇りを手にしに来た。今日のこの勝ちで勢いをつけて、マイラ・グレースはまだまだ止まらないってところをみんなに見せていく」

 

石川奈青

「いやぁ、ありがとうございます。負けてもいないけど勝ってもいないという。3WAY、難しいですねぇ~。今日こそは、富山も出れなかったんでこの悔しさで絶対に勝つつもりだったんですけど、明後日ホール、またほとんど同じカードなんで、絶対に誰をどう利用してでも私が勝ちたいと思います。ちょっとなんか、みんなリーグ戦リーグ戦って言ってますけど、リーグ戦関係なくてもこうして第1試合からメチャクチャ石川を呼んでくれるお客さんの声が聞こえたので、もっともっと石川奈青がマリーゴールドにいるんだぞってことを見せていきたいと思います。次、ホールは絶対勝ちます!ありがとうございました!」

 

勇気みなみ

「今日は3WAYでマイラさんに取られちゃったんですけど、もっともっと、石川さんとマイラさん、全然私のことを……もっともっと私のことを敵だと思ってほしいし、明後日も4WAYやるんですけど全員敵だと思ってるんで、勇気があればなんでも出来ると思って頑張ります!悔しいですけど、ありがとうございました」

6人タッグマッチ 15分1本勝負
松井珠紗 7分30秒
ジャーマン・スープレックス・ホールド
後藤智香●
MIRAI 翔月なつみ
○林下詩美 青野未来

 後藤が先走って1人で奇襲をかけるが、青野もすぐに追随し松井を捕まえてボディスラム。翔月、青野とサッカーボールキックを見舞う連携を見せるが、松井もカサドーラ・フットスタンプで青野にやり返してMIRAIにタッチ。

 MIRAIは「魂込めて行くぞ!」とコーナーに上って青野にミサイルキック。さらに串刺しバックエルボーを発射も、かわした青野が串刺しドロップキック。翔月にタッチ。

 翔月はMIRAIに串刺しランニング・ダブルニーからフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド。さらに「終わりィ」とダイビング・ダブルニードロップを狙うが、MIRAIが追っていって雪崩式攻撃を狙う。青野がカットに入り、青野のパワーボム+翔月のダイビング・ダブルニードロップの連携を狙うが、さらに詩美がカットして翔月にバックフリップ。MIRAIが翔月にひねりを加えたリバース・スプラッシュを見舞い、串刺しラリアットを狙う。翔月はこれを絡め取って蜘蛛の巣に捕らえるが、MIRAIが耐えて担いでミラマーレ・ショックを狙う。翔月はこれを回転エビ固めで切り返し、さらに変形コブラツイストも詩美&松井がカット。翔月はロープに飛ぶが、MIRAIが変形ドラゴンスクリューからSSコロンビアwithミケーレで追撃し、ラリアットを狙ってロープに飛ぶ。後藤がエプロンからMIRAIを捕獲。翔月が詩美をエプロンから捕獲。青野と松井が飛び込んできてやり合う中、翔月が松井に延髄切り、MIRAIにハイキック。さらに投げようとするがMIRAIが変形バックフリップで切り返し両者タッチ。

 詩美と後藤の対面。ショルダータックル合戦を制した後藤が詩美にジャイアント・スイングを狙うが、1回転目で転んでしまう。後藤はもう1回トライし、今度は5回転。観衆は「5!」とカウントするも後藤は「6ッ!!」と合計で6回転であると強く主張。

 後藤は詩美に串刺しヒップアタックから510-Nを狙うが、詩美が着地し、MIRAIが飛び込んできてラリアット。詩美&翔月が後続を排除し、詩美へサンドイッチ式ハイキックを見舞って援護。後藤が詩美に510-Nを決める。

 今度は松井&MIRAIがカットに入り、後藤に串刺し攻撃を見舞って援護。トレイン攻撃のさなかで詩美のラリアットがMIRAIに誤爆しつつも、詩美が後藤にコウモリ吊り落としから滞空時間の長いジャーマン・スープレックス・ホールドを決めて3カウントを奪った。

 試合後にはDREAMSTAR GPの選手入場式が実施。

 新コスチュームをお披露目したきずなに驚嘆の声が上がる中、選手を代表して詩美が挨拶を行った。

 

詩美「新木場の皆さん、盛り上がってますか!今日914日、この大切な日を元気な元気な皆さんと新木場で過ごせることを大変嬉しく思っています!ありがとうございます!今日、自分はリーグ戦公式戦は無いんですが、このあと公式戦は続きますし、次の後楽園、その他でもリーグ戦はまだまだ続きます。試合は皆さんの声援・手拍子がすごく力になりますので、たくさんたくさんお願いします!それでは本日もマリーゴールド、DREAM✴STAR GPを皆さん全力で楽しんでいってください!ありがとうございました!」

STAR LEAGUE 15分1本勝負
○Sareee【4点】 6分57秒
ダイビング・フットスタンプ→片エビ固め
CHIAKI●【0点】

 先に入場して待ち受けていたCHIAKIは、Sareeeのリングインを待たずに奇襲。リング内から花道のSareeeにスピアーを見舞い、タスキでSareeeのクビを絞め上げる。

 CHIAKISareeeをリングに放り込むと、コーナーに叩きつけて顔面ウォッシュを狙うが、Sareeeがカウンターのドロップキック。さらにロープに飛んでドロップキックを2連撃叩き込み、怒りのストンピング連打。

 Sareeeはヘアホイップでコーナーに叩きつけて顔面を踏みつけ。レフェリーに注意されると「コイツが先にやってんだろ」と言い返しつつ、ボディスラムで叩きつけてから逆片エビ固め。そのまま変形させてダブルレッグロックで絞り上げ、ロープ際でフットスタンプ。

 Sareeeは「どーしたコラ」と小刻みに蹴りつけていたぶり、串刺しドロップキックを狙うもCHIAKIがエプロンに逃れて回避。CHIAKISareeeの顔面をロープにこすりつけ、ロープを使ったアームロックから腕への噛みつき攻撃、ロープを使ったアームブリーカーと一点集中攻撃。

 Sareeeはさしてダメージを受けた様子もなく両手を広げてエルボーを要求。CHIAKIも応じて真っ向からのエルボー合戦が展開されていき、CHIAKIも気迫で負けずガンガン打っていく。Sareeeがロープに飛ぶと、CHIAKIはカウンターのパワースラム。

 CHIAKIはイスで殴りかかるが、Sareeeはイスごとエルボーで撃ち落とす。CHIAKIはすぐに拾ってイスでぶん殴り、スピアーで追撃。さらにロコモーション式フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドを3連撃見舞い、マウントを取りながらアイアンクロー。そのまま引き起こしてからロープに飛ぶが、Sareeeは追走ドロップキックからロープへの貫通ドロップキック。

Sareeeは「終わり!」とフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドで叩きつけ、フットスタンプで追撃。さらにコーナーに上ってダイビング・フットスタンプをぶっ刺し、これで3カウントを奪った。

 

<試合後コメント>

Sareee

「リーグ戦、2戦目。楽勝ですね、ハッキリ言って。圧勝。今日も圧勝。16日も青野未来。『チャンピオン同士』とか言ってますけど、一緒にすんじゃねーよって話ですよね。私が力の差を見せつけてやろうと思ってます。CHIAKI?アイツはアレでいいんじゃん?お前はお前で好きなようにやれっていう。ただそんだけですかね」

 

――イスを使われたことについて

「いや、それならそれでいいけど、中途半端なんだよね。なんでも。使うなら使うでもっと凶器の勉強してこいよって思いますね」

 

――青野戦が山場という声も大きいが、Sareee選手としてはそうは思っていない?

「山場とか、この試合は、とか言われてるけど……なにが?って。こっちからしたら青野未来なんて知ったこっちゃねーよって感じなんで。ハッキリ言って。それに対して、マリーゴールドのファンの方も、本人も、悔しいんだったら、じゃあ試合で見せつければ?って。だって、それが出来るのがリングじゃないですか。プロレスじゃないですか。だったら私のこと黙らせてみろよって思いますね」

 

――青野選手がその気概を見せてくることが楽しみ?

「やってこなかったらダメじゃないですか?やってこいよって思いますけど。ハッキリ言って誰も口だけで実際にやってくる奴がいないから、つまんないんだよね。ハッキリ言って。ここに私がいる意味って……いた意味って、ジュリアだったから。そんなジュリアがいない今、じゃあ誰とやっていったらいいの?誰が倒しに来てくれんの?って、そういう気持ちなんで。口だけじゃなくてやってこいよ。試合で、リング上でやれよって思いますね」

 

CHIAKI

「……あぁ、俺的にはシングルリーグ2戦目となるSareee戦。SareeevsCHIAKI、みんなどう思ってたかわからないけど、決まり切った勝負?まあそうかもしんねーけど、そんなことどーでもいーんだよ。俺の爪痕を残す。それだけでいいんだよ。今日見てたお前らはどう思ったか、それは俺はわかんねーけどよ、でもよ、ちょっと前には考えられなかったこの世界線で俺はしっかり“CHIAKI”としてプロレスのリングで闘ってる。それだけは変わらねえ!だから……次は負けねえ。シングルリーグ、これから面白くなるんじゃねーの?楽しみにしとけよ」

DREAM LEAGUE 15分1本勝負
○天麗皇希【4点】 10分33秒
アメジスト・バタフライ→片エビ固め
ビクトリア弓月●【1点】

 ゴングが鳴ると、ロックアップでの力比べが展開。皇希が押し込んでクリーンブレイクからロープに走るが、弓月がエルボーでの迎撃を狙う。皇希はこれを側転でかわしてビッグブートも、弓月はネックスプリングで即座に起きてスクールボーイ。さらに弓月がロープに飛んでコルバタからドロップキックで追撃。

 弓月はストンピング連打でロープ際に追い詰めて顔面踏みつけ。さらにスリーパーホールドでじっくり絞り上げるが、皇希は必死にロープに足をかける。

 弓月はボディスラムを狙うが、皇希が耐えて振り払う。弓月がコーナー駆け上がり式のフェイスクラッシャーを狙うが、皇希がビッグブートでふっ飛ばし、串刺しビッグブート、ランニング・ビッグブートと連撃。弓月が起き上がってエルボー合戦へと誘うと、両者足を止めてのエルボー合戦。

 激しい打ち合いを制した皇希だったが、弓月がコーナー駆け上がり式フェイスクラッシャーからドロップキック。さらにダブルリスト・アームサルトを狙うが、皇希が振り払う。弓月がロープに飛ぶも、皇希がカウンターのパワースラムから変形バタフライロック。弓月はなんとかロープへ。

 皇希はカナディアン・フェイスバスターからアメジスト・バタフライを狙ってコーナーに上るが、弓月が下からエルボーを見舞って動きを止め、地対空ドロップキックで撃ち落とす。さらに弓月が側頭部にトラースキックを叩き込み、フィッシャーマンズ・スクリューからダブルリスト・アームサルト。さらに皇希のエルボーをキャッチしてローリング・アローを見舞うもカウントは2

 皇希は即座に起きてドロップキックを叩き込むが、弓月も耐え抜いてトラースキック。さらに側頭部へのトラースキックから変形ケツアル・コアトルを狙うが、皇希がビッグブートを連発して吹っ飛ばす。さらに皇希は8日の富山大会で解禁したばかりの変形バックドロップ(小股式のアクシズ)で叩きつけるもカウントは2。皇希はコーナーに上ってアメジスト・バタフライを投下して3カウントを奪った。

 

<試合後コメント>

ビクトリア弓月

「あぁ、クソッ!2回目のシングル、また負けた。なにが勝てない要因なのか分かんないけど、もっと今自分に足らないものを見つけ出して、必ずやり返します。でも次、明後日、後藤智香。とりあえず気持ち切り替えて、そこ、必ず勝って2点獲ります。ありがとうございました」

 

天麗皇希

「ビクトリア弓月、2回目のシングル。1回目も勝って、そして2回目も勝って。もちろん自分もここまでマリーゴールドに来てから積み上げてきたものがあったので、絶対に負けちゃいけないし負けられない闘いだと思って今日は挑みました。でも正直、自分のフィニッシュ決める前の弓月コールが私はメチャクチャ悔しくて。『あぁ、私じゃないんだ』って気持ちと。だからこそ自分が決めてやるって、より一層技にも力が入ったと思います。リーグ戦、2……まだ、2勝。これからどんどん手強い選手がいっぱいいますけど、必ず次も勝ってリーグ戦でさらに上に進んでいきます。ありがとうございました」

DREAM LEAGUE 15分1本勝負
野崎渚【3点】 15分00秒
時間切れ引き分け
NØRI【6点】

 ゴングが鳴ると、ストライカースタイルで構えるNØRIとグラップラースタイルで構える野崎と対照的な形でそれぞれ距離を詰めていく。

 ロックアップでの力比べとなり、野崎がロープに押し込んで余裕たっぷりのクリーンブレイク。再び組み合って力比べとなり、今度はNØRIが押し込んで離れ際にローキック。野崎はエルボー連打からのサイドキックでお返しし、首投げから後頭部への低空ドロップキック。さらに髪の毛を掴みながらのチンロックも、NØRIが起き上がってローキック。さらに野崎のエルボーをキャッチしてミドルキックで倒し、サッカーボールキックを4連打。

 NØRIはヒザ裏へのガットショットを連打してからヒザ十字。ロープに逃れた野崎だったが、NØRIはロープを背にする野崎へ串刺しサッカーボールキックを猛連打。野崎はたまらず場外にエスケープするも、すぐにNØRIが追っていく。これを待ち構えていた野崎は髪を掴みながらのニーリフトを連打し、客席へと叩き込んでから場外高速ブレーンバスター。リングに戻してからストマック・ブロックで追撃し、顔面バーンから変形キャメルクラッチ、フロントネックロックと締め上げていくがNØRIはロープに足をかける。

 野崎はコーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、NØRIがカウンターのショットガン・ドロップキック。さらにサッカーボールキックから「この!足が!」とヒザ裏へのガットショット連打からアンクルホールド。野崎はこれを前転して抜け出し、顔面へのビッグブートからおしゃれキック。続けてコーナーに上ってミサイルキックを叩き込む。

 野崎は両手を広げてNØRIにエルボーを要求。NØRIはエルボー連打からローキックを見舞うが、野崎はビッグブートで吹き飛ばしてからスリーパーホールド。そのままドルミルを狙うが、NØRIがコーナーにぶつけて脱出。野崎はショットガン・ドロップキックから串刺しビッグブートを叩き込み、ランニング・ダブルニーアタック。カバーに入り、NØRIがキックアウトした瞬間に組み付いてドルミルで引きずり込む。

 NØRIは必死でロープを掴むも、すぐには起き上がれず。野崎が余裕の笑みを浮かべる中でNØRIがふらふらとエルボーを放っていくも、野崎は「全然効かねーよ(笑)」とビッグブートで振り払う。野崎はザキゴェを発射も、回避したNØRIがローリング・ソバットを見舞い、野崎のビッグブートをキャッチして飛びつきヒザ十字。しかし、位置が悪く野崎がすぐにロープを掴んでしまう。

 NØRIはロープに飛んでランニング・バズソーキック。さらにバズソーキックからコーナーに上ってミサイルキック。さらにロープに飛んで行くが、野崎がカウンターのビッグブートを顔面に叩き込み、側頭部へのソバットからノアール・ランサーを狙うが、NØRIが延髄切りで迎撃。両者大の字となりダブルダウン。

 ふらふらと起き上がってエルボー合戦を展開し、NØRIがエアースーリヤを発射も、かわした野崎がザキゴェからノアール・ランサー・ハイ。さらにコブラクラッチに捕らえていくが、振りほどいたNØRIがハイキック、スピンキック、ハイキックのコンビネーションからカバー。野崎がひっくり返して十字架固めも、返したNØRIがブレーンバスター・ホールド。野崎がキックアウトした瞬間に15分フルタイムドローを告げるゴングが鳴った。

 

 結果的にはフルタイムドローであったが、まだまだ余裕な様子の野崎に対し、NØRIは自力で起き上がれない様子。野崎は人差し指を立てて再戦を約束し、必死に起き上がろうとするNØRIを蹴飛ばしてから退場していった。

 

<試合後コメント>

野崎渚

「はぁ~、やってしまいました!なんかLLPW-Xの新人?ということで、どんなもんか、どんな刺激が待ってるか、リーグ戦だからね、勝たなきゃいけないけど楽しみな部分もあって。最初良い蹴りが入って一瞬『記憶あぶね~』って思いましたけど、ノザキ様はそんなんじゃ壊れないから。途中、厳し目に。それはLLPW-Xの子だから厳し目に攻めさせてもらったんだけど……それがちょっと長すぎたかなぁ?遊びすぎちゃったかなぁ~?悔しいね。でも最後、疲れるところでも良い蹴り持ってる。流石、二刀流ファイターだなって思ったんで。また試合したくなる、とても刺激的な子でした。ただね、リーグ戦だからね。勝ち点、本当は4点ほしかったけど……引き分けは1点?3……足りねえよ全然。ヤベェよ。次は遊びなんか無い。最初から勝ちにこだわって、あとは残り何戦か忘れちゃったけど、全部勝ち点2点ずつゲットします。……あぁ~チクショ~ッ!」

 

NØRI

「いやぁ、クソッ!ドロー!クソッ!1回首が極まりかかって、そこはプロレスラーの前に格闘家としてMMAやってきて、あんな、あんな危ないところ……。しかもスリーパーで!そこが本当に情けない!ブーツもキツかったけど、でも、とりあえずこの借りは絶対にリーグ戦が終わったら返してやるから覚えとけよ!クソッ!」

STAR LEAGUE 15分1本勝負
○高橋奈七永【4点】 9分56秒
クインビーボム→片エビ固め
田中きずな●【0点】

試合前にはきずなが「お願いします!」と握手を求め、奈七永もしっかりその手を握り返す。

ゴングと同時にきずなが突っ込んでいってドロップキック5連打。奈七永が倒れず耐えて雄叫びを上げると、きずなは怒涛のエルボー連打。奈七永もロープにくくってエルボー&チョップを連打し、ショルダータックルで吹っ飛ばす。

 奈七永はさらに脇固めからフロントネックロックに移行。きずなもフロントネックロックで取り返して胴絞式へ切り替えていくが、奈七永が首を抜いて「絞れ!絞れよコラ!」とパッション注入ビンタから髪を掴みながらの逆片エビ固め。

 奈七永はブレーンバスターを狙うが、着地したきずなが脇固めを狙う。奈七永は「行かせるか!」とサイドバスターで叩きつけ、ロープに振ってラリアットを狙うが、きずなは「ナメんな!」とフライング・ネックブリーカー。さらに投げようとするが、奈七永が逆にブレーンバスター。奈七永はコーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、かわしたきずなが串刺しドロップキック。奈七永は動じず髪を掴んで引き倒し串刺しラリアットを狙う。きずなはこれをキャッチして雪崩式腕十字。奈七永の腕がピンと伸びるも、奈七永は必死にロープブレイク。

 きずながコーナーに上ってミサイルキックを叩き込むが、腰のダメージからすぐに追撃に行けず。なんとか再びコーナーに上ってミサイルキックを見舞うが、奈七永は両手を広げて「来いよ来いよ来いよ来いよ!」と受け切る姿勢へ。きずなが3発目、4発目と見舞ってから脇固めから十字架固め、腕十字と巧みに変形。再び奈七永の腕が伸び切るも、ギブアップかどうかを聞くレフェリーを「うるせーッ!」と怒鳴りつける元気を見せつつロープブレイク。

 きずなは奈七永の腕をロープに絡めて踏みつけていくが、奈七永は「イッテーッ!」と叫びながらビンタ。きずなもビンタで返していき、足を止めてのビンタ合戦へ。奈七永が往復ビンタからバックドロップで叩きつけ、髪を掴みながらのショートレンジ・ラリアット。さらにラリアットを狙うが、きずながキャッチして変形ビクトル投げで切り返し、ドロップキック。

 腰のダメージが深く起き上がれないきずなに対し、奈七永は「もう終わりか?!」と吼える。きずなは必死のビンタからRe:Dreamを狙うが、奈七永がジャーマン・スープレックスからラリアット。さらにきずなが起きるのを待ってからロープに飛んでラリアット。きずながギリギリ2で返すと、奈七永はジャパニーズ・オーシャン・クインビー・ボムで叩きつけて3カウントを奪った。

 

 試合後、奈七永はきずなに何かを語りかけるが、きずなはビンタで応えた。

 

<試合後コメント>

高橋奈七永

「私、DREAMSTAR GP3戦目!1試合目は桜井に負けましたけど、その後は2連勝してるんで。おう、田中きずな!そうだなあ、リーグ戦に出るにはまだまだなんじゃないの?勝ちが見えない。気持ちはある。パッションはある。でもリーグ戦ってシビアでしょ、もっと。もっと、もっともっと来いよ!そしたらもっともっと私もも~っと引き出し開けちゃうからさ。楽しみにしてんだよ、その日を。で!次!16日、後楽園!ボジラッ!ボジラ、ボジラのことばっか考えて寝れねーんだよ最近!絶対に後楽園、絶対に後楽園!勝つから!なぜならば、私がパッションに溢れて溢れて溢れて!止まんないからだ!絶対に買ってリーグ戦優勝して、その先に行く。見といて。パッショォーーーンッッ!!」

 

田中きずな

(※さめざめと泣きながらコメント会場に登場)

「……奈七永さんとは、移籍前に1度だけタッグマッチで対戦したことがあったんですけど、本当に今までで一番痛くて、一番怖くて、一番つらくて……でも、一番楽しかったのもその試合で。私はボコボコにされて、もっともっと強くなりたいって思ったし、あの試合があったから、いつかまた奈七永さんと闘って、奈七永さんのこと倒すまで諦めないって強く思えたし、そして今回こうしてリーグ戦で対戦できるっていうチャンスをもらって、負けるつもりなんて一切なかったし、思うように動けなくて……悔しい……床に突っ伏して泣く)悔しいけど、リーグ戦まだ残ってるし、次の試合までに万全な状態にして、残りの試合は全部勝ちます!いつか奈七永さんのことも絶対に倒します!強くなる……!ありがとうございました……」

STAR LEAGUE 15分1本勝負
○桜井麻衣【4点】 11分38秒
リングアウト勝ち
ボジラ●【6点】

 先にリングインしたボジラが待ち受ける中、桜井はリングインするなりツインスターのベルトで殴りかかって奇襲。

 早速場外戦となり、桜井がエルボーを連打していくもボジラは余裕の笑みを浮かべながらエルボー1発で吹き飛ばし、観客席の中へと叩き込む。桜井がエプロン上からのミサイルキックを狙うも、ボジラがキャッチしエプロンに戻してドロップキック。

 ボジラは桜井をリングに戻して串刺しスプラッシュからショートレンジ・ラリアット。ボジラが再び串刺し攻撃を狙うも、桜井はブートで迎撃しミサイルキックを発射。しかし、目測を誤ったかボジラの手前に落ちて自爆する形に。

 ボジラがロープに振ろうとするが、桜井は低空ドロップキックで崩してランニング・ビッグブート。カバーからキックアウトされた際に腕を取って脇固め。ボジラはヘッドバッドで振り払うが、桜井もヘッドバッドで対抗して頭蓋骨のぶつけ合いに。根性で競り勝った桜井がエルボー連打から顔面にビッグブート。

 桜井はコーナーに上ってミサイルキック。「もう1発!」とコーナーに上がろうとするが、ボジラは背後から迫ってハイジャック・バックブリーカーで捕らえ、そのままBTボム。ボジラは桜井を担いでバーディクトを狙うが、桜井はスイングDDTで切り返し、シャイニング・ケンカキック。

 桜井は「終わりだ!」とコーナーに上ってダイビング・エルボードロップ。立て続けに蝶野正洋直伝STFで絞り上げていくが、ボジラは苦しみながらも這っていってロープブレイク。桜井が引き起こそうとするも、ボジラは下から蹴り上げて桜井をふっ飛ばす。

 ボジラはボディスラムからセントーンを見舞い、「サクラーイッ!」と絶叫してからバーディクト。ボジラは桜井コール一色の観客席へ向けて怒鳴りつけ、パワーボムの体勢へ。桜井はこれをフランケンシュタイナーで切り返して貫通ビッグブート。さらにロープに宙吊りになったボジラへエプロンからのビッグブートを発射も、ボジラは上半身の力だけでパワースラムで投げる驚きのパワーを見せる。

 桜井はロープを使ったスタナーで反撃してカサドーラを狙うが、ボジラがぶっこ抜いてジャーマン・スープレックス。たまらず花道にエスケープした桜井だったが、ボジラが追っていってエルボー連打。ボジラはエプロン上でラリアットを狙うが、桜井は水をぶっかけて隙を作り、入場ゲートにボジラを叩きつけてからマウントエルボー連打。

場外カウントが進んでいく中、桜井がおパラダイスロックでボジラを入場ゲート前に固定。ギリギリでリングに戻れた桜井がリングアウト勝ちを収めた。

 

マイクを取った桜井が「すみません、ちょっと喋れる状態じゃありません……」と語り始める中、おパラダイスロックで固められたまま放置されていたボジラをCHIAKIが救出。

 怒り狂ったボジラがリングに上ってきて桜井をボッコボコに。セコンド総出で苦労しながら引き剥がし、桜井もMIRAIに介抱されて控室へ。

 リングが無人の状態が続く中、本部席より大会終了および物販情報がアナウンス。そこへボロボロの状態の桜井がMIRAIに連れられて再登場。

 

桜井「新木場大会にお越しの庶民の皆様、ごきげんよう!……ありがとぉーっ!やべぇ、ちょっと、喋れる状況じゃ、なさそうなんですけど……。すみません、一瞬記憶が飛んじゃいました。すみません。でも私、勝ったんですよね?!勝った?!ヤッター!!このまま優勝目指して頑張ります!最後にみんなで締めてもよろしいでしょうか?それではご起立お願いします。シャイン・フォーエバー!マリーゴールド!」

<試合後コメント>

桜井麻衣

「ウォーッ!大怪獣やっつけてやったぞーッ!なんだアイツ!スゴいパワーで……本当に試合中の記憶が無いんだけど、でも、勝ったんですよね、私?やっとこれで勝ち点、何点?4点?やった!4点になりました!ということで優勝目指して頑張ります!金の雨、降らせるぞ~ッ!!」

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