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2024.11.15
NEWSMARIGOLD MARIGOLD Wonderful Fight 2024
2024年11月14日(木) 東京都・後楽園ホール
(観衆715人)
試合詳細レポート
▼オープニング
まずは胸骨の怪我で欠場中の後藤智香がリングに上って前説を行った。
後藤「後楽園ホールにお越しの皆さん、そしてWRESTLE UNIVERSEをご覧のあなた!そしてそしてYouTube生放送をご覧になっているそこの君!こんばんは~!マリーゴールド背番号51番・ゴチカこと後藤智香です。前回の後楽園ホール大会でご報告させていただいたんですけど、胸骨の怪我によりしばらく欠場になっております。ですが、心はメチャメチャ元気です!もう少し復活にお時間ください。必ずまたこのリングに上がります!上がってます!(※歓声に応えて)ありがとう!」
続いて、ロードモバイルとのコラボの現況報告、WRESTLE UNIVERSEの新機能『ユニバースキャス』の告知を実施。その後、同じく首の怪我(脊柱起立筋損傷)で欠場中の高橋奈七永がリングへ登場。
奈七永「こんにちパッション!!たくさんの熱いパッションコールありがとうございます!本日はたくさんご来場いただきありがとうございます。そしてご視聴いただきありがとうございます!本日は本来ならば私がSareeeの持つベルトを奪取するその日だったんですけど、首の怪我により本日は欠場させていただきます。申し訳有りません。ですが、12月13日に延期していただいたタイトルマッチ、しっかり万全の体調で出場できますようにパッションを溜めに溜めて臨みたいと思ってます。どうかその日ま待っていていただけると嬉しいです!パッション!ありがとうございます!今日は皆さんと同じように、私もマリーゴールドのリングを楽しみたいなと思います。みんなもぜひ最後まで熱く盛り上がってくださ~い!パッショ~~~ンッ!!ありがとうございました!」
奈七永が退場していくと、ゴチカ記者が『ゴチカのメモ!!』を発表。
後藤「ここで大人気コーナー!『ゴチカのメモ!!』特別版としまして、先日プロテストに合格した3名を紹介したいと思います!名前と意気込みをお願いします!」
大会開始に先立ち、今月9日実施のプロテストに合格した咲村良子、橘渚、山岡聖怜の3練習生がリングに登場。
山岡「山岡聖怜です!私がスーパールーキーだ!頑張ります!」
橘「橘渚です!プロレスラー人生のスタートはこれからだーッ!頑張ります!」
咲村「咲村良子です!もっともっと応援してください!よろしくお願いします!」
後藤「この4人で試合開始のカウントダウンをやりたいと思いますが、いいですか?!盛り上がる準備は出来てますか?!あっちか!こっちか?……ごちか~♪ということで、行くよ!皆さんもカウントダウンお願いします!5!4!3!2!1!スタ~トォ~♪」
シングルマッチ 10分1本勝負 | ||
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○ハミングバード | 8分16秒 マッド・スプラッシュ→片エビ固め |
山田奈保● |
今日も山田は『kiseki』を歌いながら元気に入場。ハービィは山田の握手にしっかり応じる。
ゴングが鳴ると、じりじり距離を詰めてロックアップ。リストの取り合いとなるも、ハービィが軽やかな身のこなしで優勢を取り、ヘッドロックからテイクダウン。山田のヘッドシザースをハービィがヘッドスプリングで抜けてドロップキックを発射も、山田がかわしてドロップキック。
山田は続けてドロップキックを3連発。コーナーに叩きつけて「ちゃらちゃらした頭だよ!」とマスクの羽をむしりながらヘアホイップ。さらにコーナーで羽に噛みついていくと、リングにオレンジの羽吹雪が舞う。山田はボディスラムから「OK!行くよ!」と足4の字固め、さらにフィギュアエイトに捕らえて絞る。ハービィはなんとかロープへ。
山田はハービィの足をロープにくくりつけてのニーロックからヒザへの串刺しドロップキック。続けて逆エビ固めを狙うが、ハービィがサムソンクラッチで切り返してハイキックを発射。山田はこれをかわしてエビ固めからダイヤル固め。さらにオクラホマロールに捕らえるも、ハービィがエビ固めで切り返してシーソーゲームに。
山田はペディグリーを狙うが、ハービィが振り払ってスクールボーイ。コーナーに振って串刺しドロップキックを見舞い、コーナー上に誘い込んでぶら下がり式腕十字。さらにロープに飛んでドロップキック。ハービィが引き起こしていくが、山田がスタナーで切り返してヘッドハンターからリバース・ヘッドハンター。山田がコーナーに上ってダイビング・フォアアームを叩き込む。
互いに足を止めてのエルボー合戦となり、山田が連打で打ち勝つも、ハービィはバックスライドからのラ・マヒストラル、レッグクラッチ・ホールドと丸め込み攻勢。さらにブリッジから組み付いての人工衛星ヘッドシザース・ホイップで放り捨て、スクリュー・ハイキックからトラースキック。続けてコーナーに上って必殺のマッド・スプラッシュを決めて3カウントを奪った。
<試合後コメント>
ハミングバード
「勝ちました。第1試合。しかも、マリーゴールドのリングが出来て1番最初に私と山田奈保で試合が出来て良かったです。プロレスはあと1歩のところで返す。そんで返される。それが楽しいんスよねぇ~。あざっした!」
山田奈保
「ハミングバードに……アァ!クソ!3取られた!なんだろーね、あの人。ホントに謎に包まれてるからさぁ~。マリーゴールドで何回か出られてるみたいですけど、その中で『ハミングバード選手ってこういう人かあ~』っていうのがしっくり来ないまま来てしまって。いやぁ~、なんか隠してること多すぎてどこが弱点なのか分からなくて。とりあえずあの羽に噛みついてみたんですけど、美味しくなかったですね。むしろなんか調子悪くなりましたね。それは自己責任ということで(笑)でもなんかもっとベルト戦でスーパーフライ狙ってるみたいですし、私もなんかベルト狙うんだったら自分はスーパーフライかなあとは思ってるんですけど、私はまだまだベルト戦行くまでにもっと色んな人と闘って、自分の力を毎日、試合を積み重ねるごとに自分も強くなっていくんで!必ず近い内に勝ってみせます!また次も頑張ります!ありがとうございました!」
シングルマッチ 15分1本勝負 | ||
---|---|---|
○勇気みなみ | 5分12秒 フロント・フェイスロック |
瀬戸レア● |
互いに「お願いします!」とガッチリ握手を交わしてからゴング。
ロックアップでの力比べは勇気が制してエルボー連打。レアも「ナメんじゃねーぞ!」とリバースしてエルボー連打も、勇気はドロップキックからクロスアーム式巻き投げ3連発。さらに勇気はハンマーロック式フロントネックロックから逆エビ固め。レアはなんとかロープへ。
レアはエルボー連打から串刺しドロップキック。さらにフェイスクラッシャーから低空ドロップキック。続けてキャトル・ミューティレーションで絞るも、勇気はロープに足をかける。
レアは勇気の腕をロープにくくりながら踏みつけてドロップキックを狙うが、勇気がかわしてバックを取る。レアが振り払ってボディスラムで叩きつけ、「決めるぞッ!」と逆エビ固め。勇気は這っていってロープを掴む。
レアがロープに飛ぶも、素早くバックを取った勇気が変形バックドロップを狙う。レアが暴れるとハンマーロック式胴絞めフロントネックロックに切り替える。吉田万里子さんから許可を取って使っているというこの技でレアは無念のギブアップ。
<試合後コメント>
勇気みなみ
「デビュー以来2勝目です!勝ちました~♪ありがとうございました!8月19日にデビューして、それ以来ずっと負け続けて1勝もできなくて、ファンの皆さんに飽きられてしまうんじゃないかなってすごく不安で。3ヶ月上手く行かなかったんですけど、ここで2勝目できました。これからは1人ずつ先輩に勝ちに行くので、頑張ります。ありがとうございました!」
瀬戸レア
「クソッ!ギブしちゃいました、ギブェ……あぁっ!ギブしたくなかった!前回自分がギブアップ取って、今回自分がギブしてしまって。チッ!ムシャクシャします!すごく!でも勇気みなみ、今日の勝ちで自分に勝ったと思わないでください。ぜってーに、自分は今度はギブアップやり返してやりますから。覚悟しとけ、このマヌケ!」
タッグマッチ 15分1本勝負 | ||
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マイラ・グレース | 9分22秒 リバース・スプラッシュ→片エビ固め |
南小桃● |
○ボジラ | 松井珠紗● |
試合前にマイラが握手を求めようとするが、ボジラが下げさせて許可せず。
小桃とマイラの対面で試合開始。ゴングとともに小桃がドロップキックを見舞い、松井とともにダブルのドロップキック。ボジラが「F●ck you B○tch!」と悪態をつく中、さらに小桃がボディスラムで叩きつけ、松井が低空ドロップキックで追撃。小桃が逆片エビ固めもマイラがロープへ。松井にタッチ。
松井はマイラに串刺しスライディング・クロスボディから変形フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド。さらに小桃とともにロープに飛ぶが、ボジラが飛び込んできてダブルラリアット。2人が場外へ転がり落ちると、ボジラがマイラを軽々と担ぎ上げて場外へ投擲するという驚異のパワーを見せる。
マイラが松井をリングに上げてエルボー連打からスプリングボード式スクールボーイからボーダーシティ・ストレッチ。松井がロープを掴むも、マイラは貫通ドロップキックで追撃してツイスト・アンド・シャウト。松井がガバリと起き上がってエルボーで反撃していくと、そのまま足を止めてのエルボー合戦へと発展。松井が「負けるかッ!」と大振りの一撃を放つも、マイラが裏拳からソバット、変形ダブルアーム・バスター、バックドロップと連撃してボジラにタッチ。
ボジラが松井をブレーンバスターの形で持ち上げ、マイラがコーナーから飛びつくスーパー・ブレーンバスターからボジラがセントーン。さらにボジラが串刺しボディスプラッシュからコーナーに上げて雪崩式ブレーンバスター。松井が足から落ちてしまい大ダメージを受ける中、ボジラがフライング・ラリアット。小桃が必死のカットを見せるが、ボジラは小桃をバーディクトで軽々と放り捨て、松井にパワーボムを狙う。松井はこれをウラカン・ラナで切り返すもカウントは2。
松井がボジラにエルボー連打も、ボジラは微動だにせず強烈なエルボー一発で吹っ飛ばす。ボジラが串刺しボディスプラッシュを放つが、かわした松井が串刺しジャンピング・ニーを3連発。コーナーに上ってミサイルキックを放つが、ボジラは倒れず胸の埃を払うかのような仕草。松井が小桃にタッチ。
小桃がドロップキック4連発もボジラは全く動じず。5発目をかわしたボジラが担ぎ上げるが、小桃はスタンド式の胴絞めスリーパーホールドに捕らえる。ボジラがコーナーにぶつけて外そうとしても小桃は必死に食らいつくも、ボジラがKUBINAGEのように投げ飛ばし、セカンドからのミサイルキック。とてつもないバンプ音に場内がどよめくも、松井がカット。
ボジラが小桃をマイラが松井をハリケーン・ドライバーで突き刺す競演を見せ、ボジラがフィニッシュ宣言。小桃はスクールボーイで切り返してエルボー連打。ボジラは反撃のエルボー一発で吹き飛ばして担ぎ上げていくと、松井がコーナーに上る。マイラが松井の足にすがりついて妨害すると、ボジラは松井もまとめて担ぐ膂力を見せ、2人まとめてバックフリップ。
ボジラは2人をていねいにコーナー下に並べ、まとめてリバース・スプラッシュで圧殺。2人同時に体固めで押さえ込んで3カウントを奪った。
<試合後コメント>
ボジラ&マイラ・グレース
マイラ「ボジラとのタッグではいっぱい勝てているの。意外なことだと思う?私の親友であるこのモンスター、ボジラと一緒に闘えば当たり前よね!」
ボジラ「それには同意せざるを得ないな。結果こそが全てだ。アイツらには何も期待していなかった。手羽先みたいな細い奴らだった。奴らに勝ったならWinner Winner Chicken Dinner!とでも言うべきか。まあいい。私はもう行く。本物の肉を喰らいに行かないとな。マイラ、SIZE DOES MATTERだ。デカさこそが正義なのだ」
マイラ「(※ベンチに上がってダブルバイセップスしながら)SIZE DOES……」
2人「「MATTER!!」」
マイラ「ヴァーーッ!!」
松井珠紗&南小桃
松井「後楽園、ありがとうございました。久しぶりの小桃とのタッグ、結構楽しみにしてたんだけど……ちょっと、ボジラ半端ねーな」
小桃「はい……ゴホッ、ゲホッ」
松井「大丈夫か?!(笑)」
小桃「だよぶです(大丈夫です)」
松井「でも、ボジラに勝たなきゃな」
小桃「はい」
松井「絶対ボジラぶっ潰してやろうって決めました。あと個人的に、明日でデビュー6周年になります。私、後楽園ホールでデビューしたんで、その直前に後楽園ホールで試合できたこと……結果はアレだけど、すごく嬉しく思います。7年目も頑張って小桃と一緒にボジラをぶっ倒す!」
小桃「ゲホッ、ゴホッ、はい!」
松井「それっを目標にしていこうと思うので。頑張ろうね!」
小桃「ハイッ!ゲフォッ……!」
松井「大丈夫か?!(笑)言いたいことあるか!」
小桃「珠紗さんと、ゲホッ、ゴホッ、2回目のタッグ!でも次はもっともっと!成長して!」
松井「うん」
小桃「……組みます!」
松井「わかった!」
小桃「絶対に!」
松井「うん」
小桃「小さいけど!」
松井「うん」
小桃「ボジラを倒す!」
松井「うん」
小桃「だから!大きくなって!」
松井「うん」
小桃「珠紗さんと!」
松井「うん」
小桃「組んで!強く!大きく!なります!」
松井「はい!楽しみにしてます!」
タッグマッチ 15分1本勝負 | ||
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○野崎渚 | 11分35秒 ノアールランサーハイ→体固め |
田中きずな● |
CHIAKI | ビクトリア弓月 |
弓月とCHIAKIの対面でゴング。
CHIAKIがロックアップをスカしていって挑発。CHIAKIが手4つを求め、弓月が応じようとすると足を踏みつけてヘッドロック。弓月が外そうとしてもしつこくしつこく絞り上げる。なんとか弓月がロープに振ってドロップキックを放つも、CHIAKIがかわして低空ドロップキック。野崎にタッチ。
野崎は弓月をカニバサミで倒して顔面バーン。さらに上半身をエプロンに出しておしゃれキックを見舞い、ビッグブーツで追撃してからスリーパーホールド。弓月は「ナメんな!」と暴れて抜け出しエルボー連打。さらにロープに飛んでコルバタを狙うも形が崩れて失敗。すぐにエプロンからのトラースキックでリカバリーし、顔面へ低空ドロップキックを突き刺してから再びロープに飛ぶ。しかし、CHIAKIが場外から足を引いて転ばせ、野崎がビッグブーツで追撃。CHIAKIへタッチ。
CHIAKIは弓月に顔面ウォッシュを放っていくが、最後の一撃をかわした弓月がドロップキックで反撃。さらにお返しの顔面ウォッシュを狙うが、今度は野崎が場外から足を引いて妨害。CHIAKIが顔面ウォッシュ最後の1発を叩き込む。さらにCHIAKIがボディスラムから側転式ダブルニードロップ。ウルヴァリンで頭蓋骨を掴みながら引き起こし、そのままアイアン・メイデンを狙うも続きが振り払ってロープに飛ぶ。CHIAKIはこれをパワースラムで迎撃してロープに飛ぶが、きずなが飛び込んできてSelene Floraのダブルのドロップキック。
弓月はCHIAKIに払い腰。さらに「まだだ!」と追加の3連発からダブルリスト・アームサルト。きずなにタッチ。
きずなはコーナーに上ってCHIAKIへミサイルキック。さらに体固めから脇固め、腕十字、三角絞めと変形させていく。CHIAKIはこれを持ち上げてバスターする馬鹿力を見せ、「ふざけんなテメー!」と顔面を蹴りつけてからアルゼンチン・バックブリーカー。さらにロープに飛んでスピアーを突き刺し、野崎にタッチ。
野崎はきずなが起き上がろうとするたびにビッグブーツで潰していき、両手を広げて好きなように打撃を打たせる。きずながエルボー連打も、野崎はビッグブーツ一発で吹き飛ばす。きずながロープに飛んでドロップキックを見舞い、フィッシャーマンを狙うも野崎がサイドキックからビッグブーツ。野崎がロープに飛ぶも、弓月が場外から足を引いてお返し。Selene Floraがダブルのエアプレーン・スラムからダブルのトラースキックを見舞い、弓月のダブルリスト・アームサルト+きずなのフィッシャーマンズ・スープレックスの合体攻撃。
野崎は2人を同時に相手取ってブレイジング・チョップを連打。きずなはカウンターのエルボーを決めて首固めで転がし、ランニングニー。さらにフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドを決めるもCHIAKIがカット。
きずなはRe:Dreamを狙うが、CHIAKIがコードブレイカーでカット。野崎がチキンウィング・フェイスロックで捕らえ、そのままドルミルIIIへ。きずなが落ちかける中、弓月のカットが間に合う。野崎は後頭部にナックルを連打しながらきずなを引き起こして顔面に右ストレート。さらに野崎が右ストレートを放つも、きずながかわしてRe:Dream。
きずなはロープに飛んでいくが、野崎がカウンターのビッグブーツからトラースキック。CHIAKIが飛び込んできてアルゼンチン・バックブリーカーで担ぎ上げ、野崎がトラースキックを合わせてからのムーン・ウルフ。野崎がノアール・ランサーを突き刺すも弓月が必死のカット。
野崎&CHIAKIが腕を取りながらのダブルのビッグブーツで弓月を蹴散らし、野崎がきずなの顔面にノアール・ランサーをぶっ刺して3カウント。
<試合後コメント>
CHIAKI&野崎渚
野崎「CHIAKI、おかえりなさい!」
CHIAKI「ありがとうございます!」
野崎「すごい久々に組んだけど、久々だけど、久々な感じしないくらいしっくり来たけど。なんかさあ、弓月、アイツやり返したきたよな?足?(笑)」
CHIAKI「分かった!アイツ、ダーク・ウルフ軍に入りたいんだ(笑)」
野崎「あぁ~、そういうこと?(笑)」
CHIAKI「そういうことねえ?好きなのか、あたしのこと」
野崎「なるほどね」
CHIAKI「アイツ、ホントクソ生意気で。まあそれによってきずなもね」
野崎「私、弓月の気ィ強そうな感じ結構お気に入りなんだよね」
CHIAKI「ちょっと分かる(笑)」
野崎「あの顔つき結構好きだからさあ、許してあげてもいいけど……今後のアイツの対応次第かな?今日はCHIAKI久々だったからお祭りムードで。お祭りな感じで試合を楽しめたんじゃないかなと思ってます」
CHIAKI「CHIAKI様はここに在り!健在だァ!……今のはカットで(笑)」
野崎「ブハハ!(笑)」
ビクトリア弓月&田中きずな
きずな「野崎さんと2回目の対戦だったんですけど、やっぱり野崎さんは自分の中でも本当に本当に特別な存在ですし、今日初対戦ではなかったんですけど、回数なんて関係ないくらい緊張しちゃって、本当にデビュー戦とかタイトルマッチとか、そういう気持ち。それくらい自分の中では大切な試合で。でも始まっちゃったらもう勝つことしか考えないって思わなきゃいけないし……いけないんだけど、ダメですね。やっぱりまだまだまだまだまだまだ本当に足元にも及ばなくて、きっと自分のある力を全部出してもまだまだ足元にも及ばないんですけど、それでも勝つことを諦めたくないし、私は野崎さんとこれからもいっぱいいっぱい闘っていつか必ず野崎さんのことを超したいって本気で思っているので。弓月の隣で一緒に成長していきたいって思ってます。ありがとうございました」
弓月「自分ときずなが組んで、これまで組んできて、まだ1勝も出来てないんですけど、でもまだまだきずなとこれからもどんどんタッグを組んで、必ず皆さんに勝利する姿をお見せしたいと思います。これからも私たちの応援お願いします」
ツインスター選手権試合 30分1本勝負 | ||
---|---|---|
<王者組> | 30分00秒 時間切れ引き分け |
<挑戦者組> |
桜井麻衣 | 天麗皇希 | |
MIRAI | 林下詩美 |
※初代王者組のMIRAI&桜井麻衣が4度目の防衛に成功
桜井と皇希がバチバチの視殺戦を展開して行くが、MIRAIが下げさせて先発を買って出る。
MIRAIと皇希の対面でゴング。手4つからグラウンドでの首の取り合い。MIRAIが腕十字を狙うも皇希が余裕を持って対処し、上からがぶる。皇希がヘッドシザースに捕らえるも、MIRAIは慌てず頭を抜いてクリーンブレイク。じっくりとした攻防に場内が息を呑む中で2人が見合い、両者タッチへ。
桜井と詩美の対面。手4つでの腕力勝負となるが、これは詩美が圧倒的に優勢。そのまま組み伏せつつリストを取って行くが、桜井もヘッドロックで切り返しロープに振る。詩美はショルダータックルでなぎ倒して皇希にタッチ。
皇希は桜井の顔面にビッグブーツ。さらに詩美と2人でロープに振ってダブルのショルダータックル。皇希がコーナーに振り、詩美が串刺しバックエルボー。皇希も続くが、桜井がかわしてロープに飛びドロップキックで反撃。桜井は自軍コーナーにヘアホイップで叩きつけ、MIRAIにタッチしつつ2人で皇希の顔面をグリグリと踏みつける。
代わるMIRAIは皇希にヘアホイップ2連発からシーライダー。さらに正調キャメルクラッチでも絞り上げつつ背中へストンピング連打。桜井にタッチ。
桜井はMIRAIとともに皇希の顔面をロープにこすりつけ、MIRAIが髪を掴んで押さえる中で桜井がビッグブーツ。さらに桜井は皇希の髪を掴みながらのビッグブーツを連打し、両手を広げて皇希に好きなようにエルボーを打たせていく。桜井は耐えきった上で強烈な一撃でふっ飛ばし、ロープに飛ぶ。皇希はカウンターのビッグブーツを叩き込み、詩美にタッチ。
詩美は桜井をコーナーに振ろうとするが、MIRAIがカット。ミライサクがトレイン攻撃を狙っていくが、詩美がそれぞれをコーナーに振って往復串刺しバックエルボー。さらに桜井にはスライディング・キックで追撃し、ロープに振っていくが、桜井が「詩美ィッ!」と絶叫しながらドロップキックを叩き込み、MIRAIにタッチ。
MIRAIは詩美に首投げを見舞い、桜井とともにダブルの低空ドロップキックを発射。これをかわした詩美が逆に低空ドロップキックで2人まとめてふっ飛ばし、MIRAIにボディスラム。皇希にタッチ。
皇希はMIRAIをボディスラムで叩きつけ、足を使った変形バタフライロック。ロープブレイクしたMIRAIがエルボーを放っていくが、皇希はさらりと髪をかきあげて余裕の表情を浮かべる。MIRAIが雄叫びを上げながらの連打を放っていき、皇希のビッグブーツをキャッチしての変形ドラゴンスクリューから低空ドロップキック。桜井にタッチ。
桜井は皇希をコーナーに振って串刺しビッグブーツ。さらにロープに飛んでドロップキックを見舞い、エルボードロップで追撃。これは詩美が低空ドロップキックでカットし、皇希とともに2人でロープに振る。桜井は連携攻撃をかわしてドロップキックで2人まとめてふっ飛ばし、皇希の髪を掴んで引き起こす。
桜井が仁王立ちして待ち受ける中、ふらふらと起き上がった皇希がエルボー連打。桜井もすべて受け切ってからエルボーを連打してロープに飛ぶが、皇希がカウンターのパワースラム。詩美にタッチ。
詩美は桜井へドロップキックから強烈なエルボー。さらに変形無双で叩きつけて引き起こすが、桜井がソバット、かかと落とし、ドロップキックのコンビネーションで反撃。詩美がロープに飛ぶが、MIRAIがエプロンからミドルキックを放って動きを止め、桜井がビッグブーツ。桜井はセカンドコーナーに飛び乗ってミサイルキックを見舞い、ロープに飛んでいくが詩美が素早くバックを取ってアルゼンチン・バックブリーカーで担ぎ、バックフリップ。さらにコウモリ吊り落としで叩きつけ「終わりィ!」とジャーマン・スープレックス・ホールドを狙う。桜井はこれをスクールボーイで切り返しつつ、足のクラッチを解かずにSTFへ。決まり切る前に詩美がロープに逃れる。
MIRAIがエプロンからミドルキックを見舞い、桜井がビッグブーツ、シャイニング・ケンカキックと連撃。さらに桜井がシャイニング・バスターを狙うが、詩美がぶっこ抜いてブレーンバスター。詩美は滞空時間の長いジャーマン・スープレックス・ホールドを決めるが、これはMIRAIがカット。詩美はラリアットを狙ってロープに飛ぶが、MIRAIが飛び込んできて追走ラリアット。皇希がMIRAIをブーツでカットも、桜井が皇希をスライディング・キックでカット。4人がリング上で大の字に。
詩美がラリアットを狙うも、桜井のビッグブーツがカウンターで顔面に突き刺さる。それでも詩美は折れずに投げ飛ばしジャーマンを2連撃。皇希にタッチ。
皇希は桜井にアメジスト・インパクトのフェイントからRKO、170cmプレスと連撃。さらに変形バタフライロックで捕らえてブリッジ式に移行も、桜井は足を伸ばしてロープブレイク。
皇希が桜井を引き起こすと、桜井はビッグブーツ。皇希もビッグブーツで返して行き、ブーツのラリーで意地の張り合いへ。皇希が連打で打ち勝ってロープに飛ぶが、桜井がカウンターの一撃で顔面を貫き、バックドロップ。皇希もすぐに起きてバックドロップでやり返すと、両者大の字となりダブルダウン。2人ともタッチへ。
MIRAIと詩美の対面。互いにラリアットを放って正面衝突。詩美がロープへの串刺しラリアットで打ち勝ってエプロンに落とすが、MIRAIがロープを飛び越えて前転してのジャンピング・ラリアット。詩美も耐えてラリアットでやり返し、ジャーマンを狙う。MIRAIはこれをレッグクラッチ・ホールドで切り返そうとするが、詩美が下から蹴り上げて阻止。ならばとMIRAIはレイネーラ式バックフリップからラリアットを狙うが、詩美がバックを取ってアルゼンチン・バックブリーカー。ここに皇希がビッグブーツを合わせて連携バックフリップの形に。詩美がMIRAIに串刺しラリアットを狙うが、MIRAIが飛び越えてかわし、下から顔面を蹴り上げる。さらにリバース・スプラッシュ式セントーンからMIRAIのラリアット+桜井のレッグラリアートの合体攻撃。続けてMIRAIがミラマーレ・ショックで叩きつけるが、皇希がカット。
MIRAIは詩美をショートレンジ式ラリアットで叩き伏せ、ロープに飛んで渾身のラリアット。それでも詩美は肩を上げる。ならばとMIRAIはコーナーに上っていくが、皇希が足を掴んで阻止。詩美がトーチャーラック・ボムで叩きつけ、皇希にタッチ。
皇希はMIRAIにアメジスト・インパクトを狙うが、MIRAIが腰投げで切り返す。皇希はすぐに起きてビッグブーツを叩き込み、顔面から叩きつける形の正調アメジスト・インパクト。さらに皇希がエルボー猛連打も、MIRAIが下からすくい上げてハリケーン・ドライバー。桜井にタッチ。
桜井は皇希に庶民征伐からコーナー下にボディスラムでセット。コーナートップからダイビング・エルボードロップを発射も、これをかわした皇希がジャックナイフ式エビ固め。桜井がこれを2で返すと、皇希はカナディアン・フェイスバスターを狙うが、桜井が背面着地してスクールボーイで転がし、低空ドロップキックを発射。これをかわした皇希がドロップキックで顔面をぶち抜き、旋回式のリバース・ガン・スタン。
皇希がコーナートップに上がっていくが、MIRAIが追いすがって雪崩式ノーザンライト・スープレックス。さらに桜井がシャイニング・ケンカキックを顔面へ叩き込み、コーナートップからダイビング・エルボードロップ。これは詩美が必死のカット。
桜井はMIRAIとともに合体クロスアームSTOを狙うが、詩美が背後から組み付いてミライサクを同時にバックドロップ。皇希が桜井にバイシクルキックを叩き込み、詩美が桜井にコウモリ吊り落とし。さらに皇希がアメジスト・バタフライを投下も、MIRAIのカットがギリギリで間に合う。
MIRAIが詩美をバックドロップで叩きつけ、桜井&MIRAIが皇希をダブルのバックドロップで叩きつけ、桜井がSTF。これは詩美がカットするも、MIRAIがラリアットで排除。桜井が改めてSTFで捕らえ直し、さらに裏STFへと移行。逃れようのない完璧な形で決まるも、ここで30分フルタイムドローを告げるゴング。王座規定によりミライサクの4度目の防衛が決定した。
桜井「今日は、勝てなかったけど、でも負けてもない!決めきれなくてすごく悔しい。でも、ミライサク、V4ですよね!そうですよね?!色んな思いがありますが、皇希、最近調子に乗ってるみたいじゃん?でも、プロレスラーは調子に乗ってナンボでしょ!詩美、皇希、またいつか貴女たちとこれ(ツインスター)をかけて、挑戦いつでも待ってます」
皇希「調子に乗ってる、天麗皇希が初代GHC女子チャンピオンになったぞ!私は詩美さんとたった1ヶ月でここまで来れた自分にすごく誇りを持っているし、そのベルトにもまた必ず、必ず挑戦する!なんなら、このGHC女子のベルトをかけて貴女とやってやってもいいよ」
桜井「そのベルトはまだ出来たばかり。だったら皇希、お前がその歴史を創れ!そのベルトの価値を上げてプロレス界で認知されたら私が名乗りを上げてあげてもいいよ」
皇希「天麗皇希がこのベルトを輝かせるのはもうとっくの昔に決まってるんで。獲ったときから。だからアンタが取れないところまで私が先に行くよ。アンタより先にこのベルトが手が届かないところに行くよ。でもその前に、私はこのGHCのベルトをかけてどーしても闘いたい奴がいる。(※観衆からの「ゴチカ!」の声に)……先に言うなよ(笑)後藤智香!」
後藤がリングに上ってくる。
皇希「後藤智香、私はお前とこのGHC女子のベルトをかけて、1月3日、大田区総合体育館でシングルマッチしようよ」
後藤「皇希、指名、ありがとう。必ず復活して貴女に並んで見せる。……とでも言うと思ったか!おうおうおう!シングルであたしは皇希と闘って、貴女から3カウント獲ってる。私は。貴女に勝った。忘れたの?だから……指名したこと後悔させてやるよ」
<試合後コメント>
林下詩美&天麗皇希
詩美「あぁ!獲れなかった!悔しい!30分、ボロボロだ。腕がボロボロ。MIRAIと桜井、私的にはあの2人はタッグというより個々のイメージしか無かったけど、すごいタッグ力。即席だからしょうがないって言ったらしょうがないのかもしれないけど、タッグのベルトほしかったな。悔しい。でも次のタイミングで。絶対に。これはとても悔しい思いした。絶対にまた狙いに行きたいと思います」
皇希「でも詩美さん、私はたった1ヶ月でしたけど、1ヶ月の即席タッグだったかもしれないけど、私は30分、ミライサク相手に粘れた。それは私はすごくこれから良いタッグに鳴っていくんじゃないかなって思いました。だからまた必ず私とタッグのベルト、挑戦してください。それから、後藤智香!私に勝ったかもしれない。シングルで。でもそんときのリーグ戦で、ポイント差が何ポイントあったのか忘れちゃったのかな?まあ私は智香が休んでる間にベルトも獲って、タイトルマッチで30分ドローっていう結果も出した。私はこれからもどんどん結果を出し続けていくので。復帰したての智香なんかに全然負ける気ないので。V1、私が後藤智香から獲ります。1月3日、詩美さんも赤のベルト獲って、私は防衛して、2人でタッグのベルトも獲って二冠になりましょう」
詩美「そう、次はそれぞれのタイトルマッチ。皇希は防衛戦、私は赤を獲って、その次だな。次は絶対にタッグ、勝ちます!」
MIRAI&桜井麻衣
桜井「V4、達成しました!でもね、ちょっとドローっていう結果ですごい悔しい気持ちは残ってるんですけど、自分たちより大きくてパワーがあって、そんなタッグの2人。今まで受けてくれたタッグの中で一番強いタッグチームと当たって防衛出来たことは誇りに思いたいと思います」
MIRAI「V4、引き分けたんですけど、タッグ力は自分たちのほうが全然上だったと思うので、その自分たちに引き分けて来るってことは良いタッグなんじゃないですか?ここから皇希は浮気を続けるのか、また後藤智香に戻るのか。その選択は皇希がすると思うので、その選択を自分は楽しみにしたいと思います。けど、皇希。タッグでもシングルでも色々話題になってるっぽいですが、いつまでも話題の中心にいられると思うなよ。自分たちミライサクだって、タッグでもシングルでも、色々考えてることはあるんで。このあとのミライサクにもしっかり注目していてください。林下詩美、楽しかったねぇ」
桜井「(※挙手して)はい!いいですか!浮気といえば、この人も浮気してたの私は知ってるよ?」
MIRAI「なになに?」
桜井「ローモバで林下詩美と組んでたでしょう、貴女ッ!」
MIRAI「く、組……しょうがないじゃぁん……」
桜井「ここも浮気でした」
MIRAI「ゲーム頑張っただけ!」
桜井「許さないから!」
MIRAI「えぇ~っ?!浮気じゃないよぉ、浮気じゃないよぉ……」
桜井「知らないッ!」
ユナイテッド・ナショナル選手権試合 30分1本勝負 | ||
---|---|---|
<王者> | 13分12秒 テキサス・クローバー・ホールド |
<挑戦者> |
○青野未来 | 翔月なつみ● |
※初代王者の青野未来が3度目の防衛に成功
翔月は純白のコスチューム、青野も赤を差し色にした純白のコスチュームと両者ともに純白のベルト戦にふさわしい姿で登場。
ゴングが鳴るとロックアップでの力比べとなり、押し勝った青野がクリーンブレイク。すると間髪入れずに翔月がヘッドロックに捕らえるが、青野がロープに押し込んで今度は離れ際にエルボー連打。さらにラリアットを狙うが、翔月が「ナメんな!」とカウンターのキチンシンクからニーバッド&サッカーボールキック連打から脇固め。決まり切る前に青野がロープに逃れる。翔月はリストロックに捕らえながら青野の腕を蹴り上げてロープに飛ぶが、青野がカウンターのその場式の変形パワースラム。
両者正対してローキックの打ち合いを展開。互いに足を引きずりながらも意地を張り合っていくが、青野が蹴り足をキャッチしてニークラッシャー。さらに青野が翔月をコーナーに逆さ吊りにした上で串刺しドロップキック。さらにロープを使ったニーロックで追撃していく。
青野は翔月をリング中央に引きずって行き、39ロック。翔月は這っていってロープを掴む。
翔月がエプロンに転がり出ると、青野はリング内からロープ越しのサッカーボールキック。さらにエプロン上でのスタイルズ・クラッシュを狙うが、翔月が大暴れして着地。ならばと青野はエプロン上でのボディスラム。さらに場外でのキャプチュードを狙うが、翔月がフィッシャーマンズ・スープレックスで投げ返し、エプロンからの空対地サッカーボールキックからダイビング・ダブルニードロップ。場外戦を優位に終えた翔月が先にリングに戻る。
青野がリングに戻ってくると、翔月は両腕を獲っての脇固めで絞り上げ、ロープを背にする青野へ串刺し蒼魔刀。さらに腕十字を狙っていくが、青野が持ち上げてバスター。コーナートップからミサイルキックを叩き込み、ハイキックを放つも翔月がかわして卍固め。青野はこれを腰投げで切り返してミドルキックも、翔月は倒れずハイキック。青野も倒れずハイキックを放つが、両者のハイキックが相打ちに。相打ち3連発から両者大の字となりダブルダウン。
先に起きた翔月は青野にフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド。青野はカウント1で返す意地を見せ、カーフキックからバズソーキックを発射。これをキャッチした翔月はダブルレッグロック式の逆エビ固め。足と腰を同時に破壊していくが、青野は必死に這っていってロープを掴む。
翔月は青野をコーナーにセットして串刺し蒼魔刀。さらに正調式の蒼魔刀を叩き込むもカウントは2。ならばと翔月はコーナーに上って必殺のダイビング・ダブルニードロップを叩き込むが、これがまさかのカウント2。
驚愕の表情を浮かべる翔月だったが、再びコーナートップに上がって初公開のファイヤーバード・スプラッシュを発射。これはかわされて自爆してしまい、その隙に青野がバズソーキック。さらにラリアットを放つが、翔月が巻き取って脇固めからのキドクラッチ。青野がなんとか返して振り向きざまのラリアットを叩き込み、タイガー・ドライバーからスタイルズ・クラッシュ。カバーには行かずにテキサスクローバー・ホールドで絞り上げると翔月は無念のタップ。
青野「なつみさん!2階級制覇はならなかったけど、翔月なつみ、つえーなあ!貴女の強さ、全身で感じました。ありがとう!これでユナイテッド・ナショナル王座、3度目の防衛に成功しました!次の挑戦者、お待ちしてますよ、私は」
桜井麻衣が登場しリングに上がる。
桜井「未来さん……いや、青野未来。1月3日、大田区総合体育館でのビッグマッチ。その白いベルトをかけて私と闘ってください!私にとって未来さんは私のデビュー戦を務めてくれた、本当に大切な人。この夏のリーグ戦で私は貴女と引き分けだった。もう1度、貴女とシングルで闘いたい。だから私はミライサクの防衛戦ではなく、シングルのベルトに挑戦することを選択します!」
青野「いいねえ、桜井麻衣。私もDREAM✴STAR GP引き分けだったこと、ずっと悔いてる。完全決着、付けましょう」
<試合後コメント>
青野未来
「3度目の防衛に成功しました。翔月なつみ、久々のシングルだったけど、やっぱりなつみさんのエグさ、キツさ、感じて結構しんどかったけど、私はこのベルトとともに成長してるから。また今日もこれで成長出来たと思う。もっともっとますます強くなって、次の自分の夢に向かっていきたいです。そして、桜井麻衣。私はDREAM✴STAR GPで悔しいまま終わってるんで。それは年内に解消したかったけど、新年1発目でしっかり良いスタート切って、このベルト防衛して、2025年をさらに輝かせるために私はギラギラ来年も突っ走っていきたいと思います」
――今日のフィニッシュはスタイルズ・クラッシュの後に敢えてテキサスクローバー・ホールドを加えていた
「翔月なつみの足、あの足が憎かったっていうのもあるし、私は進化しているっていうのを見せたい。その想いで自分で秘めていたものでもあったので、今日このタイミングで出しました」
――これからはあのパターンのフィニッシュも出していく?
「わかんないです。でも、今日勝ててかなりいい感触は自分にあって、しっかりギブアップ獲れるなというのは感じたので、使っていきたいとは思ってます」
――桜井選手は挑戦者として不足はない?
「もちろんです。今ノリにノってる桜井麻衣とこのベルトかけて出来るのは良いんじゃないですか?」
翔月なつみ
「ホントに結果、メッチャ悔しいです!メッチャ悔しい!自分は二冠しか見えてなかったし、闘ってみてパワーはすごくあったけど、他の区分で絶対自分が勝つって気持ちで臨んだし、手応えも最後まであったと思うから本当に悔しい一戦でした。あそこでギブアップしてしまってホントに……。でも自分はこれからもどんどんこの二冠を目指す。そして三冠、四冠、全部のタイトルを目指すことは変わりない。そのためにロッシー小川のアイコンを目指していたり、そのためにポスターデカくしてくれってお願いしたり、自分なりの、翔月なつみなりのアピールをこれからもして、自分と、ベルトと、価値を高めていくつもりです。だから、青野未来、次は赤を狙いに行くのかもしれないけど、自分はいつまでもそのベルトを狙うし、その先にある赤、Sareee、待ってろよ。必ずそこにたどり着きたいと思います。ありがとうございました」
スペシャル・パッションマッチ 30分1本勝負 | ||
---|---|---|
○Sareee | 10分49秒 裏投げ→体固め |
石川奈青● |
試合前に石川が握手を求めるも、Sareeeは無視。
ゴングとともにSareeeが突っ込んでドロップキックを叩き込むと、髪を掴んで引き起こしながら顔面を蹴りつけて「来いよ」と見下ろす。石川がエルボーで反撃していくと、Sareeeはすぐにドロップキックで黙らせて「一発行くぞ!」とロープに振ってドロップキック。
さらにSareeeがボディスラムから髪を掴みながらのリバース・インディアン・デスロックから鎌固めへと移行。石川は身動き取れない状況も、Sareeeは自ら解放してヘアホイップ。コーナーに叩きつけて顔面を踏みつけていく。
Sareeeは再びヘアホイップも、石川が側転で着地してクロスボディ。投げようとするが、Sareeeはカサドーラ・フットスタンプで反撃。石川も反転させてフットスタンプ3連撃でお返しして引き起こすが、Sareeeのエルボー一発で吹っ飛んでしまう。
Sareeeがとてつもなくエグい角度での逆エビ固めで捕らえるが、場内から沸き起こった大・パッションコールを受けた石川が奮起してロープへ這っていく。
Sareeeは「逃がすかよ!」と背中へのフットスタンプ3連打からコーナーに上っていくが、石川が追いすがって雪崩式ブレーンバスターを狙う。2度もSareeeのヘッドバッドでリングに落とされるが、石川はビンタの猛連打でSareeeを場外に落としてコーナートップからのプランチャで追撃するパッションを見せる。
石川はSareeeをリングに上げ、コーナートップからミサイルキック。さらに串刺しラリアットからランニング・ネックブリーカー・ドロップ。石川はジャーマン・スープレックス・ホールドのフェイントからDDTで突き刺すが、先に起きたのはSareee。
Sareeeが「来いよッ!」とエルボー合戦に誘い、両者真っ向から大振りの一撃を打ち合う。Sareeeがとびきりの一撃を叩き込んでロープに飛ぶが、石川がタチアガールで切り返し、マウントエルボー猛連打。Sareeeはいとも簡単にひっくり返してマウントエルボーでお返しするが、石川も折れずにエルボー連打。ロープに飛ぶが、Sareeeが追走ドロップキック。さらにロープへの串刺しドロップキック。Sareeeの靴底が石川の顔面にめり込んだ上、石川の後頭部にはロープが。
ダメージを逃せない一撃でふらつく石川を無理矢理引き起こしたSareeeがフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド。さらにSareeeがセカンドからのダイビング・フットスタンプ。続けてトップからのダイビング・フットスタンプを発射も、石川がかわしてジャーマン・スープレックス・ホールド。もう1発狙っていくが、Sareeeが振り払って裏投げの体勢。石川はカサドーラでの切り返しを狙うが、Sareeeがぶっこ抜いてジャーマン・スープレックス。
石川が雄叫びを上げながら立ち上がるも、Sareeeはこの日一番の強烈なエルボーでふっ飛ばし、コーナートップからのダイビング・フットスタンプ。体固めに入るも、カウント2で自ら引き起こしてから裏投げで脳天から突き刺して3カウントを奪った。
倒れ伏す石川に奈七永が駆け寄る中でSareeeがマイクを取る。
Sareee「石川、お前さあ、何?威勢だけは良いじゃん。威勢だけはな?お前じゃあまだまだ奈七永の代わりなんか務めるわけねーだろ。現実見たか?お前もっと頑張れよ!出直してこい!帰れ!奈七永、奈七永見てたよな、今の試合。これがSareeeの闘いだよ。大丈夫か、体調は」
奈七永「テメーよ、いつまでもよ、上から物言われんの納得いかねーんだよテメーよ!……まあでも、チャンピオンの内はしょうがないよな。しょーがねーよ。だから、だからだから、12月13日、このベルトは私のものになる。そのためにオイ!私は100%のパッションでコイツをぶっ倒しに行くからなァーーッッ!!パッショ~~~ンッ!!!
Sareee「奈七永、パッションパッション叫んでいい雰囲気になってるとこも申し訳ないけど、私1個提案があるんですよ。12月13日、Sareeevs高橋奈七永、私は必殺技の裏投げを封印してやるよ。封印してお前にしっかり勝ってやるよ」
あまりにも上から目線な挑発にブチ切れた奈七永が掴みかかり、あわや乱闘に。
奈七永「どういうことだよテメーッ!ナメんじゃねーよ!お前よ!オイ!」
Sareee「試合できないやつが突っかかってきてんじゃねーよ。帰れ!」
奈七永「こんな馬鹿にされたのは28年のプロレス生活で初めてだよ!……裏投げは喰らわない。お前は裏投げが無いと私には絶対勝てないから。現実見せてやる」
奈七永が去っていくと改めてSareeeが観衆に向き直る。
Sareee「大体さあ、限定出場とか弱気になってる奴と一緒のレベルにすんじゃねーよ、私と。12月13日、マリーゴールド新宿FACE大会、私は裏投げ無しで高橋奈七永から必ず勝つ!皆さん、その瞬間を必ず期待していてください。そして必ず見に来てください。来年のマリーゴールド、1月3日、大田区大会、私ここにしっかり繋げるんで。闘いたい奴、私もいるんで。皆さん必ずマリーゴールドから目を離さないでください。今日はありがとうございました!
<試合後コメント>
Sareee
「まず、高橋奈七永。欠場によってタイトル戦がスライドとなり、石川奈青とのシングルマッチ。でもね、試合見れば皆さんどんなもんだったのか分かってもらえると思いますけど、まあ、威勢はいいですよね?でもまだまだそれだけ。これからの石川奈青に期待したいと私は思いますよ。今日こうやってメイン張ったんだから。奈七永の代わりって言って。これってホントにすごい石川奈青にとってプラスの経験になったと思うんで。このまま今までと同じじゃ済まないぞって、本人自身が一番分かってるんじゃないですかね?そして高橋奈七永。マイクで言い合いましたけど、ああやって突っかかってきてさ、いつもアイツは暴力的なんですよ、大体。髪の毛掴んできて、試合できない奴があんな突っかかってきてんじゃねーよって思いますよ。だったら試合やれよって思いましたね。しっかり私は12月13日、この真紅のベルトをしっかりと高橋奈七永から防衛して、次につなげたいと思います。私はもう次を見てるんで。1月3日、ビッグマッチ、楽しみにしててください。ありがとうございました」
石川奈青
「ありがとうございました。こんな2度とないチャンスを与えてくださって、でも自分の力じゃなんにも出来ないって思い知らされて、本当に、悔しい、申し訳ない気持ちでいっぱいなんですけど……でも!全然ダメだって思われても、今日試合をして、本当に本当にすごい楽しくて。今までずっと勝てなくて、勝てないからとかじゃなくても『プロレス自分は向いてないのかな』とかマイナスなことばかり考えることもあったんですけど、でも今日試合をして、こんなにボコボコにされてなんにも出来なかったけど、すごいすごい楽しくて!『生きてるな』って。『プロレス楽しいな』って感じられて!すごい楽しかったです。もっともっと強くなって、絶対に自分もベルトを巻いて、またこの後楽園ホールのメインに立ちたいなって強く思いました。ありがとうございました」
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