10・26両国国技館大会対戦カード発表記者会見

2025年10月9日、都内で、10月26日に行われる両国国技館大会のカード発表記者会見が行われた。

まず冒頭で、新入団選手、越野SYOKOが紹介された。

ロッシー小川
「本日付けでですね、マリーゴールド新入団ということになりまして。彼女はいろんな経歴を持ってまして、芸能的な仕事もしてましたし、いろんな縁がありまして、今回マリーゴールド入団ということになりましたので、これから皆さん応援していただければ、あり難いと思います」

越野SYOKO
「みなさんはじめまして。越野SYOKOです。よろしくお願いします。私は、私の夢はスターになることです。もともと歌手として日本中いろんなところで歌ってきまして。でもコロナがあったり、何かがあったり、うまくいかない、そんな人生でした。しかし、プロレスに出会って私はこれだ!って思いました。プロレスの魅力、プロレスのキラキラした部分、それを、そこで私が感動した部分をたくさんの方にお伝えして、歌手として私にしかできないプロレスをやっていこうと思います。私の未来が、私の夢が、ここマリーゴールドから始まります。皆さん、ぜひ応援してください。よろしくお願いします」

—歌手から、この世界に飛び込んできたということで、意気込みっていうのは相当ですし、思い切りましたよね。

越野SYOKO
「はい。思い切って。今まで読んで字のごとく命をかけて歌ってると思ってたけど、別に命はかかってませんでして。今こそ、このプロレスで戦ってる今こそ命をかけて自分が夢を叶える時だなと確信しております」

—ご覧の皆さんに改めて熱いメッセージお願いいたします。

越野SYOKO
「必ず越野SYOKOここにありという選手になりますので、ぜひ私のこと越野SYOKO見ていてください。よろしくお願いします」

続いて、10月13日、後楽園ホールで行われるスーパーフライ級選手権試合の会見が行われた。

2025年10月13日、後楽園ホール
スーパーフライ級選手権
岩谷麻優(王者)vs山岡聖怜(挑戦者)

調印式の後のコメント

山岡聖怜
「背番号18番、山岡聖怜です。麻優さん。私はDREAM✴︎STARであなたに1回勝利してます。今回もあなたから勝って、ずっとずっと気になっていたそのベルトを戴冠したいと思います。私は誰に何を言われようが、どんな相手でようが絶対に諦めませんし、自分が掴みたいと思ったものを掴みにいきます。以上です。」

岩谷麻優
「配信をご覧の皆さん、こんばんわ。プロレス界のアイコン、岩谷麻優です。第3代スーパーフライの王者になったんですけども、これで何回目の防衛だ。3回目?3回目ですね。山岡聖怜。うん、DREAM✴︎STARで負けちゃったのは事実。うん、なんだろうね、一瞬の隙をつかれるっていうよりは、結構がっちりやられちゃったなっていうイメージがあるので、まあチャレンジャーとしてはふさわしい相手かなと思ってます。けど、そんなね、岩谷麻優に2連勝できるわけない。絶対に。ちゃんと自分の壁も、このベルトへの道のりも高い、遠いっていうところを見せつけてやりたいと思います。まあ、あなたはね、このベルトを取って、両国に持ってって入場したいとか言ってましたけど。自分もこのベルトを防衛して、このベルトとともに入場して、両国大会で入場して、ちゃんと無事に両国大会を勝ちにいきたいと思ってるので、ここで負けるわけにはいかないです。後楽園大会、必ず自分が防衛します」

◆第1試合 二世SHOWDOWN
田中きずなwith府川唯未vs心希with大向美智子

田中きずな
「マリーゴールド、背番号6番、田中きずなです。今回は心希との二世対決ということになりました。私の母と心希の母同士はかつてのタッグパートナーで、心希は私にとってもものすごく大切で特別な存在です。なので、心希が私とシングルマッチで闘いたいって言ってくれた時はものすごく嬉しかったし、心希の気持ちに全力で応えたいなって思ったんですけど、その反面、良くも悪くも二世ということにスポットが当たってしまう、この試合に、ほんの少しだけ恐怖心も抱いています。私はデビューしてからずっとずっと二世としてではなく、1人のプロレスラーとして見てもらえるようにと言ってきたんですけど、今回この試合を組んでいただいて、いろいろ考えた時に、本当は両親の名前を背負う自信と覚悟がなくて、二世という事実から目を背けて来たのではないかなって思ったりもしました。私の母は頭の大怪我で不本意な形で引退をして、そんな母にプロレスラーになりたいっていう夢を打ち明けた時に、母はいろんな話を私にしてくれたんですけど、その中でも、もっともっとほんとはプロレスがしたかったって母が言っていた言葉がずっと私の心の中に残っていて。その時に私はママがやり残したことは全部私がやると約束したんですけど。怪我での長期欠場だったり、なかなか今、結果を残すこともできていない私を見て、母はどう思ってるのかなとかも思ったりしてるんですけど。うん、ちょっとこの思いをうまく言葉にまとめることができてなくて、ほんとに申し訳ないんですけど、両国という大きな舞台で心希との2世対決組んでいただいたからには、しっかりと親の名前を背負って、そして私のプロレスラーという夢を認めてよかったって母に思ってもらえるような試合をしたいと思います」

◆第2試合 ガントレッド・タッグマッチ
出場チーム=石川奈青&ハミングバード、勇気みなみ&橘渚、南小桃&山﨑裕花、ちゃんよた&山中絵里奈、野崎渚&瀬戸レア、越野SHOKO&当日発表

野崎渚
「はい。ガントレットマッチって聞いたことはあるけど、私やったことなくて。これ順番が大事だったりするのかな、なんて思いつつ。このメンバー、余裕でしょ。ね、レアね。レアもさ、ダークネス・レボリューションに入ってどんどんいい味出てるし、何よりこの日、松井CHIAKIがツインスター挑戦するからなんで。その勝利に弾みをつけるために、我々仲間としてこのガントレットマッチ制しましょう」

瀬戸レア
「野崎さん、聞いてください。自分、この対戦カードを見てちょっと思ったことがあって。自分、この中の過半数以上から自力勝利してるんですよ。なんで隣のちょっと越野SHOKOはちょっとわかんないんですけども、過半数以上の方に入っていただいて。このガントレットマッチ勝ちしか見えないっていうか、私に任せてくださいっていう感じです」

野崎渚
「いいね。頑張ろう」

越野SHOKO
「はい。好きかって言われてますが、越野SHOKO1戦目。これは簡単に負けるわけにはいきません。私の今持ってる魂の全てをこの試合にぶつけて、まず1戦、勝ちにいきたいと思っております。絶対勝ちます。よろしくお願いします」

山崎裕花
「はい。自分のパートナーの小桃さんは今日いらっしゃらないんですけど。きっと配信を見てるはずです。寮長、見てますか。寮長。はい。自分と小桃さんは一緒に住んでるんですよ。なので、この中のどのタッグチームよりも1番一緒にいる時間が長いです。なので、絶対このガントレットマッチ勝ち抜けます。てことで、寮長、今日から寮で特訓しますよ。頑張りましょう。寮長!」

勇気みなみ
「やる気、元気、勇気です。みなみゆうきです。勇気みなみです。はい。ガントレットマッチっていうことなんですけども、まずこの両国大会、両国国技館というところで試合ができるということを、私たちは何よりも、すごく嬉しい、楽しいっていう気持ちを噛みしめて、試合に挑もうと思っております。私たちは1年前の両国大会は2人でセコンドをした記憶があるので、1年後に、ここで選手として試合ができることをまず噛みしめることが勝ちにつながると思っています。誰よりも楽しんで試合に出ましょう」

橘渚
「背番号73番、橘渚です。全部今言われてしまったんですけど、言われてしまったんですけど。初めての両国国技館、めちゃくちゃ全力で楽しんで一緒に勝ちにいきましょう。頑張ります!」

ちゃんよた
「こんにちマッスル。PPP東京所属ちゃんよたです。ガントレットマッチって勝ち抜き戦ってことは、つまり生き残りをかけた闘いですよね。私自身、この試合は業界内での生き残りをかけた闘いだと思ってて。私もエリナ様もマリーゴールドというこの花園で生き抜いていかないといけないんですよ。だからこそ、あなたたちみたいな可憐な花を食い尽くしてやりますよ。両国まであとちょっと時間があるんで、ワークライフバランスを無視して筋トレと練習に励みたいと思います。以上です」

石川奈青
「はい。ガントレットマッチということで、第2試合からすごいたくさんの選手が出場しますが。私は闘って闘って闘って闘って、馬車馬のように闘ってまいります。マリーゴールド、is badk」

ハミングバード
「私たちが1番のタッグワークを見せて、最後にリングに残ってます」

◆第3試合 
メガトンvs大物M

メガトン
「背番号69番メガトン、ガオー! 両国国技館にメガトンがやってくるー。相手はM。メバトンはXXXLサイズです。相手はメガトンよりも小物だろう。だから、当日は秒殺でぺっちゃんこにしてやる。おい、M!見てるか。当日どっからでも出てこいや。ガオー! はい、以上です」

◆第4試合 
後藤智香vs大物S

後藤智香
「どうも、大物レスラーGのゴチカこと後藤智香です。せーの、あっちか、こっちか、ゴチカ!で、大物Sって誰だよ。コメント見てましたけど、いろんなこと書かれてました。誰?この両国国技館大会。私は皇希と再びtWintoWerのタッグを組んで、ツインスターのベルトを目指してやっていこうって決めました。でもまあ、怪我なので仕方ない。この間また私は大きく大きくパワーアップして、もうゴチカと皇希がこう並んでね、ゴチカがすごい大きいなってやっぱ見せるように頑張りたいと思います。で、シングルマッチ。ありがとうございます。でも相手がわかんないんで、ちょっと何もどう対策したらいいかわかんないんですけど。自分の中で、さ、し、し、す、せ、そ、そうじゃなくて。だから誰であろうが、この両国国技館大会でゴチカvs大物レスラーS。両国国技館大会のこの日はごちか誕生日なんですよ。10月26日、私の誕生日。なので、勝ち名乗りを自分にプレゼントしたいと思います。S? なんかメガトンと言ってることかぶっちゃうけど、こっちはXLサイズなんだよ。面白くないこと言っちゃったけど、だから、ぶちかましてやります。誰でもかかってこい!」

◆第5試合 ツインスター選手権試合
(王者組)川畑梨瑚&Maria vs松井珠紗&CHIAKI(挑戦者組)

調印式が始まると川畑がクレームを入れ中断。

川畑梨瑚
「調印書、書く前にさ、別にうちら来たけど、来てあげたけど、タイトルマッチやるとは一言も言ってないからさ。なんかさ、こう書く前にアピールしてよ。それで書くかどうか、やるかどうかも決めるから」

CHIAKI
「マゼンタ、会いたかったぜ。えー、なんだかんだ言ってますけど、ここに来たってことは俺らとやりたいってことだよなあ。お、Maria、Maria、俺はな、2025年9月24日、リーグ最終戦のお前とかわした唇の感触、今でも忘れてねえぞ。今でも夢に見んだよ。だからよ、両国国技館で、さらに忘れられない俺たちとの愛を育んでいかねえか」

Maria
「無理無理無理無理、ないないないない」

CHIAKI
「照れんなって」

松井珠紗
「まあ、まずその調印書に、もしサインしてくれたら、私と川畑梨瑚は2093日ぶりの対戦になります。私と梨瑚はさ、2018年11月15日、同じ日、同じ場所、同じ団体でデビューをしたんだけど。正直、私はその日のデビュー戦、数人まとめてで、梨瑚は1人だけシングルマッチでデビューで、すっごい悔しかったの今でも鮮明に覚えています。でも、その後、梨瑚とは組んだり闘ったり組んだり闘ったり、いろいろ繰り返して、最高のライバルだなと思ってた。けどね、なんかね、いろいろ、いろいろなことがあって、ちょっとそっから2000日以上経っちゃって。でもさ、こうしてマリーゴールドで再会できるって、最高に面白いなって思ってて。私たちはさ、対抗戦とかそんな興味なかったからさ、だったけど、私は、てか、私たちは、いつかマゼンタと必ずやりたいなってほんとに思ってたよ。すごい楽しみにしてる。まあ、マリーゴールドつまんないんだっけ。って言ってたよね。でも、ダークネス・レボリューションはまだじゃん。ダークネス・レボリューションは超面白いよ。だから両国国技館で最高に楽しく遊びましょう」

Maria
「まずさ、え。そもそもね、ロッシー、聞いて聞いて。うちさ、(CHIAKIに)お前覗いてくんな。リーグ戦の時もさ、2回マーベラスのやつを欠場してマリーゴールドに出てんの。今回もさ、え。両国とさ、うちのさ、篠島被ってんだよね。毎回毎回思うんだけどさ、スケジュールどうなってんの。まずね、まずこれが1つ文句だわ。だし、興味あったんだ? え。うちらに興味あったんだね。知らなかったわ。お前はのぞいてくんな、気持ち悪い。なんなんだよ。ハッシュタグになんかさ、キスマークついてたしよ。このクソチャラ男め。リーグ戦であんなにぶっ潰したのに、こんだけラブコールしてくれるっていうところだけは認めてやらなくもないかな。そこだけな。あとはキモイ。ほんと、まあまあまあまあまあまあまあ。うちらがこのベルトさ、ピカピカにしてるからさ。両国でもしっかりと私たちのマゼンタの素晴らしい素晴らしい連携とか見せてやろうと思ってます」

川畑梨瑚
「CHIAKI! タグ付の仕方、覚えたか?」

CHIAKI
「おかげさまで」

川畑梨瑚
「うん、ならよかった。そもそもね、この、なんだっけ。さっきゴチカが言ってたの聞こえてたけど。タイトルマッチ挑戦ってさ、チャンピオンの許可とか。そ、なんだろう。チャンピオンに伝えるもんなんじゃないのかなって、すごく不思議な部分はあって。で、別にうちらもさ、このベルトを飾りで持ってるわけじゃないからさ。なんかね、本来だったら、そんなにマゼンタとやりたいって楽しみにしててくれたなら、直接言いに来てほしかったなっていうのが正直なところではあるんだけど。対抗戦もさ、絡んでなかったしさ、別に。じゃあ、こう、マゼンタになってはさ、初めてじゃん、闘うの。だけどさ、マゼンタ大好きって言ってたじゃんか。どんなところが大好きなのかさ、ちょっと聞かせてみてよ」

CHIAKI
「Mariaに決まってんだろ」

Maria
「変なこと聞くなよ」

川畑梨瑚
「あとは?」

松井珠紗
「眉毛、めっちゃ似合ってるよな」

川畑梨瑚
「うん。あとは?」

CHIAKI
「いい女だな」

川畑梨瑚
「うんうんうん。あとは?」

松井珠紗
「2人とも。いつもお揃いでね。可愛いよね」

川畑梨瑚
「うん、確かにね。あとは?」

CHIAKI
「いや、なんだかんだ言ってこう、お揃いでキラキラで。今日来てくれたのが超かわいい」

川畑梨瑚
「うんうんうんうん。お前らとは気合が違うからね。こっちはさ、何。ベルトの色で合わせてきてるからさ。

松井珠紗
「似合ってる」

川畑梨瑚
「あとは?」

松井珠紗
「マゼンタって超強いよね」

川畑梨瑚
「まあ、チャンピオンだしね。あとは?」

CHIAKI
「マゼンタって名前が超イカしてる」

川畑梨瑚
「でしょ。ありがとう。あとは?もうないの?」

松井珠紗
「ありすぎてさ、困っちゃうね」

川畑梨瑚
「うんうんうん。うまくまとめたんじゃないですか。はいはい。さっきも言った通り、うちらこのベルト別に飾りで持ってるわけじゃないから。このダークネス・レボリューション?だっけ。とマゼンタ初遭遇ということで、どっちの方が試合を面白くできるか、どっちの方がタッグ力があるのかっていうのを見せつける機会、いい機会だと思うんで、挑戦受けてあげましょうかね」

ここで調印書にサイン。

◆第6試合 ザッツ・レスリング 15分1本勝負
山岡聖怜vs橋本千紘

橋本千紘のビデオメッセージ
「センダイガールズ・プロレスリングの橋本千紘です。先日は、わざわざセン女の会場に足を運んでもらって、ありがとうございました。レスリングの後輩と闘えること、非常に嬉しく思います。ただ、先輩とか後輩とか関係なしに、レスリングを通してリング上で、やりあえると思っているので。次は油断しないように。10月26日、両国国技館大会、楽しみにしてます。ギュン!」
山岡聖怜「はい、改めまして、背番号18番、山岡聖怜です。橋本千紘選手はレスリングの先輩でもあり、デビュー前からいつかは闘いたいなと思っていた選手です。だから、この両国技館にて闘えることをとても嬉しく思います。闘うからにはこそマリーゴールドを背負って闘いますし、この間のように軽々しくは投げられません。私は、どんな相手でも最初から負けることは考えないし、全身全霊で勝ちにいきます。そして、この大きなチャンスを自分のものにしたいと思います。橋本さん、試合よろしくお願いします。以上です」

◆第7試合 ユナイテッド・ナショナル選手権試合
(王者)桜井麻衣vsビクトリア弓月(挑戦者)

調印式の後、両者のコメント。

ビクトリア弓月
「はい。マリーゴールド、背番号1番、ビクトリア弓月です。桜井さん、この前のカクトウログさんの記事、しっかり読ませていただきました。桜井さんが自分にデビューした。自分がまだデビューしたての時に2日連続でシングルを2回やったのと、マリーゴールドに来てからも桜井さんと長時間、話す機会があったり。桜井さんも自分に思い入れがあると言ってくださったように、自分も桜井さんに、そういったところで、自分をすごく成長させてくれた先輩。先輩として、すごく自分も思い入れがあります。そんな桜井さんと、このユナイテッドのベルトをかけて闘うところまで来たっていうことに、すごく自分は、なんだろう、嬉しく思ってるというか。ダメダメだった、デビューしたてのダメダメだった自分が、今、桜井さんとベルトをかけて闘うところまで来たっていうことに、すごく自分は嬉しく思っています。このユナイテッドのベルトの印象として、自分はなんだろう、すごく桜井さんに、桜井さんにもだし、このベルトにも情念を感じるというか。うん、でもそれは桜井さんが6度も防衛してきて積み上げられたものがベルトにも込められてて。だからそう見えるのかなと私は思っています。そんな情念、桜井さん色に染まり上げられたベルト。私は私なりのやり方で、桜井さんからしっかりとって、桜井さんを上回る勢いで、私が新しいユナイテッドのベルトのストーリーを作り上げていきたいと思ってます。そして、私のスーパーフライの時が第1章だとしたら、今回は第2章。それを皆さんにお見せしたいと思ってます。以上です」

桜井麻衣
「はい。第2代ユナイテッド・ナショナル・チャンピオン、嵐を呼ぶ超貴夫人、桜井麻衣です。はい。ビクトリア弓月の想い、すごく。うん。なんかそうやって思ってくれてたの今初めて聞いたんで、嬉しいっていう気持ちはあるんですけれども、ちょっと私の気持ちを先に話させてください。前回の両国で私はベルト戦線にすら絡めなくて。そんな私が今回王者としてこの両国に立てること。それは私がこれまでマリーゴールドを背負っていくっていう覚悟を決めて1試合1試合闘ってきたこと。その積み重ねだと思っています。これまで6度防衛してきましたが、うん、今までで1番大きな舞台での防衛戦。私は防衛することだけではなくて、その先を見据えています。赤いベルト戦が、林下詩美が防衛するのか、青野未来が勝ち取るのかわからないですけども、どちらが勝ったとしても、私はあの2人それぞれにリベンジしたいっていう強い理由があります。だから、このユナイテッド・ナショナルを両国で防衛したら、私は赤白かけて戦いたいと思っています。なので、今の弓月がどんだけ勢いがあろうと、どんだけ天才だろうと、私ももうあの時シングルで戦った私じゃない。私がこれまでにどんな思いをして、このユナイテッド・ナショナルにたどり着けたのか。その思いを、あんたが味わったことのない痛み、情念、苦しさ、全てを味わわせてあげるよ。あんたと私、どっちの思いが強いのか。バチバチとした女のドロドロとした闘いで決着つけましょう」

フォトセッション時に桜井が握手を求めると、弓月が拒否、殴り合いとなり、そのまま両者が退場した。

◆第8試合 マリーゴールド・ワールド選手権試合
(王者)林下詩美vs青野未来(挑戦者)

調印式の後、両者がコメント。

青野未来
「マリーゴールド、背番号39番、青野未来です。この真紅のベルト、ワールド王座への挑戦は、私にとってここまでマリーゴールドで積み上げてきたもの、その集大成となるような試合にしたいなと思っています。ここまでこの1年5か月、全ての闘い、休みなく上がってきました。そして、マリーゴールドへの思いもどんどん、どんどん強くなり、初代ユナイテッド・ナショナル王者になり、高橋奈七永選手の引退試合の相手も務め、そして今年DREAM✴︎STAR GPで優勝。ここまで積み重ねてきたものを、そして私の次の夢が、このワールド王座です。ここまでやってきたことを証明するのに、私はこの結果を出すことことが本当に大切だと思っています。そして林下詩美、尊敬する部分がたくさんあって、ほんとに強いし、かっこよくて、カリスマ性もあって、知名度もあって、私が欲しいものたくさん持ってるんですよね。ま、嫉妬する部分もありますけど、でも、そんな選手が持っているベルトに挑戦できるって最高だなって思うし、これまでの4度の防衛戦、すごい闘いたくさんしてきて、このベルトがさらに輝いたことも間違いないです。ありがとう。そのベルトを私が奪って、そして新しい私がこのマリーゴールドの夢を見せられると思うんで、そんな私が夢を見せたいと思います。詩美、王者としてお疲れ様でした。私が今までの青野未来で林下詩美に勝つか、新しい青野未来で勝つか、それは林下詩美次第だと思っています。

林下詩美
「マリーゴールドワールドチャンピオンの林下詩美です。私も青野未来の好きなところ、素敵なところ、たくさん知っています。心の奥まで見透かすようなまっすぐな目だったり、力強い言葉だったり、全てが羨ましくて、本当に妬ましいなと思います。私のないものをいっぱい持ってる人に褒められても、私は素直に喜べないですね。青野未来の新しい青野未来、今まで見せたことのないような青野未来を自分で出せないようだったら、私が全て引き出して、その上でこのベルト守り抜きたいと思います。まだまだ林下詩美の夢、終わらせないので。両国大会、このワールド戦は順番的には最後の試合とはなりませんでしたが、ワールドの価値は、まだまだ自分が高めていきたいと思っています。まだまだこのベルトとともに私は歩んでいきたいと思っています。両国大会、新しい青野未来、今までの青野未来、全てを引き出して、その上でリングに沈めたいと思います」

◆第9試合 The Dream Destiny
岩谷麻優vsイヨ・スカイ

岩谷麻優「みなさん、こんばんわ。プロレス界のアイコン、岩谷麻優です。まずIYOさんと闘うのは7年半ぶりになるんですけど。事前にこのカードが決まったっていうことを知らされてなくて。Xで発表されてるのを見て、そこで自分も知ったんですけど。うん、IYOさんが去年の両国大会に出てて、自分もいつかまたIYOさんと試合できる日が来たらいいなとか思ってたら、うん、入団して、その年に闘うことができるってことになって、嬉しさもあるんですけど、なんかプレッシャーというか、大丈夫かなっていう。なんか緊張もあるし、しかもメインイベント。なんか相手もいないし、会見なのに、なんかもうすでに緊張しちゃってて、ちょっと何を言っていいかわからないっていう感情に陥っているんですけど、闘うのは7年半ぶり。でも、その7年半でIYOさんも変わったし、自分も変わったし、そういうところをちゃんと自分も負けてないんだよっていうところを見せていきたいし、ちゃんと勝ちにいきます。スーパースターから3カウントを取ります。今まで高い壁をなんて言うんだろう。岩谷麻優の壁を超えるとか言ってくれる選手はすごく多かったんですけども。自分が超えたいのはIYOさんただ1人。必ずお姉ちゃん的存在のIYOさんを倒します。応援よろしくお願いします」

—岩谷選手、気持ちが随分高まっているのが伝わりましたけれども、どうですか。当日の会場の雰囲気であったり、IYO選手が目前に来た時の雰囲気だったりってもう想像できてたりするんですか。

岩谷麻優「いや、想像できないですね。やっぱりこうなんて言うんだろう。自分としてはほんとにプライベートでもリング上でも1番可愛がってもらってた存在で。ほんとにお姉ちゃんなんですよ。なんでも話せたし、なんでも相談したり、怒ってくれたりとか。リング上もサンダーロックで結成してて、IYOさんに裏切られて、そっからこうなんて言うんだ。
お前がしっかりしなさいっていう。自分が成長できるきっかけを作ってくれたのもIYOさんだし、なんかもう大好きなんですよ。ほんとにIYOさんのことが大好きすぎるから、会った瞬間にこう、なんかIYOさん、会えて嬉しいです。ってなるんじゃないかなって思ってるんですけど、やっぱりこう、敵になるから、やっぱそういう感情はやっぱ心にしまって、ちょっとメラメラでいかなきゃいけないんだろうなっていう。なんて言うんだろう、こういう、こういう関係があまりにもなさすぎて、なんて言うんだろう、ほんと特別な存在だから、どういう感情になるかっていうのは、ほんとにもう当日を迎えないとわからないと思ってるんですけど。うん、昔のね、サンダーロックとかを知ってくれてるファンの方だったりとかは、すごいエモさとかを感じてもらえると思うんですけど、やっぱ7年半空くとその当時のことを知らない方もすごく多いと思うので。なんて言うんだろう。完全にこう、エモさっていう闘いだけではなく、きちんとお互いが今まで歩んできた道を。うん、この1試合で全てを見せる。この1試合に全てをかけるっていう気持ちでやっていきます」

—IYO選手にもし今かける言葉が、問いかける言葉があるとしたら。なくても構いません。あるとしたらなんでしょう。

岩谷麻優「それが。それは試合が終わった後に言います。今は言うことないです。楽しみにしてます。楽しみにしててください」

—わかりました。最後に、ファンの皆さんにぜひ熱いメッセージを改めてお願いします。

岩谷麻優「両国大会、マリーゴールドにとって1番大切な大会になると思います。その中で、このカード、メインイベントに。うん。なんだろう。ちょっと待って。言葉が全然出てこないんですけど。もうなんの前知識も何の、なんて言うんだろう。予備知識みたいな。復習とかしなくて大丈夫です。当日会場に来ていただければ、その見たまんまの感想でいきましょう。ちょっとごめんなさい。なんて言ったらいいかわかんない。もうちょっと変なふりやめてください。もうこれ以上喋らさせないでください。ありがとうございました」